織元唯希:創成する魔法
その炎の爪を見た瞬間、「これは避けろ」という警報が同時に鳴ったのは、正に奇跡といっても過言ではなかった。
迫り来る鉤爪。眼前にまで来るその攻撃に、唯希は噴射して攻撃ーーーをせずに、バッ!と横に倒れるようにして避ける。
「ッあつ」
「ハッハーーーーー!!!」
頬に掠った際に燃える傷痕に、顔を歪める時間すらない。
直ぐ様、狂気の笑顔に歪めた襲撃犯が爪を立ててきた。ほぼ衝動的に、唯希は体を横へ転がした。
瞬間、彼のいた場所に爪が突き刺さる。
それに恐怖している場合ではない。随分な深さで突き刺さったそれを引き抜くのに、時間がいるであろう。ーーー唯希はそこを狙った。
「喰らえーーーッ!」
消火器を手に持って、彼女に向けて噴射する。本来人に向けるべきでないものを、人間である彼女に沢山ぶつけた。
辺りが白い煙で充満する。噴射している間にも、彼女の呻き声が微かに聞こえていたので、効いているのだろう。効いていると信じたい。
ガチ、ガチと、いくら押しても噴射する事が出来ない所で、唯希は消火器を思いっきりある場所へと放り投げる。
「グッーーー!」
刹那、ドゴッ!という鈍い音と共に、痛みを堪えるか細い声が聞こえた。
(当たったーー!)
一か八かの攻撃。当たるとは思わなかったが、好機であった。
彼女が痛みで動きを止めている間に、唯希は側で倒れている君崎を背負い、一目散に職員室を出る。
君崎の重みで多少は動きが制限される。早々に彼を何処かの教室に放り込んで、また体勢を整えなければならない。
しかし、それを許す彼女ではない。
「ーーー【逃がさない】」
ゾクリッ!と背中を駆け巡る悪寒。
また警報が鳴り響く。避けろ、と。屈め、と。唯希はその警報に従い、半ば飛び込むように倒れ込んだ。
瞬間、大轟音の爆裂。
「ぶ、がっ……!」
ドゴッ、バキッ!と、先程までいた職員室の壁が変形する程の大爆発。さほど距離が開いていたのにも関わらず、唯希と君崎は赤子を捻るかのように壁際まで吹に飛ばされた。
「く、ふひゃ、ひゃはははははああああああああああああ!!こんなものなの!?ねぇこんなものなの!?あひゃ、はあああああああああ!!!」
瓦礫を蹴飛ばしながら現れる襲撃犯は、先程とは打って変わって狂気に顔を歪めている。目は血走り充血し、身体中から血が噴き出している。先程の消火器の攻撃で、頭からも血を大量に流している。
唯希が手を下さずとも、彼女は自滅する程にボロボロなのは一目瞭然。
(なのに、なんで……!?)
奴は倒れない。何故なお、魔法を行使する事が可能なのだーーー!
それ程の力の持ち主なのか。或いは限界を越えて尚、からきしの魔力を強大な力に換えて無理矢理引き出しているとでもいうのか。
有り得ない。人間を超えている。いや、最早彼女は人間なのか。
「【炸裂しろ】!」
「ッ!」
詠唱は一言、だというのに。
君崎を抱えて横に飛び避ける。刹那、爆裂する壁。爆風の余波によって唯希達はまた吹き飛ばされ、崩れた外壁と共に倒れ込む。
一言だけで、この力。
自分は今、相手にしてはいけない者を相手にしているのか。
(でも、相手にしなきゃ俺は生きてここを出られない)
彼女は言った。自分を殺さなければ、この結界は解けないと。
だから殺さなければならないのだ。彼女を。
だが、それは可能なのか?このような圧倒的な力を見せつけられて、武器も何もなしに彼女を殺せるのか?
(彼奴はまだいない。何も無い、あるのは荷物同然のこいつだけ)
いっそ、君崎を捨てて逃げて、彼女が自滅するのを待つか。
いや、その間に彼女が癇癪を起こしてこの学校を爆破しようと図るかもしれない。今の彼女はただの狂人と化している今、まともな思考を持っていると考えない方がいいであろう。
今はまだ、彼女が楽しんでいる時間。その時間を奪ってしまえば、本当に命がない。この時間が、下手すれば自分の命を助けているのかもしれないのだから。
なら、どうする?他に攻撃手段は?
(石でも投げるか……?)
石を投げて時間を稼ぐか。それで時間を稼げるのか。
そう無謀な手を考えていたその時。
「……ごふっ」
思考を駆けていた最中、何かを吐く声がして顔を上げる。
すると、彼女が口を手で抑えていた。手の隙間からはボトボトと、粘着質な赤色が漏れ出している。多少の距離はあるというのに、本来馴染みのないはずの鉄臭さが、鼻についた。
やはり限界だったのだ、彼女は。
本来なら、体を動かせるはずがないというのに。
「……あーあ。本当に、使えねぇ体」
他人事のように彼女はボヤく。手に付いた血を不快そうに服で拭いとる姿は、少し異様だった。
それが気になって、つい唯希は声に出して問いていた。
「使えない体って、どういうことだ。……お前は、あのクソ女じゃないのか?」
「あーん?何言ってんのお前。うっせー……【なぁ】!!」
「っ!?」
またもや、彼らは吹き飛ばされる。その攻撃が炎熱でないことだけが救いだった。
唯希は床に叩きつけられ、痛みに顔を歪ませる。背中を何処か切ったのか、どくどくと流れるような感覚と鉄臭さが鼻を擽った。
「あらあらぁ、大丈夫ぅ?死んでないわよね?そんな攻撃で死んじゃったら私が困るんだけどね。私の望む通りに死んでくれないと、ね?うひ、ひ、ひひひひひ!!」
煽り口調でこちらに歩み寄ってくる襲撃犯。態と足音を鳴らしているのは、唯希の恐怖心を呷らせる為か。
ポタポタと血を垂らしながらこちらに歩いてくる彼女は、まるで屍人のよう。気味が悪い。気持ちが悪い。
「……あーん?よく見たら貴方、もう抵抗出来る物を持っていないじゃないの。つまらないわね」
舐め回すように唯希を見て、彼女は嘆息した。
今の自分の状況を見透かされて、唯希は思わず舌打ちをしたくなった。大丈夫なのか。彼女はまだ遊んでくれる程度なのか。
「私の前から生意気にも逃げたあの女はいないし。……まぁ、苛立ちの原因である貴方達を殺しても、少しは満たされると思うからいいけどなぁ……!」
明確な、殺気。
殺されるーーー本能で直感した唯希は、瞬息、手近にあった石を彼女に投げつけていた。
ガツッ、と石は彼女の頭に当たるが、彼女は痛がる素振りを見せなかった。
「…………あー、そういえば貴方に、大きな石を投げられたわねぇ。今思い出したわ。うん、そうだったわね」
ボソボソと想起させていた彼女は、刹那魔法陣を発動させた。
その魔法陣の中に手を入れて、抜くように引く。すると、一本の炎の鞭が現れ、彼女の手に握られていた。
「今、お返ししちゃおうかしらぁ……」
「ぇ……がっ!?」
彼女の言葉に呆然と反応した瞬間、唯希の横腹に、炎の鞭が絡み付いた瓦礫の一部が叩き込まれた。
ゴキ、と不気味な音を立てて、唯希は壁に叩きつけられる。石の塊を叩き込まれ、尋常ではない痛みが唯希を蝕んだ。
「い、……!!」
体を動かすと、脇腹が縄でキツく締められたかのように痛む。骨をいってしまったか。何本か正確な数字はわからない。ただそれだけは、医学に無知な唯希でも分かった。
「んー……」
考え込む声を出しながら、襲撃犯はしゅる、と炎の鞭を唯希に放つ。
そしてそのまま、唯希の腹に炎の鞭を巻き付けた。
「……ぐ、あああああ……ッ!」
折れているであろう所が、さらにゴリュ、と擦れる音を体の中で発する。制服越しでも関係無しに伝わる猛烈な熱が、じわじわと体を蝕んでいく。
「………………もっと、もっと苦しみなさい……!ほら、もっと、もっと、もっと、もっと!!!!」
声が荒らげていくに連れ、痛烈なる攻撃がさらに加速する。
締め上げる力は強くなり、唯希は既に呼吸すらままならくなっていた。
(……ッ、死ぬ、死ぬ……!)
最早千切れるのではないのかという程に締め付けられ、唯希は死への恐怖を痛感した。
このまま何もしなければ、簡単にいってしまうであろう。
嫌だ。死にたくない。死にたくないんだ。
あの時とは理由が違う。こんな一方的な蹂躙でいくなどーーー死んでも、ゴメンだ。
「ッう、あああああ……!」
だとしても、自分に何が出来るんだ。
こんな状態で、自分は何か出来るのか。
力が増していく。視界も朧気になり、痛覚も感じなくなった。
このまま自分は、暗澹の世界に行くのかーーーと、悟った時だった。
「………………ゃ、め……ろ」
消え入りそうな声が、彼女の制止を促していた。
「……あ?」
襲撃犯がそちらに目を向けると……今の今まで気を失っていた君崎が、唯希に手を伸ばして頻りに「やめろ」と、零していた。
声すらも出すのに苦労するというのに、彼は懸命に彼女を止めようと、その傷だらけと疲労困憊な体を動かしていた。
「……へぇ?」
「ぐッ!?」
ニヤリ、と口角を上げた襲撃犯は、唯希をゴミでも放るかのように軽く投げ飛ばす。何度目かの壁の激突に、ズルズルと倒れる唯希にはもう目を向けずに、手をついている君崎の元まで歩いた。
「貴方、魔法で内側をズタズタにやられても、まだ動けるのね。素晴らしいわねぇ」
「ッはぁ、はぁ……!」
「生きていたら、将来有望な学生になっていたでしょうに……可哀想。楽にしてあげたいわ」
彼女が君崎に向けるその名は、憐憫。
自らの愚かさを知らずに魔法を行使して、自滅し、自ら未来を潰した、憐れで報われない男。慈愛の目でも向けてみるべきなのだろうか、と彼女は情けをかける。
「…………ぅ……ッ!」
君崎は、途切れ途切れに息を吐きながら、グッと腕に力を込めた。
しかしそれも一瞬。直ぐに腕をもつれさせ、地面に沈み込む。
(……そりゃあ、そうよね。魔力を未熟な腕で操ったのだから、負荷が大き過ぎる)
本来なら、魔導士の体に害を及ぼさない為に存在する『詠唱』。
しかしそれを誤れば、それは忽ち毒となり、害を及ぼす。内側をズタズタに切り裂かれるような痛み。四肢をもがれそうになる激痛。想像するだけで体の節々が泣きだしそうだ。
それを今、君崎は一意に受け止めているのだ。そう易々と体は動かないであろう。何度も何度も立ち上がるのに失敗している彼に、彼女は呆れて溜息を漏らした。
もう見ているだけで、話にならない。
(一思いに終わらせてあげましょうか)
一種の両親で、襲撃犯は注意力の攻撃魔法を行使する為に詠唱を開始しようとした、刹那。
「…………ぁ……て」
「……ん?」
君崎が、ボソボソと何かを呟いていた。
思わず手を止めた彼女ーーーそれが、一瞬の油断であり、隙であった。
彼は、君崎は、彼女が魔法を行使しない事に気付いた瞬間、顔を上げて自棄のように唱う。
「【偉容の如く氷結しろ】ーーー!」
「……!?」
瞬間。
襲撃犯の目の前が、真っ白に染まる。
否、違う。目を凝らせば、僅かに眼前が透き通ってみえる。少々霜のようなものがあるが、この先の事は微かに見えていた。
それと同時に、凍てつくような寒気が彼女を襲う。心身共に凍りついたみたいだ。先程までの痛みすらも凍りつく程の極寒。一体これはどこからーーー?と辺りを見渡そうとした。
「ーー!?」
しかし、それは叶わなかった。
何故なら、彼女の頭は動かなかったからだ。それどころか、手や足も凍結したように動かない。
……いや、語弊があった。何処か、言葉を間違えていた。
彼女は凍結したかのように体が動かせないのではない。
本当に。体が凍ってしまっているのだ。
(な、に……!?)
大氷結。
君崎が唱い、創り出した、炎すらも凍てつく厳寒の吹雪。その一瞬で、彼はここら一体の全て凝固したのだ。
何という破壊力。何という魔力量。何という魔力操作。全てに勝っている襲撃犯であっても、この時だけは彼の未知なる力に戦慄した。
(……終わらせないと……!)
このままでは、敗北も有り得る。
こんな屈辱的な敗北など有り得ないと言わんばかりに、彼女は魔法陣、基詠唱を組み立て始めた。
「嘘、だろ……」
一方、唯希は目の前に現れた氷壁に、言葉を忘れていた。
冷たい冷気を発する、廊下中を埋め尽くす氷。先程まで燃え盛っていた炎は、今やその熱が消失していた。
突然の大氷壁に、唯希は開いた口が塞がらない。激痛も諸共せずに、壁を伝って立ち上がる。ほうっ、と白い息が漏れたのは、恐らく感嘆からであろう。
「ーーーーああああああああああああああああああああああああッッ!!」
その氷の端麗に目を奪われていた、刹那。
唯希の側で、劈く悲鳴が辺りを震えさせた。ハッとしてその悲鳴を見た直後、唯希の瞳孔があらん限りに開く。
何故ならば、何故ならば。
「……ぅ、が……ぁああああああああッッ!?!?」
この大氷壁の根源とも言える存在が、血反吐を吐き、地面に沈んでいたからだ。
夥しい量の血液。君崎の体に吸い付くような程の鮮血。外傷からは、どくどくと真新しい血が新たに血溜まりとなって堕ちていく。
瀕死ーーーそんな絶望的な言葉が、頭を駆けた。
「おい……ッ!?」
大嫌いな奴だと頭で認識していても、唯希は彼を抱き起こした。
その時にピチャリ、と少量の血が唯希の頬につく。
「おい、大丈夫かよお前ッ……おい!」
痙攣している君崎に、唯希は必死に呼びかける。
どうして魔法を行使した。しかも二度も。命の危険性だってあるのに。問い質したい事は沢山あるのに、喉につっかえて言葉が出てこない。
「君崎……ッ!?」
もう一度呼びかけようとした、刹那。
ガシッ!と、右腕を強く掴まれる。遠慮もせずに力強く掴まれ、唯希は痛みで顔を顰めた。
「……に……」
「あ……ッ!?」
「……げ、にげ、ろ……よ……!」
「……!」
血で汚れている手で精一杯唯希の右腕を掴んでいる君崎は、コヒュ、と消え入りそうな呼吸をしながらも、彼に伝える。
逃げろ、この隙に。あの女が動けない、今がチャンスだ、と。
「---クソッ」
一言だけで全てを分かってしまった唯希は、歯軋りした。
そして彼は、血で重くなっている君崎を背負い、立ち上がる。そのまま一歩ずつ、君崎に負担をかけないように歩き出した。
一歩進む度にべチャリ、という不快な音が落ちる。体は傷だらけで披露も蓄積されて、凄く重たい。それに君崎の分までのしかかれば、唯希がふらつくのも無理はない。
手が悴み、誤って君崎を落としそうになりつつも、何とか持ち直す。急速に冷え切ったせいで、白い息が荒く吐き出される。
(ふざけんなよ、この野郎)
激痛に蝕まれても尚、唯希は君崎に悪態をつく。
(何でこんな事したんだよ、罪滅ぼしの為かよ)
それか、自分が助かりたいだけなのか。そんな事なら魔法なんて使わずに、死んだフリでもすればまだ助かる可能性があったのかもしれないのに。
(今更改めたって、俺はお前を許すはずがないってのに)
君崎のせいで、前世も今世もクソッタレな人生を送ってきたというのに。
(これはただの自己満足だ)
人助け、目覚めが悪い。そう自分に言い聞かせ、唯希は着々と一歩を踏み出し続ける。
全てはここから逃げ仰せる為に。
命の灯火が尽きぬよう、生き残る為に。
「お前を助けるの、今回限りだからな……ッ!」
唯希は歩く。
踏み締める。
激痛に悶え、それでも尚。
彼は、希望に向かって突き進んでいく。
---それを望むものが、いればの話だが。
「---【熾せ、紅蓮の炎】」
それが唯希に届いたのは、ほんの一瞬の間。
刹那---氷結を粉々に砕くほどの轟音が、鳴く。
「……!?」
ギョッとして、唯希は振り向いた---そして、愕然とする。
背負われている君崎からも、息を呑む音が聞こえた。嘘だろ、という驚嘆の声は、誰にも拾われること無く落ちていく。
彼らが見つめる先、つまり大氷結が創造された場所に---彼女は立っていた。
傍に転がる氷結の残骸を踏み潰した彼女は、焔が燃え立つ剣を手にし、そして唯希と君崎を捉えて……不気味に弧を描く。
「……逃がさないって、言ったでしょう?」
「!」
瞬間、唯希は脱兎の如く駆け出した。
しかし困憊な足は言う事を聞かず、結果足を縺れさせて倒れ込む。
(逃げないと、逃げないと、逃げないと!!)
鉄塊のように重い体でも尚逃げようと立ち上がろうとする唯希を尻目に---死神の足音は、一歩一歩近づいてくる。
先程の唯希が踏みしめた一歩とは全然違う、死の刻限が迫る音。
「……厄介な彼から、始末しちゃいましょうかねぇ」
矛先は、君崎に向く。
ズリ、と金属質のものを引き摺る音は、彼らの恐れを駆り立てた。
「やめ、……!」
風を切る音がする。恐らく、襲撃犯が剣を振り上げている音。
唯希は目の前が赤く塗り潰される未来を想像した。ベッタリと無遠慮に赤の絵の具をぶちまけられ、最早絵として機能しなくなった赤一色の画用紙を、思い浮かべた。
目を閉じる事さえ、許されない。
そのまま、彼が、君崎がいなくなるのを、見ているしか。
その時だった。
「---!?」
ド、ガッ!と、衝撃音と地響きと共に、頭上の天井が崩れ落ちた。
逸早く気づいた襲撃犯は、バックステップを取り、彼らから距離を離していく。
「……!?」
降り注ぐ瓦礫の雨に身を守る術もない唯希は、来る痛みに備えて目を閉じた。
……しかし、いくら待っても、その痛みはやって来ない。
恐る恐る、眩しさに苦労しながら、唯希は目を開けた。
そして、唯希は見た。
ふわり、と揺れる、触れてしまったら穢れてしまいそうな程に、麗しくて、耽美な銀髪。
小さな花を散りばめたかのような赤い着物から覗く白い肌は、とても艶めかしい。
壊れ物を扱うかのような指先からは、微かな光が漏れていた。
この惨劇の中でも、美しく保たれている狐の尾と耳を生やした絶世の美女は、妖しく妖艶に笑いながら、告げる。
「お待たせ。---貴方を、召しにきたわよ。紕い人さん?」
あれ……(この話で戦闘を終わらせようとしていた)
もう一話続きますね……。次話で戦闘終わります、絶対。これもう確定です嘘じゃないです。その次にエピローグですね!
予想以上に長くなって自分でも吃驚です……!




