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第64章

「で、行き先もわからないのに君はなぜ我がトミマロアイランドまでやってきたのかね?もしや、ソナタは我が島を乗っ取ろうとでも画策してやしないかね?」





 酋長プレレの迫るような態度に動揺する仙人フォーは、今だにピチピチで人魚のコスチュームを着たままカタカタと震えだす。





「い、いいえ決して……私はそのような侵略などを考えたことなどこれっぽっちも御座いません…

 王家への行き先については私も何十年も前に一度連れて行って貰っただけなので、なにせ歳なのでうる覚えでしてね……」





「歳?そんなピチピチ人魚なのにか?


 ま、そうであったなら使用がないねぇ。しかしこの先、あんたはどうするおつもりじゃ?

 地図も無けりゃ皆んなを先導するのさえ無理じゃろう。」





「それがですねぇ〜実は〜、わたくしはコレを持ってきておりまして、鬼に金棒でございまっす!」





 仙人フォーはそう言うと、肩に掛けたカバンから一個の石を取り出すのだった。それに驚きを隠せずに目を見開くや、プレレがフォーを指さすと怒鳴る!





「お、お前まさかそれは…その石、ワシには見覚えがあるぞよっ!それはな、かつての旧友であるミケロッティ伯爵が王家に献上するために船に乗せて運んでいたものであった筈。

 あの時ワシが見せて貰ったものと瓜二つ。しかもあの船はフランクのドラゴン達に襲撃されて海に沈んだ筈だったのに…それを何故に君が?さてはお主盗みおったか!」





「い、いいえ…そうじゃなくって私はクレソン女史のハンドバッグから盗んですり替えて、こちらが本物です。」






「な、ナニィ!ヤッパリ盗みおったんじゃな!この悪党めがっ、こうしてやる!」






 その後仙人フォーはフランクと同じく島流しの刑に処されたのであった〜〜







 事の一部始終をプレレから聞いたクレソン女史及びドアーフ一行は、王家への行き先案内人を失ったことで途方に暮れるのであった。






 しかしハイジにだけは、ある秘策があったのだった。ーーーー






「皆んな、フォーは悪いやつなんかじゃない!今から助けに向いましょう!クレソン女史、潜水艦を出していただけませんか?」









☆☆☆to be continued!!///












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