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詩歌集2

また、夜が来たね。

作者: 徳田タクト

一度閉じちゃったけど、やっぱ表に出します。



 また、夜が来たね。


 今回は、月明かりもない夜。


 寒くて真っ暗な夜だね。


 電気の点かない部屋の隅で膝を抱えて丸まって。


 孤独に震える。


 部屋にはテレビがポツンとある。


 テレビを点ければ、誰かの声がするのに。


 私は、テレビを点けようとしない。


 ちょっと前に寂しくてつい、いちどテレビを点けた。


 テレビを点けたら、部屋が一瞬明るくなった。


 たくさんの声がして、寒い部屋が少しだけ暖かくなった。


 けど、私はすぐテレビを消した。


 明るい光が音が、なんだか煩わしく感じてしまった。


 今の私には、光も暖かさも必要ない。


 暗くて寒いなかで、ひとりでいい。


 そう、思ってしまった。


 夜の隅でポツン。


 それでいいの?


 ねえ?


 私は、本当にそれでいいの?


















 ねぇ。

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