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■世間に『暴君』と呼ばれて弱音を吐く君主と寄り添う者■
君主「世間では私を『暴君』と呼ぶ者もいると噂に聞く。」
宵闇に染まる遠くの街並みを眺め…
君主「…私のしたことは、本当に…間違っていなかったのだろうか?」
そっと隣に並び、自分もその街並みの景色を眺めながら…
私「今、その行動が正解か不正解かなんて、誰にも分かりません。
それはこの先の未来が証明してくれます。
なので、今は自分が正しいと思うことをするのが、
あなたにとっての『正しい』だと思いますよ?…私は、ね。」
君主「なれば…もし、その未来が私を暴君と呼んだなら?」
こちらを向き、どこか茶化すような顔で問う。
私「暴君?
いいじゃないですか、言いたい人には言わせておけば。
そう言われたからといって、あなたのやることが変わるんですか?
変わらないでしょ。
その先の未来で証明して見せつけてやればいい。
お前たちが暴君と呼んだ者が、『何を成し得た』のかを。」
くすりとどこか不敵に笑って言ってみせる。
君主「……ならば、最後まで見届けろ。」
まるでこちらに応えるかのように、
まっすぐに見つめ、少しだけ不敵な笑みを口元に浮かべる。
私「はい、もちろん。」
私もまっすぐに見つめて、自信満々に微笑み返した。




