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驚愕
いつも時間、いつもの場所に車を止めた。
夢のことがあるはずなのに、
なぜか清々しい気分だ。やけに空も蒼い。
どうでもいいか。
ここからの行動も大体は決まっている。
エンジンを止める。
ドアを開ける。閉める。
歩き出す。
自動でかかる鍵の音を聞く。
自販機へ直行。
缶コーヒーを買う。
エレベーターに乗る。6階。
戸を開け自分の席へ。
ふぅ、落ち着く。非常に落ち着く。
だが、やはり今日は変だ。緊張感がある。
スッとやってきた後輩に俺は驚いた。
さらに、この後輩が発した言葉に俺は、
驚きを隠せなかった。