第87章
ペトロ酋長と仙人フォーの助けにより火山活動の海底トンネルから無事に脱出することが出来たクレソン女史とウメ婆さんの手元にあるはずの魔石かは、どうやら先程の騒動で失ってしまったのだったーーーー
慌てる一同にペトロ酋長一人だけ笑みを浮かべて言うのだった。
「王家へのルートの此処から先においては魔石の効果は全く通用しないのじゃ。
だからお前さん達はこれからの冒険は己の運との戦いになろう。
なぁに、心配はいらんよ。
君たちにはワシらモンスター軍団がついているからなっ!
さ、クレソン女史の潜水艇に皆早く乗りなさい!」
失われた魔石をめぐる一触即発の状況の中、クレソン女史とウメ婆さんはペトロ酋長の言葉に驚きながらも、彼らの案内で潜水艇に乗り込みました。
ウメ婆さんは心配そうに言いました。
「でも、魔石がないと、どうやって次の段階を進めればいいのかしら?」
ペトロ酋長はにっこりと笑いながら答えました。
「魔石がなくても、君たちには勇気と知恵がある。王家へのルートを進む際、モンスター軍団が助けになるだろう。彼らは君たちの味方だ。」
クレソン女史は自信を取り戻し、言いました。
「そうですね、私たちは一緒にこれまで困難を乗り越えてきましたから、きっと次も大丈夫です!」
潜水艇は深海を進みながら新たな冒険の始まりを予感させる未知の場所へと向かっていきました。
ペトロ酋長と仙人フォーが率いるモンスター軍団が、彼らの力と知恵をもって冒険者たちを支えることにもなるのでしようーーーー
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あくる朝、仙人フォーはお得意料理のお子様ランチを皆に振る舞うと、酋長ペトロはもちろんのこと、モンスター軍団はとても喜ぶと皆で合唱を始めるのだった。
ウメ婆さんの甥っ子の宗谷が過去に自分が潜水艇に仕掛けておいた盗聴器でモンスターの合唱の音声を察知していた。
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宗谷はリカルド島の支配者フランク伯爵にこの事を報告するや、フランクは早速潜水艇を乗っ取る作戦を計画するのだった……
フランク伯爵は宗谷の報告を受け、陰謀を企てることを決意しました。
彼は潜水艇を乗っ取る計画を練り、手下の手によって海底の特殊な装置を準備しました。
彼らは待ち伏せを決行し、潜水艇が次の目的地に到着するのを待ちました。
その日の夕方、潜水艇は目的地に到着し仙人フォーの素晴らしいお子様ランチを楽しみながら一同は合唱を始めました。
歓声が天井に響く中、宗谷が仙人フォーの盗聴器を通じて音声をフランク伯爵に送りました。
フランク伯爵は手下たちに合図を送り、海底に隠された特殊な装置を作動させました。
突然、潜水艇が激しい揺れに見舞われ船内に緊張が走りました。
ウメ婆さんは動揺しながらも、クレソン女史と共に周囲を見回しました。
「何かがおかしいわい、これは一体何なんジャ?」
ペトロ酋長も興奮しながら、モンスター軍団を指揮しました。
「オイ、皆のもの用心せよ。何者かが潜水艇を襲っておるぞよ!」
潜水艇はフランク伯爵の手によって乗っ取られたのか、仙人フォーと一行の運命は未知の展開を迎えようとしていましたーーーー
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そんな折、ウメ婆さんは仙人フォーに働きかけてリカルド島への上陸を試みるのですが、フランク伯爵勢のゾンビ達の呪い魔法のバリアが思いの外強力に遮るため、中々入り込めないでいるのだった〜〜〜
ウメ婆さんは仙人フォーにリカルド島への上陸を提案しましたが、フランク伯爵勢のゾンビたちが張った強力な呪い魔法のバリアが彼らを遮っていました。
仙人フォーは悩みながらも、ウメ婆さんの提案を検討しました。
「このバリアはかなり強力だ。私の力ではどうやら簡単には突破できないジャろうな!」
仙人フォーが言うと、クレソン女史が急いで反応しました。
「でも、私たちは何とかしてこのバリアを打破しなければなりません。リカルド島にはフランク伯爵の野望が隠されているはずなのですからね……」
ペトロ酋長はモンスター軍団を集め、バリアの分析を始めました。
「これはかなり強力な呪文がかけられているようだ。だが私たちの力を一つに合わせれば、きっとその呪文も解呪できるかもしれん!」
潜水艇に取り残された一行は、仙人フォーやウメ婆さんの知恵と魔力を結集しバリアを破る方法を模索しながら、フランク伯爵の野望に挑む決意を新たにしたのです。
果たして彼らはどのようにしてこの強力なバリアを突破し、リカルド島の秘密に迫るのか、彼らの運命はさらなる困難な事態に直面することになるのでしょう
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///to be continued!!!☆☆☆




