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第97章

ヨーレリッヒ島にドアーフ一行が久々に集ったのも手伝って、今宵は夜更けまでパーティーとなったのだった〜〜〜







仙人フォーのもとへとどういうルートでたどり着いたのかトミマロアイランドのプレレ酋長がやってきた。







「フォーや、ワシが昔このヨーレリッヒ島の先住民から聞き出した話じゃとな、この島には8つの魔石が散らばっているとの言い伝えがある。


 かつてはその8つの魔石を持ち寄って皆で王家に参勤交代していたそうな。」









ーーー☆☆☆ー



 早速ドアーフ一行は皆でヨーレリッヒ島の魔石の在り処を捜索し始めるのだったーーーー






ドアーフたちは興奮しながら、ヨーレリッヒ島の夜を冒険に包まれた。






 仙人フォーは深い興味を抱き、



「8つの魔石か。それならば、我らもその秘密を解き明かすために動くぞ!」







と言った。 プレレ酋長は続けて言った。







「ワシの村の先住民は古くからその力を恐れ、尊重してきた。


 魔石が島に散らばる理由もよく分からんが、君たちドアーフにはその解明ができるのじゃろう。」






 トミマロアイランドを拠点にしたプレレは、老いぼれた過去の記憶を辿りながらも、ヨーレリッヒ島を探索し始めるのだつた。







 蒸し暑い濃密なジャングル、神秘的な洞窟がその中に存在し、そして高い山々を越えながら、彼らは魔石の謎を解く手がかりを見つけようと奮闘した。







途中、ドワーフたちは巧妙な罠や魔法の隠し通路に遭遇し、仙人フォーは古代の知識を駆使してこれらを解読し、仲間たちを危険から救った。







夜は更け、ドアーフたちは島の中央にある神聖な場所に辿り着いた。







 プレレの古い記憶の片隅では、かつてそこには輝く8つの魔石が祭壇に配置されていたーーーー






 その神々しき魔石はそれぞれ異なるエネルギーを放っており、かつての先住民たちはその特性に驚嘆した。







「これが伝説の魔石か。どうやらこれを持ち寄って参勤交代する風習があったようだな。」






 すると、先住民の一行の指導者がつぶやく。

  






「こんなにわかりやすく配置されているのは奇妙極まりない。きっと何かしらの罠に違いない。」








ーーー☆☆☆ー



 そして今、ドアーフ達が新たな冒険の始まる予感に震えると、ヨーレリッヒ島に神秘的な雰囲気が漂い始めたのだ。







暫くすると、ネロ伯爵とクレソン女史が何やら過去の記憶から潜水艇の書庫にある古地図を調べ始めたのでしたーーーー 






 ネロ伯爵達によって、この島のかつての地図は発掘された。







 それによると、何となくではあるが、8つの魔石の在り処が追跡できそうだったので、それから二人は、魔法使いのウメ婆さんの魔法を利用して捜索に当たるのであった……








ネロ伯爵:「なるほど、この潜水艇の書庫には古地図が残されていたのか。」







クレソン女史:「見てください、この地図には島の隠れた秘密が描かれています。8つの魔石の在り処が示されているようですね。」








ネロ伯爵:「素晴らしい!では、ウメ婆さんに協力してもらい、魔法を駆使して島を捜索しよう。」







クレソン女史:「ウメ婆さん、私たちの冒険に協力してくださるかしら?」






ウメ婆さん:「もちろんよ、神の末裔エルフの子供たちよ。


 私の老いぼれた魔法で、この島の魔石を見つけましょうかね!」







魔法使いウメ婆さんは、手に持った杖を振り、島を覆う魔法のエネルギーで魔石の波動を感知し始めた。







ウメ婆さん:「この方角に強い魔力を感じますね。早速、向かいましょう。」







 一行は潜水艇を使って海底を進み、ウメ婆さんの案内に従って次々と魔石の位置を特定していった。






 途中、奇妙な生物や水中の迷宮に遭遇しながらも、魔法と知識の力で困難を乗り越え、魔石を発見していくのだった。







ネロ伯爵:「これで7つ目かな。最後の一つはどこだろう?」








 

クレソン女史:「もう少し先、あの謎めいた洞窟の先に何かが隠れていそうです。」






一行は最後の魔石を求め、新たな冒険が始まる中、ウメ婆さんの魔法は新たなヨーレリッヒ島の閉ざされた謎を紡いでいくようだったーーーー











ー☆☆ーーー☆




 宗谷とキャンの異色カップルはドラゴンヒロトちゃんの背に乗ってヨーレリッヒ島上空から古地図をもとに謎めいた洞窟周囲を螺旋状に周遊しているのであった。






 一体何故に、宗谷がVRコントローラーを持っていたかというと、魔法使いのウメ婆さんと交信しながら魔石の場所を特定しようという作戦だからだった。







「アーアー、お祖母様ですか?こちらは洞窟の上空を周遊中。どのあたりがターゲットですか?」







 すると先程までネロ伯爵の魔石探しに協力していた筈のウメ婆さんは、甥っ子の立ってのお願いに屈したのか、ネロ伯爵達には内緒でコッソリと魔法を駆使しながら、宗谷に答えるのでした。









「おやおや宗谷や、あ~、そこのジャな、右へ少し伸した所にある大木の根本から数メートル下った所を散策せよ!」







 するとキャンが宗谷からコントローラーを奪う。







 そしてウメ婆さんに言う。







「アーアー、お祖母様キャピッ?あのね、お祖母様が右とか左とか言ってるのは何を基準にして言うてるのかしら〜


 てかっ、全然判らんのよキャピッ!」







 するとしびれを切らしウメ婆さんの側にいた、元精神科医ナリミーがウメ婆さんからコントローラーを奪ったのか、キャンに返答する。







「アーアー、あのねキャン、お祖母様が言う右は太陽に対しての方角であって、私の分析が正しければ、それは東の方角に値する。


 しかしながら、古地図を当時描いた経緯と伝説の掟から推測してみると、この地には方位を惑わす磁力が存在するらしい。


 その東を起点してみて、魔石の数である8回、方位磁針が回転した時に、何かしらの魔石の磁力で停まる方位がある。


 きっとその線上を辿れば何かしらの答えが見えてくるのではないかと!」






 ナリミーの難解なアンサーに戸惑ったのか、最初から頭がこんがらがってはいたキャンの限界が遂に訪れたのであろうか、








「もう〜ッ!何やってんだかわかんないしィ、ソロソロアタシ、あちらの世界に帰りとうございまするキャプリーン……」







 と釣れない素振りで泣き出してしまったーーーー




 


 


ーー☆☆☆ーー




 キャンの様子を見かねたウメ婆さんは、甥っ子宗谷にドラゴンちゃんヒロトに洞窟へ突進するように指示を始めたのでした。







 それから鍾乳洞の奥のダンジョンにいるゾンビマスターから与えられたクエストを辿れば魔石が見つかるとだろうと告げるのだったーーーー





 



 ウメ婆さん:「宗谷や、急げ急げ!ドラゴンヒロトちゃんをダンジョンの入り口に向かわせ、鍾乳洞の奥にいるゾンビマスターからのクエストを受けるのじゃ!」







宗谷:「了解しました、ウメ婆さん!ヒロトちゃん、突進だ!」







ヒロトちゃんは一瞬で洞窟の入り口に到達し、宗谷はドラゴンの背から素早く降りてダンジョンへと足を踏み入れた!







 ダンジョン内では薄闇が漂い、不気味な響きが鳴り響いていた。








 宗谷はVRコントローラーを手にクエストを進めながら、洞窟の奥へ進んでいく。







ゾンビマスター:「よく来たな、冒険者よ。我が手下たちとの戦いに勝ち抜けば、魔石の在り処を示してやろう。」








宗谷:「了解しました。キャン、協力してくれるね!」







 疲れ果てたキャンと宗谷は、ゾンビたちとの壮絶な戦いを繰り広げながらダンジョンの奥に進むにつれ、予測に反してミルミル敵のスキルも強力になっていくようだった。








ウメ婆さん:「よくやるな、キャンも宗谷も偉いぞよ!さぁ、ここからが正念場ジャ!


 さらなる奥に進むと、魔石の力が強まるはずじゃ。用心せよ!」









宗谷達は激しい戦いの末、ゾンビマスターのもとへと遂に到達したのだった。



 


 



ゾンビマスター:「やぁ!よくぞたどり着きやがったな。お前たちの力、見せてもらおうじゃないかっ!」



   






宗谷達の困難な戦いにも屈せずに立ち向かい、ここに迫るクエストの詳細を尋ねるや、眼の前の不気味な容姿のゾンビマスターは魔石の場所を示す謎めいた言葉を語り始めるのだった〜〜〜〜








ゾンビマスター:「古代からの伝説によれば、魔石の力が強まる場所とは………、…」








 どうやらこれ以上の追跡は、ゾンビマスターには負荷が重い様子を一行は感じるのだった。







 この謎めいた言葉に続くクエストについては、解き明かすために宗谷達による神聖な儀式が必須とされようーーーー











///to be continued!!!☆☆☆






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