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第95章

 ゾロリア神に急き立てられるようにドアーフ一行の王家へのツアーの阻止を命ぜられたペトロ酋長は、この島の地下都市からリニアに乗って王家へのルートに先回りしている仙人フォー達を追い始めました。







 ペトロの様子をモンスター達やチビッコモンスター達がヤキモキしながら落ち着かない様子で見ていました。







 かつて幽閉された仙人フォーを救出したご褒美に作ってもらったお子様ランチが忘れられないチビッコモンスター達は、仙人フォーが暴君と化したペトロ酋長の毒牙に晒されることを心配すると、セキュリティセンターに掛け合うのだつた。






 ペトロ酋長の乗るリニアのスケジュールを割り出して軌道を修正してフォー達を守るミッションを開始することにしましたーーーー









ーー☆☆ー☆ー



 ペトロ酋長が乗ったリニアは、セキュリティセンターの計らいにより新たなルートを進み、トンネルを抜けるとそこには壮大な鉄橋が姿を現しました。








 しかし火山活動の余波による地震が迫り、鉄橋は危険な状態に陥りました。








 ペトロ酋長はリニアが激しい揺れに見舞われる中、冷静な判断で乗客たちを安全な場所に誘導しました。








 一方、セキュリティセンターでは警報を受け、火山活動の影響を受けた鉄橋の脆弱な箇所を特定し、ペトロ酋長の安全を確保するために急いで対策を講じようとしていました。







その瞬間、無惨にも鉄橋は激しい揺れに耐えきれず、巨大な亀裂が広がりました。







 リニアは制御バランスを失い、一瞬にして脱線。鉄橋からリニアと共にペトロ酋長のモチベーションも一気に急降下しました〜〜〜〜











ー☆☆ー☆ーー




チビッコモンスターたちは、ペトロ酋長の情報をもとに、仙人フォーに会うために正規の王家へのルート行きのリニアで急行することにしました。








 海賊ゾンビ達の船団を見つけ、その中に仙人フォーがいることを確認すると、ワクワクしながらリニアを停めて彼らに近づきました。







「あっ、仙人フォーッ!お久しぶりで〜す!」







仙人フォーは微笑みながら応えました。






「ああ、あの時のチビッコモンスターたち!

 お前たちのおかげで幽閉から解放されたことを決して忘れてはいないよ。さてと、今からお子様ランチでもどうだい?」






チビッコモンスターたちは大喜びでフォーの振る舞ったお子様ランチを受け取り、仙人フォーとの楽しいひと時を過ごしました。





 

「ペトロ酋長の暴走は心配だが、お前たちが力を合わせてくれるならば安心だな。」






 そう仙人フォーが語ると、海賊ゾンビ達も共に協力することを決意し、チビッコモンスターたちは新たな仲間たちと共に冒険の舞台に再び立ち上がるのでした。

   





ーーー☆☆☆ー



仙人フォーはこの日からまるで家族が増えたように、想定外にもやって来たチビッコモンスター達のお子様ランチ作りに精を出す日々が続くのでした。







 流石に育ち盛りのチビッコモンスター達の食欲は旺盛で、食料調達の危機が迫ることになりましたーーーー








☆ーーー☆☆ー



 どこまでも続くトンネルを抜け出すと、海図にも見当たらない見知らぬ島々が無数に点在する海原に出ました。







 すると地の利を知っているチビッコモンスター達の案内でこの諸島で最大のマルシェのある島に船団は寄港しました。







「さて、食料を調達しなければなりませんね。この島々にはどれも異なる特産品があるはずだ。


 みんなで力を合わせて、美味しいものを見つけよう!」






 仙人フォーがチビッコモンスターたちに案内を頼み、彼らは一丸となってマルシェのある町へ向かいました。







 マルシェでは新鮮な魚や奇妙な果物、珍しい調味料が並び、チビッコモンスターたちは目を輝かせてそれぞれの好みに合った食材を見つけました。







「これでお前達の当面のお子様ランチの食材の調達も安心だな!」







再び大海原に船出する一行。






 


ーー☆ー☆☆ー



 この諸島で食料調達を終えた一行。


 仙人フォーはその中でチビッコモンスター達の隠された能力を知った思いでした。







 そこで、ついでにと言っては何だが、チビッコ達に王家へのルートについても海図を元にして聞き出そうとするのでしたーーーー







 すると僕らに任せてと言わんばかりにチビッコモンスター達は円陣を組むや、上空には魔法陣が現れ、島の方向へと続く案内ルートが浮かび上がりました。







 チビッコモンスター達の話では、どうやら王家へのルートはこの200諸島の中のどれかになるとのこと。







 けれども、そのルートには通行制約があって、「清き心の人だけ」が辿り着けるのだという古代からの言い伝えで、VRミッションとしての数々のクエストをクリアしなければ到達できないとも聞かされました。







 仙人フォーはチビッコモンスター達に再びお願いをします。







「どうか、お前たちの隠された能力を見せておくれ……」







 仙人フォーが清い心の振りをして祈りながら言うと、チビッコモンスターたちは再び円陣を組み、魔法陣が現れ、王家へのルートの島の方向へと誘われました。








「この魔法陣は王家へのルートを示すものです。


 行く先には数々の試練が待っていることでしょう。


 でもアナタ方ならば、きっと乗り越えられる筈ですから!」







 チビッコモンスター達は励ましの言葉をかけると、ドアーフ一行は新たな冒険へと踏み出すのでしたーーーー












///to be continued!!!☆☆☆







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