相方はなろうに全く興味がない
相方のスタンス。
コロナの状況下、時間が出来た私は、なろうに作品を投稿するようになった。
そんなある日のこと。
「ねぇ大ちゃん。会社休みの日は何してる?」
共働きの相方の会社はお陰様で会社の業績は好調なようで、観光業に勤める私とは違い休みが少ない。
「今?小説や文を書いてサイトに投稿してる」
「小説?そういや、私達の結婚式、文にしてたよね」
「そうそう」
にやりと笑う彼女。
「やっぱ、変わってるよね。大ちゃん」
「そう?」
「ま、なんか、やる事、見つけたんならいいけど。このコロナの状況で心を病む人も多いって聞くから」
「確かに・・・ところでさ(文)読む?」
「いい、私、今、時間ないし。ほら、私、理系でしょ」
どういう言い訳だ。
ストレート過ぎる。
「・・・そう?じゃあさ。このなろうってサイトに登録して、評価してよ」
「なんで」
「なんでって・・・評価してもらった方が、なにかとねぇ。読んでもらえるかもしれないし」
「それってインチキだよね」
「・・・・・・家族だから別に、それに読んでくれたらいいじゃん。ぽちっと押すだけだよ」
「いや~それはない・・大ちゃん、男らしくないよ。だって、本当に作品が面白かったら評価されるんでしょう」
「・・・・・・」
尤もなご意見だが、なんか釈然としない。
「でも、やる事出来て良かったね」
「・・・うん」
「じゃあさ、いつ賞をとるの?」
話が飛躍する。
「はあ、俺の作品読まないくせに」
「それがいいんじゃない」
「・・・・・・なんだかなあ」
「楽しみに待ってるね」
「・・・・・・ったく」
ぷすっ~。
私はさやかな仕返しをする。
風に乗って届け、この想い。
「あっ、くさっ!今、屁こいたでしょ」
うちの相方、理解があるのかないのか(笑)。
でも、ありがたいっす。
書けることに感謝。