第98章
宗谷とゾンビマスターの闘いの最中、ウメ婆さんの眼の前にVRミッションが表示し始めるのだった〜〜〜
Mission〜〜
君たちの攻防とくと見せてもらったぞよ!さて、そろそろバトルも飽きてきたから、新たなるクエストに移行してもらおうか。
君たちの望む8つ目の魔石の在り処についてヒントを授けようと思うのじゃが、この場所から西へ80マイルほど行った所に大きな鍾乳洞があり、その中を通過すると大きな滝が流れている場所に抜ける。
その滝の裏側にかつての防空壕が存在するからその中を確認するといい。では君たちの幸運を祈る!〜〜〜
ーー☆ーー
ウメ婆さん: さてさて、宗谷、キャン、ドラゴンちゃんヒロトや。
我らが冒険は鍾乳洞に到着するぞ。この新たなるクエストがどんな試練をもたらすのか、中々楽しみじゃな。
宗谷: はいお祖母様。期待が膨らむばかりですね~。僕は8つ目の魔石のその在り処がこの洞窟に隠されていると信じています。
キャン: ドラゴンちゃんヒロト、今度は貴方の出番よ、80マイル飛び越えてみせてっキャプリーン!
そして皆で新たなる敵との戦いに備えよう!
やがてドラゴンちゃんは難なく西へのルートを飛び越えると、一行は洞窟に飛び込み、ウメ婆さんを先頭について行くのでしたーーーー
ーーー☆☆ー
ウメ婆さん: ほら、洞窟の中は深くて複雑だが、我らが目指すべき場所は滝の裏側だ。気をつけながら進もう。
一行が先へと進むと、どうしたことでしょう、洞窟内で奇妙な音が聞こえ、そこには新たなるゾンビマスターが姿を現したのでした!
新たなるゾンビマスター: ふふふ、ようこそ。8つ目の魔石はこの洞窟にある。
しかし、手に入れるには私を倒さねばならぬ。
宗谷: 我らが冒険の旅、今こそ新たなる戦いが始まる時ですな!
いよいよバトルが勃発し、一行は新たなるゾンビマスターと激しい戦いを繰り広げるーーーー
ーーー☆☆ー
宗谷とゾンビマスターのバトルが開始しようとしている最中、キャンがピチピチ人魚のコスチュームでお色気ダンスを開始する。
すると負けてはおれんと、またもやピチピチ人魚のウメ婆さんまでも参加して、ゾンビマスターの気持ちを反らしている隙に宗谷が滝の方へと通過して防空壕のなかの探索に当たる作戦が開始された〜〜〜〜
ウメ婆さん: ふふ、キャンのお色気ダンス、なかなかの手練れじゃのう。これでゾンビマスターの気を引きつけ、宗谷よ急いで防空壕を探索せんか。
宗谷: 了解、ウメ婆さん。滝の裏側に行ってみる。キャン、君のダンスは頼んだぞ!
宗谷が滝の裏側へと進む一方で、キャンとウメ婆さんはピチピチ人魚のコスチュームでゾンビマスターの気を引きつける〜〜〜
ゾンビマスター: な、何なの〜、このピチピチなる誘惑は…。くっ、まさかこの堅物の僕が気を取られてしまうとは〜。しっか〜し、僕の魔法には勝てぬぞよ!
ゾンビマスターが二人に見とれている隙に、宗谷は滝の裏側に到着し防空壕を見つける。
宗谷: これが滝の裏側か。そして、防空壕がここにある。中を確認してみよう。
宗谷が防空壕の中に入りこむと、そこで新たなる謎が待っていることとなった。
ゾンビマスターは人魚のコスチュームの二人に、もうメロメロであったが、ふと宗谷が先回りしたことに気づくと、滝の裏側の防空壕へと宗谷を探し始める。
ゾンビマスター: くっ、このピチピチな誘惑…だが、宗谷がいなくなっている!なんという手応えのない戦略だ。
ゾンビマスターはピチピチ人魚のコスチュームの二人を置き去りにして、宗谷の後を追い始める。
ウメ婆さん: ふふ、キャン、お色気ダンスはおしまいじゃ。ゾンビマスターが宗谷の後を追っていくようじゃぞ。 キャン: わかったわ、ウメ婆さん。でも楽しかったな〜。
ゾンビマスターが滝の裏側に到着し、防空壕の入り口を見つける。
ゾンビマスター: ここか…防空壕の中に宗谷がいるはず。ならば、ここで彼と最終決戦を繰り広げよう!
ゾンビマスターが防空壕に進むと、宗谷との激しい戦闘が再び始まる。
ーー☆☆ーー
ところがウメ婆さんとキャンは諦めなかったのでしたーーーー
二人はピチピチ人魚のコスチュームのお色気ダンスを、どうしたというのでしょう、前よりも激しくケツと胸をプリプリ揺らしながら、ゾンビマスターに近づいてゆくと、その想定外に暴食的な攻撃に、やはりまたもやメロメロになってしまうのでした。
この隙を見計らって宗谷はゾンビマスターに今度は直接的な攻撃を開始するのでした。
向こう脛にアリキックとボディにロケットパンチを食らわし、ひるんだ所へ今度はピチピチ人魚のキャンがバシバシと尾びれでビンタを食らわせ、ゾンビマスターが突っ伏した所へウメ婆さんが十字固め、そして極めつけはキャンによる顔面胸圧着窒息テクニックで決着が着いたのでした〜〜〜
落ちかけのゾンビマスターは
「君たちズルいよぅ……」
と素直に負けを認めたので、宗谷は仲間にいれることにしたのでした。
ーー☆☆☆ーー☆☆
ウメ婆さんがゾンビマスターに8つ目の魔石の在り処を聞き出すと、防空壕の奥にある鎧戸をギシギシと開け始める。
するとその部屋辺り一面に、今までゾンビマスターが勝ち取った金銀財宝が所狭しと神々しく眠っているのでしたーーーー
ウメ婆さんがゾンビマスターに8つ目の魔石の在り処を問い詰める。
ウメ婆さん: さて、8つ目の魔石はどこに隠されているのじゃ?
ゾンビマスター: その辺りに隠されているはずだ。
宗谷: これが8つ目の魔石の隠し場所か…。しかし、どれが本物だ?
次なる冒険が始まる中、一同は魔石の本物を見つけるべく宝物の中を探索し始める。
ついに8つ目の魔石と思しき石を見つけると、ドラゴンちゃんヒロトに乗って帰ろうとする一行。
しかし魔石を見たヒロトの様子が何だかおかしくなったかと思うと、ヒロトは何とその魔石を加えて懐に置いて丸まったのでした。
それはまるで親鳥が卵を温めるような仕草だと一行は気づくと、その魔石がパリンと言う音を立て、なんと中からヒナが還ったではありませんか!
ウメ婆さん: おお、これは…魔石の中からヒナが生まれたのか?
ドラゴンちゃんヒロト: そうみたいだを。この魔石には生命の力が込められていたようら。
新しい仲間が増えたことは喜ばしいだろう?
ヒナは愛らしい鳴き声を上げながらヒロトの懐で安心して眠りにつく。
宗谷: これでまた一つ、新たな仲間ができたな。8つ目の魔石、君も我らの仲間になってくれてありがとう。
一行はヒロトと新たに誕生したドラゴンちゃんのヒナと共に帰路につくこととなった。
次なる王家へのルートの攻略と新たな仲間たちとの友情が彼らの旅路を彩ってゆくのであろうーーーーー
///to be continued!!!☆☆☆




