第59章
「そう言えば、確かウメ婆さんのクラスは魔法使いだったよな?因みにどんなことが出来るんじゃ。」
仙人フォーが思い出したように問いかける。
「そうじゃな、宗谷には私のスキルのことは内緒にしておけと言われとったのじゃが…
ま、アンタにゃ伝えといたほうが良いかもな。
まず、私の魔法は平和的な案件のみに使えるので、闘いなど悪い意思や強欲のためには全く使えないということ。
次に使えるのは24Hr.に1Hr.の間だけで、それを経過すると解けてしまうのじゃ。
あと、ここみたいに海の上など水の上では使えないのじゃっ!」
先程までのキャピキャピな表情が嘘のように、何故か魔法の説明を始めるやトランス状態にでもかかった形相に変わったウメ婆さん。
フォーはうろたえると、真夏だというのに子犬のような眼差しでプルプルと震えだすのであった〜〜〜
見かねたクレソン女史が二人の間に割って入る。
「さあさもう魔法のスキルのことは解ったでしょ!
それよりフォーさんこそこれからのリカルド島でのバトルのプランについて説明を始めて下さい。」
クレソン女史の言葉にハッとしたフォーだったが、次の瞬間、クレソンの亡き夫であるミケロッティ伯爵がフランクではなく、このジジィにまで憑依してしまったかのような態度に変わると、熱弁をはじめるのだった。
「では本題に入るとしよう、ここにいる宗谷君の話では、リカルド島で待ち構える元自衛官で今や司令官のソルジャーが率いる幽霊船ゾンビモンスター軍勢に我々は対峙しなければならない!
それというのも彼はどうしたことか召喚して貰った恩義のある王家に背き、その座を奪取しようと画策しているんだ。」
フォーとウメ婆さんは、クレソン女史の言葉に聞き入りながら、リカルド島でのバトルプランについて熱心に話し合いました。
フォーは冷静な分析力と戦術のセンスを発揮しながら、ウメ婆さんの魔法の特性を考慮した作戦案を提案しました。
ウメ婆さんは、彼女の魔法の制限を活かすために、ゾンビモンスター軍勢に対して短時間だけでも決定的な攻撃を仕掛ける方法を模索しました。
フォーは、ウメ婆さんの魔法を活用するために、正確なタイミングと連携を大切にする必要があると提案しました。
クレソン女史は、チームの結束力を強化するために、宗谷君を含む仲間たちの協力を取り入れることの重要性を強調しました。
彼らの異なるスキルや特性を組み合わせて、ゾンビモンスター軍勢に立ち向かう戦術を練り上げる必要があると語りました。
一方、フォーの瞳は冷静さを取り戻し、彼の口からミケロッティ伯爵の憑依の事実を明かしました。
ウメ婆さんやクレソン女史も驚きつつ、状況を受け入れ、ミケロッティ伯爵の意識がフォーに与える影響について考える必要がありました。
次第に、彼らの集中力は戦略的なアイデアと連携の強化に向けて固まっていきました。
ウメ婆さんの魔法、フォーの戦術、クレソン女史のリーダーシップが結集し、リカルド島での大決戦に備えるための計画が徐々に形作られていったのです。
決戦前夜、宗谷君たちは集まり、フォーが練り上げた戦術を詳しく説明しました。
ウメ婆さんの魔法を駆使して、ゾンビモンスター軍勢に奇襲を仕掛け、その混乱を利用して幽霊船の指導者であるソルジャーに迫る計画でした。
フォーは、ソルジャーの弱点と行動パターンを徹底的に研究し、それに基づいたアプローチを提示しました。
ウメ婆さんの魔法を使い、ソルジャーの動きを封じ込めつつ、仲間たちが攻撃を加えるという連携作戦が明らかにされました。
宗谷は自身の特殊な能力をどのように生かせるかを考え、戦闘の中での役割を模索しました。
クレソン女史は、メンバーたちの士気を高めるための鼓舞的な演説を行い、全員が団結した気持ちで臨むことを呼びかけました。
決戦当日、リカルド島の海岸線に立ち、仲間たちは戦闘の準備を整えました。
ウメ婆さんが魔法を発動させ、幽霊船の近くに迫ると、ゾンビモンスター軍勢が混乱に陥り始めました。
フォーと宗谷は連携を取りながらソルジャーに接近し、クレソン女史も率いる仲間たちは、ゾンビモンスターたちと激闘を繰り広げました。
ウメ婆さんの魔法はソルジャーの動きを制限し彼の攻撃を封じ込める効果を発揮しました。
フォーと宗谷の攻撃が集中し、ソルジャーは次第に追い詰められていきました。
戦闘の中ウメ婆さんは限られた時間内で魔法を駆使し続ける一方、クレソン女史と仲間たちはゾンビモンスターたちに立ち向かい、彼らの攻撃を跳ね返しました。
宗谷はウメ婆さんの家系譲りの特殊な能力をいつしか駆使するようになり、ソルジャーの弱点を突いて仲間たちに追い風を送りました。
長い戦闘の末、ソルジャーは絶望的な状況に追い込まれ撃退は目前に迫ったのでした〜〜〜
ゾンビモンスター軍勢もいつしか姿を消したリカルド島は遂に平和を取り戻したのでした。
仲間たちは傷つきつつも、勝利の瞬間を喜び合いました。
ウメ婆さんはフォーと宗谷に感謝の言葉をかけ、クレソン女史はリーダーシップと結束力の大切さを再認識しました。
その後宗谷たちは新たな冒険に向けて旅立ちを決めると、仲間たちとともに未知の王家への旅はまた始まったのでした。
彼らの絆と戦術の力が試される冒険が、新たな展開を迎えるのでしょうか〜〜〜
to be continued!!☆☆☆〜///




