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第35章

VRツアーに参加したとある精神科医があちらの世界でドアーフってどういうこと?! 第35章 



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


Scene.47


イボガエルモンスター・フランクはピチピチ女神に変わったフォー仙人の猛烈なアタックにより、すっかり伸びてしまったのだった。~~~


呪文の書かれているという便箋をウメが解読を試みる。


「なるほど、これは中々厄介だねぇ。私に魔法が使えれば良いのだが・・・」


すると、何処の誰とも分からぬ主から一同の眼前のVRディスプレイ表示が始まるのだった――――



~*~*~*~*~*~*~*~


~Mission~


皆さんお疲れ様、無事にマストの修理は完成を見たようだね!

約束どおり君達は午前中のリミットまでに無事Missionを完了した。

おめでとう!君達には私から褒美を送る事にしよう。

そうだねぇ、何が良いか・・・・おお、ならばこんなのはどうだい?


君達はこれから向かう場所には数々の試練が待ち受けていることだろう。

そこで君達には武器が必要になるだろうから、それを送ろう!


さぁ、ドアーフ達よ、これから巻き起こる試練に力を合わせて頑張るのじゃ!

イチ・ニッ・サン、気をつけてぇ~!!



~*~*~*~*~*~*~*~



するとその主の掛け声によって天から一羽のドラゴンが舞い降りてくるではないかっ!

その一際大きなドラゴンは力強く羽根をバタつかせながら何やら大きな口でくわえているのが見える。そして低空飛行に映るとくわえたその箱を甲板の上に落とした。そしてビュンッ!一っ飛びで彼方まで飛んでいってしまったのだった―――


ドアーフ達は置かれた頑丈そうな大きな箱を開けようとする。しかし丈夫な南京錠により留め金が開かない。するとソルジャーが強引にも開けにかかるが、やはりびくともしない。

すると女神のままの仙人フォーが箱の前で思案する~~~~



「どうれ、それならば~ワタシの出番だ!ん~キック!キック!キック!」



するとどうでしょう、いとも簡単にその宝箱のふたが開いたではないかっ!

これには一同もポカンと口を開ける。ウメが中を確認し始める。



「ん~どれどれ、こりゃぁ剣じゃな!またまたごっついねぇ。そして何じゃろう、首飾り。こんなもん戦いに要るのかねぇ。そいで、何やら大きなビー玉。水晶球かい?アタシャ占い師じゃないよっ。ほいで、ハイヒール。なんだか派手なピンクだね、かかとなんかこんなに尖がっちゃって、フォーに似合うかしら・・・それで盾かねえこれは、なんだか鍋蓋みたいで役に立つのかね。そして・・・ん?なんだいこの真っ赤な布切れは・・・もしやパンティー?アタシ用かしら、もうとっくに還暦は過ぎておるよ!それからそれから~、あれま、そして虫眼鏡かい?こんなもんで何すんだろう、昆虫採集?」



丁度7人分の武器というよりは変な組み合わせのグッズが褒美として届けられたのだった。そしてそれぞれが好きなものを手にしたのだった・・・




~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「ほら、ご飯だよ。」


すっかり腹の減った面々は再び船長室に集合してウメの作った料理を食べ始めた。

先ほどまで伸びていたイボガエルモンスター・フランクも改心して一緒に食卓に着く。



「フォー仙人、強すぎですよ・・・なんであんなパワーが出るんだい?」


「それはじゃな、女神の格好になったところでワタシの本領が発揮されるのだよ!」



変な技を持った仙人にみな爆笑する。ありったけの缶詰を使ってしまったため、もう食料は底をついてしまったのであった―――



「帆船は無事直ったのでタイムリミットまでにアジトまで到着できるだろう。順風満帆だ、いざ進めっ!」



フランクはそう言うと操舵室へ向かった。

ナリミーが先ほどの便箋を見始める。そして受け取ったお宝の虫眼鏡をかざして文面の解読にとりかかったのだった。すると・・・・



「おお、これは・・・・みんな、これ見てくれ!」



すると先ほどまでの見知らぬ書体が無視眼鏡越しにかざすと、すらすらと読めるようになるではないか!



「どうれ、なになに・・・フンダリクンダリ、パラマッチョ、ツェッペルムーチョン、ドンプペリ、ハラスクマンマ、クイタクッチャオゥッ!・・・・なんじゃこれ?」



ナリミーが文面に従いそう唱えた途端、便箋が一気に燃え上がった!その煙に辺り一面が真っ白に包まれていった・・・・・



「むむ、どうなったんじゃあ~!!」


「キャーッ、煙で眼がぁ~・・・・プペチュッ!」


「なんなんだこりゃあ・・・・みんな大丈夫か?」



ハイジが皆の無事を確認すると煙がゆっくりと引いていったのだった。

そして一同が目にしたものは・・・・・・



「ん?こ、これは・・・・・なんとっ!」


「え、何なんだい?妙にピカピカしちゃってさぁ!おったまげぇ~っ」


「あれ、すんげえ豪華ジャン、この船。」



船室が辺り一面ゴージャスに変わっていることにドアーフ一同が目を丸くする。

それはまるで豪華客船の中のよう。

そして、いつの間にか皆の着ている服も煌びやかな装飾の、まるで伯爵や姫のような姿に変わっていたのであった!



「おい!一体どうなってるんだ!!」



驚いて飛んできたフランクがすっかり元のフランクに戻っているではないか。



「おいおい、この船、まるで豪華客船に変わっちまったぞ!甲板も塗装もピッカピカに!」



そしてドアーフ一行の乗る豪華な客船となった幽霊船はフランクの言うアジトへと航海していくのであった―――――








~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~


////////// To Be Continued ☆☆☆☆☆







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