不思議なメール
誤字脱字、赤ペン先生による文書を整える御指摘等お待ちしています
バサッ!!!
「はぁはぁ…また見ちゃったな、あの時の夢を…そうか今日で13年経って俺は20歳か…ん?」ピロン!
メール?こんな深夜に誰だろう…ってなんだこれ!0時から今起きた3時まで1分毎に送られてる…しかもなんだこのメッセージ?「20歳の誕生日おめでとう!次は君の番だよ!」ってアイツらの嫌がらせか?
でもあの事件のことは友人達にも話してないしな…しかもメールアドレスは文字化けしてるし一体なんなんだ…? ピロン!
「げっ!またきたし、もうやめてくれよ〜って内容が違う…?」
「「ようやく確認してくれたね!その世界の人達は凄いね、こんな簡単に言葉を送れるし昔は手紙とか雲や星を動かして伝えてたんだよ!ってこんな無駄話してる暇はないんだった、細かいことは後になっちゃうけど許してね
君はまだ椎名ちゃんを忘れてない?君はまだ椎名ちゃんを連れ戻したい?」」
「は?なんだよマジで警察かマスコミのイタズラか?椎名の事わかっててこんなふざけたメール送れるなんて頭おかしいのかよ…」ピロン!
「「ごめんよー!ふさけてる訳じゃないんだ、その警察とかじゃなくてある世界の神様なんだよ〜でも安心したよ椎名ちゃんの事ちゃんと覚えてるんだね…それじゃあ最後に君の意思を確認させて貰おう
君は椎名ちゃんの為にその世界での人生を捨てれるか?その幸せな人生を捨て様々な世界を救い、その過程で辛い目にあっても世界を救えるか?」」
「プッ!ハハハハハハハなに言ってるだよこいつ神さま?そんなもん椎名の時に何度も祈ったけど何もしてくれなかったじゃないか!…………
てかなんでメールなのに何故こっちの言葉がわかるんだ?まるで会話してるみたいじゃないか…」
ブーブーブーブー
「な!今度は電話かよ…まぁいいや俺が寝惚けてるだけだろうし出て直接文句でも言うか」
「酷いなぁ〜まぁ無理もないけど信じてくれる点だけは昔の人達のが楽だったなぁ〜」
「おいアンタさっきまでメール送ってたやつか?」
「うん、そうだよ〜やっぱまだ神様だと信じてくれてないよね?なら椎名ちゃん本人以外ならなんでも作ってあげるからリクエストを頼むよ」
「は?とことんふざけた野郎だな…なら1億円とコーラ頼むわ、か み さ ま」
「ほい!通帳って物と冷蔵庫を見てみてよ〜今頼んだ物入れといたよ〜」
「わかったよ…」
そう言いながらベットから出て1階に降りた光は冷蔵庫を開けた
「なっ!マジで入ってるしでも昨日とかに買ったのを忘れただけじゃ」
「なら通帳って物を見てみてよ〜このスマートフォンって奴でも見れるんでしょ?」
「はいはい」
半信半疑な光は早速スマホのアプリで預金残高を確認した…そこに写っていた額は…
「おいおいマジかよ…本当に1億振り込まれてるじゃん……」
「どう?これで完全とはいかないけど信じて貰えたかな?でも時間を大分無駄に使ってしまったね…取り敢えずもう一回聞くよ?
君は椎名ちゃんの為にその世界での人生を捨てれるか?その幸せな人生を捨て様々な世界を救い、その過程でどんな辛い目にあっても世界を救えるか?」
「ごくん」と光は唾を呑んだ、コイツは確実に神様じゃなかったとしてもヤバイ奴だ…だが椎名を本当救える機会は今を逃したらないと本能的に察知した光は震えながらも答えた…
「ああ…捨てれるし、その為に世界を救う事だってやってやる」
「まぁわかってたけど嬉しいよ、それじゃあ細かい説明をしようか親御さん達も混ぜても大丈夫だよ?」
「わかった、椎名みたいに急に消えたら父さんと母さんが自殺でもしてしまうかもしれないから読んでくる、少し待っててくれ」
そう言って光はスマホをテーブルに置き2階の親達を起こしに行った
かなり長くなってしまい申し訳ないです
次回はルールと出発になります!ちなみに神様は男性になります