24話目:可愛い姪 ビセラ
結羽のタオさんの助言を受けて、絵葉書から空想を書いてみる試み。
もしくはその情景の文字化の試み、ってことになる。
可愛い姪ビセラが喜びそうなものを、と思ってみるが、彼女はまだ二歳。
何を好むのかについて、まだ文字の読み書きもおぼつかない。
ただ頭のいい子だし、特に考えなしの言葉をかけてはならない雰囲気はもうある。
灰色髪の愛らしい姪は、エリアドルにクマにヌイグルミを残していった。
魔法をかけて。
その意思を持つヌイグルミは、喋るし、動く。
食事はしなくていいらしいが、不死ではないらしい。
黄色いクマのヌイグルミで、マロ眉、首に碧いリボンを蝶結びしてある。
名前は「マサユメ」と言うらしい。
郵便屋のハウさんから渡された絵葉書の情景で空想。
それを文字化。
題名の欄に、黒星「★」を冒頭に入れる時はメヴァンディーニ。
まったく、いくつも書ける気がしない。
ただ、自分からどんな言葉が出てくるんだろう、と少し良い緊張をしている。
これは自分のためにもなることだ、と、なぜか思える。
グラノノエールは絵葉書で見るに、幻想的なものでいっぱいだ。
特にロクウィルと言うメカニッカ―の家で撮影された海中写真には驚いた。
実際に見てみたい。
海を。
文献の中にあった海というもの。
そして写真で見た、美しい情景。
まずはそこらへんからメヴァンディーニにとりかかるかもしれない。




