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■推理ギャグ:ポンコツ探偵■
現場に到着すると、
部屋はまるで物取りにあったかのように荒らされていた。
床に散乱する衣服。
開け放たれたクローゼットやタンス。
物で溢れかえった乱雑な机の上。
探偵「変ですね…」
真面目な顔でその床をまじまじと見つめ、
顎を擦りながらぽつりと呟く。
慌ただしく警察官たちが現場を行き交い、
鑑識が作業を始める中、
知り合いの刑事がそっと横に近寄ってきた。
刑事「…で、何か分かったのか?探偵さんよ」
渋い声でそう尋ねてきた刑事に、
ゆっくりと顔を向ける探偵。
探偵「…いえ、さっぱり(キリッ)」
これでもかってくらいに
鮮やかな「キリッ」っとした顔を刑事に向けた。
一同「わからんのかーーーい!!!」
現場には一同総出の盛大なツッコミの声だけが
虚しく響いたのだった…。




