第84章
そう、それは仙人フォーとウメ婆さん、クレソン女史の乗る潜水艇が漂流し辿り着いた、その島はまさに、かつてCAリンリンとケントがドラゴンちゃんに乗ってやって来た酋長ペトロのアジトの島だった。
リンリン達は当時、酋長ペトロ含む民衆であるモンスター達に生贄にされそうになった経緯があったが、果たして今回はどんな試練が待っているのやら……
真夜中に漂着した仙人フォー率いる3人は早速、岩陰に潜水艇を隠すや島のスパイ活動を開始するのだった。
クレソン女史は以前亭主のネロ伯爵がこの島に商業目的で立ち寄った経緯があり、酋長ペトロとも面識はあった。
ネロ伯爵の話では、彼らモンスター一族の海賊としての生業に納得できず、当然のごとく商談は決裂したばかりか、人質に取られた船のクルーたちと引き換えに商船の積み荷の半分を渡した忌まわしい記憶のみが伝えられたそうだ。
ウメ婆さんは酋長ペトロに接触するために、彼の知り合いであるクレソン女史の繋がりを活かすことに決めました。
クレソン女史の情報を得て、ウメ婆さんは酋長ペトロの信頼を得るための策を練ります。彼女はかつてネロ伯爵との取引で知り合い、その情報を利用して酋長ペトロの信用を得る計画を立てます。
ウメ婆さんは、酋長ペトロがモンスター一族の生業に疑問を抱いていることを知っており、彼の心を掴むために、王家の秘宝がモンスター一族の暴力的な手段から世界を救う可能性があることを示唆します。
ウメ婆さんはペトロに対して王家の秘宝をモンスター一族の手から取り戻し、世界に平和をもたらすことの重要性を説明します。
そして彼の協力を得るために、以前の商談でのトラブルを解決し、新たな商取引を提案します。
酋長ペトロはウメ婆さんの説得に乗り、彼女と共にネロ伯爵が隠した王家の秘宝を見つけ出す冒険に乗り出すことになります。
彼らは島の奥深くにある秘密の場所に向かい、魔石を含む王家の秘宝を見つけるために手を組みます。
ーー☆☆ー☆ー
酋長ペトロはウメ婆さん、仙人フォー、クレソン女史を神殿へ連れて行き、ゾロリア神への生贄として捧げようとする陰謀をめぐらしています。
神殿の中でゾロリア神を象徴する巨大な像が威厳を放ち、ペトロの信者たちが祭壇の周りに集まります。
酋長は偽りの敬意を装いながら、3人を生贄として捧げる準備を進めます。
しかしウメ婆さんはこの策略を見抜いており、秘宝を手に入れるための魂を持ち、仙人フォーとクレソン女史に合図を送ります。
仙人フォーとクレソン女史は機転を利かせ、酋長の注意を引きつけるために祭りの雰囲気に合わせた振る舞いを見せます。
その隙をついて仙人フォーは神殿の奥深くにある秘密の扉を発見し、クレソン女史と共に秘宝の隠された場所へ向かいます。
一方、ウメ婆さんは酋長ペトロの注意を自身に向けることで、仙人フォーとクレソン女史が秘宝を手に入れる時間を稼ぎます。
神殿内では酋長の儀式が進行し、ゾロリア神への生贄の瞬間が迫っています。
しかしウメ婆さんの巧妙な計略と仙人フォー、クレソン女史の行動によって彼らは秘宝であるネロ伯爵の魔石を無事に手に入れ、酋長の思惑を振り切ることに成功します。
秘宝を手にした3人は神殿から脱出し、新たな冒険へと向かうつもりでしたーーーー
☆ーー☆☆ーー
そのはずでしたが、3人は良識のあるモンスター集団によって神殿から救出されます。
このモンスター集団は酋長ペトロのやり方に疑問を持ち、彼らの人道的な考え方や平和を愛する姿勢が、仙人フォー、ウメ婆さん、そしてクレソン女史を助けるために動機付けます。
モンスター集団のリーダーは、かつて王家の秘宝がモンスター一族から奪われたことを知っており、秘宝を王家に返すことで世界に平和を取り戻す可能性を信じています。
彼らは3人を保護し、神殿の地下にある秘密の抜け穴を通じて別の島へのルートを案内します。
この別の島への抜け穴ルートは、王家への近道であり、モンスター集団の協力を得ながら仙人フォー、ウメ婆さん、クレソン女史は新たな冒険を進めます。
彼らは知恵を絞りながら隠されたルートを辿り、王家の秘宝を持ち帰り、世界に平和をもたらすための使命を果たすために奮闘します。
モンスター集団との連携を通じて、3人は困難に立ち向かいながら、王家の秘宝を守ることで新たな挑戦に立ち向かうことになります。
彼らの旅は困難を乗り越えて、王家の秘宝を手にすることで世界に平和をもたらす大きな使命を果たすためにも進んでいきます。
実は王家への抜け穴ルートは、途中の地下都市にある極悪モンスターのダンジョンエリアから先を彼らによって埋め立てられてしまった。
しかしクレソン女史は王家の秘宝である魔石を使ってその埋めた抜け穴を直そうとしますが、クレソンが呪文を間違えたせいで彼らの猛攻に合い、ダンジョンエリアで幽閉され魔石も取り上げらてしまうのですーーーー
ウメ婆さん: この秘宝である魔石を使って抜け穴を修復しましょう。王家の秘宝の力は強大ですから、この埋められた抜け穴を再び開くことができるかもしれませんね。
仙人フォー: それはいいアイデアだ。早く行動しよう。
クレソン女史は魔石を手に取り、ダンジョンエリアの埋め立てられた抜け穴の場所に向かいます。
クレソン女史: 魔石よ、この抜け穴を再び開き、私たちの道を切り開いてください。
しかしクレソン女史の唱えた呪文が少し間違っていたようで、魔石の力が制御不能になります。
抜け穴の埋め立てた場所が一気に崩れ、その隙間から極悪なモンスターたちが襲ってきます。
仙人フォー: クレソン、呪文を止めろ!
しかし、手違いで魔石の力が激しく暴走し、ダンジョンエリアは混乱に陥ります。
モンスターたちはクレソン女史たちを取り囲み、彼らを捕らえてしまいます。魔石も彼らから奪われ、幽閉されてしまったのです。
ウメ婆さん: くそっ!このままじゃクレソン達を救えない。新たな策を練らねばならん…
仙人フォー、ウメ婆さんはクレソン女史を助け出すために新たな計画を立て始めます。
モンスターたちに捕らえられた3人は力を合わせて脱出するために知恵を絞りました。
彼らの冒険はさらなる試練を迎えつつも秘宝を取り戻し、世界に平和をもたらすための使命を果たすために進んでいくことになるでしょう。
ーーー☆☆ー
3人が幽閉されているダンジョンエリアに、ある日偶然通りかかった子どものモンスターが現れたのですーーーー
彼は冒険好きで好奇心旺盛な子供で、人魚のコスチュームのままのピチピチ仙人フォーに興味を持ったのだろうか、なんと近づいてきました。
仙人フォーは先ずは子どものモンスターと友達になるため、子供が喜びそうな演技のアプローチを取りました。
仙人フォー: こんにちは!僕たちはここに閉じ込められてしまっているんだ。君の手助けができるかな?
子どものモンスターはポカンと口を開けたまま少し驚きながらも、仙人フォーたちに興味を持ちます。
彼らは暫くお互いに会話を楽しみ、仙人フォーは子どものモンスターにお子様ランチをプレゼントすると提案します。
仙人フォー: おおそうだ、君が好きそうなお子様ランチがあるんだが。一緒に食べながらお話ししよっか?
子どものモンスターは喜んでお子様ランチを受け取ろや、愉快に会話を楽しみました。
その間に仙人フォーはお得意のズル賢く巧妙な技で、幽閉場所の鍵について聞き出してゆきました。
仙人フォー: えっと、ちなみにこの辺に鍵を持っている大人のモンスターはいないかな?
子どものモンスターは、興味を持ちながらも自分の知っている情報を全て仙人フォーに教え始めたのでした。そして遂に彼らが幽閉されている場所の鍵を手に入れるための手がかりを提供したのです。
鮮やかな仙人フォーの詐欺師的な技によってチビッコモンスターをたぶらかせたお陰で、ウメ婆さん、クレソン女史とともにチビッコモンスターの助けを借りて、難なく幽閉場所の鍵を見つけ出し、ダンジョンエリアから脱出することができたのでした。
チビッコモンスターは3人に手伝ってもらったお礼に、一緒に冒険を楽しむための新たな仲間になりたいと申し出ます。
チビッコモンスター達を新たなメンバーに加えた彼らは、この地下都市から力を合わせて新たな試練に立ち向かいながら冒険を続けてゆくのでしょうーーーー
///to be continued!!!☆☆☆




