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31話目:経過報告と出版
タオは俺を襲う以外にも結羽の証を不法所持していた件やらで無期懲役だ。
それから郵便やのハウさんを疑ってすまなかった。
本当に、同じような頭巾マフラーは偶然だったらしい。
あれから養生に入って、残留している感覚の渋みが少し甘みをおびてきた。
そんな頃、多忙だったチョウが会いに来てくれて、出版の話になった。
最初聞いた時は、驚きと言うより、きょとんとしていた。
誰の?と普通に聞き返した。
君のアリアスの雑記帳メヴァンディーニ、だよ、とチョウ。
まさかチョウが結羽になったのかい?
僕が出版のきっかけだけど、貢献ポイントが貯まっただけだった、とチョウ。
なぜ、と俺が聞く。
先輩にお前はまだ出世の時期じゃない、って言われた、とチョウは悲しげ。
「チョウがきっかけをくれたのには変わりない」
じゃあ、出版してもいいの?とチョウ。
チョウがそれで嬉しいなら、それでいいよ。
そういうわけで、しばらく精神的に雑記すら無理そうな俺に出版の話。
そんなにページ数があるわけでもないのに・・・
でも・・・
俺の経験とかが誰かの役にたつなら、それでいいかもしれない。
これは書き手としての台詞だが、
楽しんでいただけたらさいわいだ。
この雑記をここで終わる。
書記 アリアス・サカユ
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