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異世界召喚に巻き込まれたけど呑気に何でも屋をする  作者: 夢木優也
一章 バルドル王国
5/11

五話 Lvを早くあげたい

「シラカミ様…起きてください!」


 誰だ…?


「んぅ…あれ?僕いつの間に寝て…」


「はい。昨日遅くまで資料を読んでいらしたんですよ」


「ああ、それでそのまま眠ってしまったのか…ってあれ?僕ベッドに入った覚え無いんだけど」


 まさか、夢遊病!?


「はい。失礼ながら、シラカミ様はまだ子供ですので風邪を引いたらいけないと思いまして…」


 成程、やはり女性は子供に優しいな


「ああ、入れてくれたの。ありがとね。それで?」


「ああ、食事の用意ができたのでお持ちしました。食器は呼び鈴を鳴らせば取りに参りますので…では」


パタンッ


「さて、思ったより情報は得られたし…ギルドに行くか」






「…では、ここには泊まらないと」


 少し寂しそうな顔でいうエルフさん


「はい。本当は一週間ほどいるつもりだったのですが、知りたい情報はある程度手に入ったので」


 これは嘘じゃない。本当に1日で欲しい情報が手に入っだけなのだ。


「そうですか…」


ぐっ、その顔はやめてー


「ま、またここに来た時は寄りますから」


「ええ!その時はよろしくお願いしますね?」


これなら大丈夫かな


キィィィィイ…パタンッ


「んんー!っとギルド目指すか!」


と、言っても宛はないからのんびり行くか。




「ギルドギルドっと」


早く冒険いきたいなっ!っと


「おい坊主!」


周りに坊主…って事は僕か


「ん?何か」


胡散臭いおっさんだな(失礼)


「お前ギルド探してんのか」


そんなに声おっきかったかな?


「そうだけど?」


「ならそうだな…お前エルフの姉ちゃんがいる大図書館には行ったことあるか?」


数時間前まではそこにいたし


「え、ええ。先程お世話になりましたから」


「なら話は早い。その隣に飲み屋のゴルーって店があったろ」


「名前は覚えてないが飲み屋はあったな」


あのカオスな飲み屋ね…


「その飲み屋に似てる建物を探しな。そこが小僧が探してるギルドだ」


おお!なんと!わかりやすい。カオス…じゃない二階建ての宿のような建物か


「成程…いい情報をありがとう。[パタン]いくらだ?」


いくら払えばいいかな?金貨…は高すぎるし


「いくらって何の話だ?」


まさか、分からないのか?


「何のって情報代さ。アンタは僕に情報を売ったんだよ」


「いや、売ったつもりはねぇんだが…」


いやいや、こういうのは情報を上げるからカネだしやがれ小僧じゃないの?


「とにかく、僕は払うんだ。銀貨1枚でいい?」


「え、銀貨1枚もくれんのか!?」


 そりゃ、日本円だと1万円だからな。道を聞かれて答えたらお礼に一万円あげるっつーのと同じか


「なに?要らないの?」


「いるいるいる!」


「ほらよ[チリーン]」


「っと[パシッ]…そうだ小僧名前は?」


「名を聞く時は自分からだろう?」


 当たってるか?


「おっと、すまねぇ。俺はアンドリューってんだ。小僧お前は?」


 お、当たってるみたいだな


「小僧じゃないんだが…シラカミとだけ名乗っておくよ」


 流石に下の名前は教えたくない


「成程な…っと、早く行った方がいいぞ」


 なんか悪いことでもあんのかな?


「なんでだ?」


「夕方のギルドはヤンチャなやつが集まりやすいからな」


あー、成程。おいこら的なやつか


「了解した。また縁があれば会おう」


まぁ縁があれば…なのだが


「ああ!」






「まさか、すぐにギルドに着くとな…でももう夕方だし…いや、いくか」


おいこらの奴も覚悟していざ!


キィィイ


「よぉ、ガキ何しに来たんだよ」


 シカトだシカト


「ッテメ、なにシカトしてんだよっ![スカッ]避けられ…なっ消え…」


ズテーンッ


「いててて…足掛けなんて…子供に幼稚なことをするんですね!」


 うわっ、ハズっ…駆け足に気づかないとか…


「ぬ、なんだと?」


「お前この方はギルドでも上位のクラスに入るAランクの冒険者…バギル様だぞ!」


ふっ、バギルって…まぁ、こいつもシカトだな。謝らないだろうし


「ってシカトかよ!てめぇ舐めすぎなんだ…」

「いいじゃねーか。俺様がAランクだからってビビってんだよ」

「そ、そっすよね」


 ムカつく…いや、ここは我慢我慢


「あ、あのー!」


「はい、何でしょうか?」


 お、冷静系の受付のお姉さんだ


「ここのギルドってギルド登録出来ますか?」


「はい。可能ですよ?もしかして初めてですか?」


「は、はい。」


「ブフッ初めてだってよ」

「初めてならAランクもわからないんじゃないんですか」


し、シカト…シカト


「まずはギルドについて…」


 それはあの本で知ってるから他のが聞きたいんだけど…あるかな?


「あ、それは知ってるので大丈夫です。」


「そうでしたか、では身分証明書ランク短縮システムはご存じですか?」


おお!何それ知らん!


「いえ、知りません」


「では、こちらを説明いたしますね。このシステムは冒険者様Fランクであった場合でも身分が貴族であった場合…正確に言えばブロンズカード以上のカードの持ち主であった場合、強さによってランクをアップさせるというものです。」


「成程…」


「シルバーカードは最高Bランクまで、ゴールドカードは最高Sランクまで上げることができます。」


「ん?お姉さん」


「何でしょうか?」


「レインボーカードはどうなるの?」


「はい。レインボーカード場合は…」


「はっ!レインボーカードはどうなるのだって?ガキがそんなこと聞いてどうするんだってんだ!なっ!」


こいつ…コレを見てもそれが言えんのか?…お、下っ端は気づいたけどバギルってやつは気づいてないな


「バギルさ、さま…前…前見てください!」

「は?どうして怯えてやがんだ。目の前にはこのFランクなりたてのくぞガキしか…」

「ばー…手元!子供の手元をよく見てください!」

「なっ!?あ、あれは…れ、レインボーカード!?!?!?」


お、やっと気づいたな。


「あまり図に乗るなより上級者のAランク風情が。…で?なんでしたっけ?お姉さん」


「…失礼しました。そちらを見せて頂いてもよろしいでしょうか?」


「構いませんよ。ただ、これは複製すらできない代物。偽物じゃないですよ?」


「いえ、偽物と疑うなど恐れ多い。シラカミ=ハクト様。」


「ハクトでいいよ。」


「では、ハクト様。現在より貴方のクラスをSSクラス…ギルドマスタークラスへ昇格となります。」


「そっか。あ、そうだ。一つ聞きたいことあるんだけど」


「はい、何でも仰ってください」


「んじゃ、これって商人ギルドにも適応される?」


「はい、それにハクト様が直接しなくても我々が代わりに登録いたしますがどう致しますか?」


「じゃあお願いします」


「かしこまりました。こちらからもお願いがあるのですが」


「いいよ。でも、代わりにもう1つ聞いてくれる?」


「はい、何なりと」


「なら、お姉さんの名前教えてください!」


「は、はぁ。それでいいのなら、いえ、この際ですからバラしましょうか。私は元Sクラス冒険者の現副ギルドマスターのアラナと申します。」


「「「も、元Sランク!?」」」


「何か問題でも?」


「「「ひぃぃぃぃい」」」


「あ、アラナさんね。それでお願いって?」


「はい。私達のク…ギルドマスターにあって頂きたいのですがよろしいでしょうか?」


 この会話を聞いていた全員がこう思っただろう「この人今ギルドマスターのことクズっていいかけた」と!


「え、ええ。ギルドマスターですか?いいですけど」


「本来は我々が頭を下げて面会するのが礼儀なのですが…あのクズマスターが最近戻らなくて…今、全勢力を持って探しておりますのでしばらくお待ちいただけると」


あ、ついに短縮してクズマスターに


「うん。分かった。で、アラナさん僕はどこで待てばいいんですか?」


「あっ!中に応接室がありますのでそこで…」


トットットッ…ガチャ


「こちらです。」


「おお!応接室だ…」


「?気に入って頂けたようで幸いです」


「あの、少し寝てていいですか?」


「はい?」


「見た目の通り身体も心も子供なのでギルドを探すために街を歩き回りましたし、さっきの大男も少しばかりですか怖かったんです。なので、いつまで経っても…睡魔…には…かて…な…く…て。

っは…す、すいま…」


「あ、大丈夫ですよ。ただ、ギルマスが来たら起こしますね?」


「お、お願い…し…ま…す…[スゥスゥ]」


はぁ魔物と戦える…のは…明日か…明後日…だな

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