また、夜が来たね。
一度閉じちゃったけど、やっぱ表に出します。
また、夜が来たね。
今回は、月明かりもない夜。
寒くて真っ暗な夜だね。
電気の点かない部屋の隅で膝を抱えて丸まって。
孤独に震える。
部屋にはテレビがポツンとある。
テレビを点ければ、誰かの声がするのに。
私は、テレビを点けようとしない。
ちょっと前に寂しくてつい、いちどテレビを点けた。
テレビを点けたら、部屋が一瞬明るくなった。
たくさんの声がして、寒い部屋が少しだけ暖かくなった。
けど、私はすぐテレビを消した。
明るい光が音が、なんだか煩わしく感じてしまった。
今の私には、光も暖かさも必要ない。
暗くて寒いなかで、ひとりでいい。
そう、思ってしまった。
夜の隅でポツン。
それでいいの?
ねえ?
私は、本当にそれでいいの?
ねぇ。