表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界召喚に巻き込まれたけど呑気に何でも屋をする  作者: 夢木優也
一章 バルドル王国
3/11

三話 国立大図書館

 とにかく何をするにもこの世界のことを知っておいて損は無いだろう!

 と言うことで図書館に来たんだけど…大き過ぎない?まって、流石にこの体でこの大きな図書館からこの世界の文献探すの骨が折れる。いや!ここで諦めては男が廃るってもんよ!やってやる大図書館がなんだ!かかって来やがれ!




「はぁ、身分証明書?」


 まさか、初っ端から足止めをくらうとは…てか、この世界でもあるのか身分証明書。あってもギルドカードとかそこら辺かと思った。ん?ってかそんなの渡されてなかったか?


「はい、こちらでは貴方様が拝見したいという物には重要物が多く含まれているため誰にでも見せれるという訳では無いんです。」


「身分証…身分証…」


「こんな感じのカードなのですが」


「ああ!そのカードですね。えーっと…[ゴソゴソゴソ]あった、これですか?」


 そう言って取り出したのは、神官に貰った困った時に出すといいと言われたレインボーカード。これ身分証明書だったのか…ってよく見たら名前も書いてる。対象の情報を書き写すのか…これも解明水晶の一種なのか?

 そう考えていると、受付のお姉さんが焦り出した。


「そ、それは!も、申し訳ございませんでした!こちらへ起こし下さい!」


 そう焦りながら中に案内される。

 もしかして、やばい事した?

 もしかしてお偉い人になにかされんの!?と馬鹿な事を考えていたら


「申し訳ありませんでした」


 そう言って入ってきたのは落ち着きのある耳が少しとがったエルフのような人と言うか人のふりをしているエルフだろうか。


「まさか、レインボーカードの身分証明書のお持ちのお方とは…こちらの者が無礼を働いたこと許していただきたいのです。」


 そんなにやばいのかレインボーカード


「本当にすみませんでした!」


 そう言ってさっきの受付のお姉さんが頭を下げる。


「あの、一先ずなんで謝っているか聞かせてもらっても?」


「え?あ、ああ。このカードは身分証明書という異世界召喚でやって来た異世界人が持ってきた技術の1つでして身分証明書には種類があり、平民はノーマル。冒険者はブロンズ。貴族はシルバー。王族はゴールド。」


ん?ちょっと待てよ。王族がゴールド?って事は虹色は…


「そしてレインボーはこの国の王様に認められた者のみに与えられる最高の栄誉。持つものはこの国にも極わずかで王の許可とそのレインボーカードがあれば下級貴族を牛耳ることだって出来るんですよ?」


「え、そんなに凄かったんですね。このカード。王様何にも説明しないで渡すから…ったく」


実際は王様ではなく、神官の人なのだが


「それより、なぜこちらへ?」


「この世界について色々調べようと思いまして…」


 異世界召還されたからなんて言えないよな


「もしかして、ハクト=シラカミ様は異世界人なのでしょうか?」


 うわっ!早速バレてら


「なぜそう思ったのですか?」


なるべく隠し通すか


「この世界について知りたいと仰っていましたし、名前がそれらに似ていますからね。間違っていましたか?」


うーん、隠し通すのは無理か。まぁ、バレても大丈夫な人達だろうし


「まぁ、はい。その通りです。かと言って勇者という訳ではありませんが」


「そうでしたか。では、お詫びも兼ねて思う存分この世界についてお調べください。と言っても流石にその体では苦労するでしょうからこの子を付けます。」


司書さんの目線に顔を向けると先程の女性がいた。


「何なりとお申し付けください」


「えーっと?」


「この様子だと城を出てすぐここに来たのでしょう。宿は取ってあるのですか?」


「うっ…」


 痛いところをついてくる


「いえ、考えていませんでした。」


「なら、この部屋をお使いになって思う存分お調べください。この者に知りたい事を言えばそれにあった文献を持ってきてくれます。」


 うーん。それはコチラとしても有難いけど


「本当にいいんですか?」


「はい。勿論です。食事も1日銅貨5枚頂ければこちらで用意します。」


「ホントに!?ありがとうございます![ニコッ]」


ハクトが嬉しそうにしながら2人に笑顔を向ける


「「っ![ボンッ](可愛い!)」」


ハクト自身は無意識だろうがこの笑顔にショタコンキラーが乗っているので普通の倍の威力があるのだ


「ん?どうかしましたか?」


「い、いや。私も職務に戻るとします」


「わ、私も取り敢えずこの大陸の地図やその土地の特徴を書いた文献、この世界の一通りのことを書いた物を持ってまいります」


「あーありがとうございます。あ、そうだお金」


「それは後でいいです。この図書館を出る時にお渡し頂ければ結構ですので」


「じゃあそれでお願いしますね。」


バタンっ


「よし、ともかく少しは楽できそうだ。ん!そうだ、この内にステータスの確認とスキルの効果でも見とくか(【ステータス】)」


............................................................................


名前 白上(しらかみ) 白兎(はくと)

種族 人族(ヒューマー)

職業 無職

年齢 12 Lv.1

HP 25/25

MP 100/100

筋力 10

耐久 7

敏捷 12

魔力 19

幸運 25

称号 巻き込まれた一般人、ショタ、年上キラー

加護 神の御加護?

使用スキル

認識偽造(フェイク)文字魔法(ワードマジック)

常時発動型スキル

ステータス上昇値2倍化、経験値取得率2倍化、収納庫(インベントリ)

隠しスキル

少年嗜好補正(ショタコンキラー)


ふむふむ…んん?!よく見たら何この称号のショタってやつと年上キラーって素直に喜べないんですが!?それに加護の神の御加護?って…なんでハテナが付いてるんだろ…どうやったら説明とか出るのかな?


フォンッ


 お、出た!意識すれば操作できるのか…んんー何何?どの神の加護か分からない。その為効果が薄れている又現在の効果は以下の通り…即死効果回避、状態異常回避、全回避率増加、消費MP軽減、ステータス上昇値大アップって強!効果が薄れてるってこれで!?ってそう言えばユキくんが言ってたな…神だから直接与えることは出来ないって…もしかしなくてもこれユキくんの加護?うわっ、ハテナついてなかったらえぐそうだな。確かに直接はヤバいな。

 次はスキルかな?えっと、初めは使用スキルから…まずは認識偽装…相手や自分が見たものを別のものとして捉えさせる事が出来る。相手のステータスが見える人などに効果的。最高でも1時間が限界。発動条件を付けることで発動を自動化させることも可能。消費MPは一回につき5、1分持続で1消費する。成程便利…その一言に尽きる。

 次は文字魔法か、えっと…文字の意味を魔法として発動する。例としてはファイア=火を放つ等。消費MPは一回につき3消費する。使用できる単語はLvが15Lv事に増えていく。初めは単語一つでぱっとしないが、単語を繋げると使い道が色々増える。15Lvで2個、30Lvで3個、45Lvで4個と増えていき最後は100Lvで最大10個の単語が解放される。これは使える単語が増えると強いな。とにかくLv上げか。

 常時発動型という奴は読んだだけでわかるからなのか説明は無かった。別に困りはしないが…さて、早く来ないかな

ちなみにハクト自身は隠しスキル欄は見えていません。ルビに関しても無理矢理なのであまり気にしないでください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ