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幸せの閾値を決めておきなさい

作者: 高冨さご

そこら辺の人間と一緒にしてもらっては困る

自分がなんのためにここにいるのか

過去を恨むのはもう十分だ

自分が愛されていない人間であったことをどうして悲観できようか

実に素晴らしい事じゃないか

僕がここにいることを他人は何とも思わないが

僕がここにいることを僕が赦してあげようじゃないか

苦しくて泣いているのならぜひとも笑いなさい

その経験はあなたを強くするから

そんな慰めなど必要ないと溺れているあなたは言うでしょう

溺れているあなたには言わないよ

沖についた時に思い出せばいい

お前は溺れたことがあるのかと

僕にはあるぞ

そして今も生きている

その経験なくして生きている人間と溺れ方を知っている僕は

一体どちらの方が有意義な人生であろうか

最高点の幸せの閾値を決めておくといい

何もない日々を幸せと呼ぶのならそれもいいだろう

だがもしも 少しでも自分の求めるものが人と違うところにあるのだとしたならば

人と違う事を諦めなさい

あなたが望む答えはその先にしかないのだから


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