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衝動

ちょうど、60秒だった。

「カチャ」という音と共に

終わったな…と思った。

今から、かなり大きい変動がくるだろう。

しかし、何かが変なのだ。

外ではなく、内側が…わかった。

自分の心に余裕がある。

なぜか言いたいが、

この優越感にもう少し浸りたい、あとで話そう。

その音とは、銃の音であった。

メタボのアメリカ人の人差し指が銃の引き金に

伸びているのが見えた。

さぁ、撃て。何かが気に食わなかったんだろう?

撃て。撃ってくれ。頼むから。撃て。

今の俺には、何かが足りていない。

インパクト…そう、強い衝動が。

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