トルコ・イスタンブールの雨
だいぶ古い情報になってしまいますが、トルコの大地震が有った地方には、行った事はありませんが、そう言った古い町並みが割と多かったのは覚えています。
チョコチョコ行って見たりしていたので、心配な事でも有ります。
高層マンションも多く、地震が起きたらと思った事もありましたね。
私の従妹も、以前のトルコ大地震の前日に帰国した事があったので、トルコの地震についてはその頃から知ってはいました。
私としては、早く収まる事を祈るばかりです。
トルコ・イスタンブールの雨
行ったのは10月、丁度雨期に入った頃だった。
雨が降った時の話をしよう。
トルコの観光シーズンは、色々。
その中でも、先ず日本人が行かない時期に行って見た。
オフシーズンだったし、色々と便利かと思っていたが、違った。
ヨーロッパ系の観光客が、わんさわんさと沢山!
日本人の姿は無し、皆、ドイツやフランスの方の人が多かった。
これには理由も有る、移民としての行き来や、出稼ぎでそっちに行くトルコ人が多く、その関係で、ドイツ語フランス語を操るトルコ人が沢山いるから。
偶に、現地人に間違われ、ドイツ語フランス語で尋ねられるが、日本人と説明すると珍しがられた。
この時期に見かける事は、殆どなかったかららしい。
そんなこんなで、イスタンブールの中心街の方に歩き、急な坂を上っている時に、突然の雨に遭った。
夕立と言うか、スコールと言うか、物凄い量の雨が降って来た!
丁度、中学生位の集団(修学旅行だったようだ)と行きあい、一緒に雨宿り。
「アンタ誰?」みたいな事を言われ、日本人だと答え、お互いに一寸話した、何時止むのか、何処から来たのかみたいに。
言葉は通じてはいないが、意味合いが通じ、チョコチョコ話しながら別れた。
それからも、まだ降り続いていたが、そのままでは居られなかったから、私は登り、向こうは下りと言う風に別れた。
その間、段ボール箱が流れて来るし、バナナの皮も、吸いガラも沢山。
終いに、その滝の様な流れにモップを浸し、掃除を始めた人も!
ついでに雨宿りしたお店は、アンテナショップ、文字通りパラボラアンテナを扱うお店。
大小様々なアンテナが有った。
ついでとばかりに吸い殻を道に捨てる人も・・・、多数。
下町
表に出て働く人は、ほぼ男性。
女性はほぼ皆無、いても観光客ばかり、イスラム社会では当たり前、偶々スーパーで買い物をした時、店番をしていた人が女性だった。
水が欲しくて入ったのだが、ブルカ(黒いベール)で顔を隠していた。
他にお店の人も居ないし、仕方が無いのでこれを下さいと伝え、幾らか聞いても上手く通じないが、向こうも判ってくれたのか問題無く買い物が出来た。
治安は基本的に良いが、そうでも無い所なども有る。
そんな所には、あまり興味もないし、行くつもりもないが、入り込んでしまう事も有る。
そんな時は大体、そうなる前に引き返す、まだ始まったばかりの旅を、終わりにするつもりはまだ無いから。
誰も行かない、誰も気にしない。
誰もが見た事が無いモノを求めるのならば、あえてオフシーズンに行くのが良いのでは?
人と同じで良いのか?、悪くは無いが、自分らしさ?と言えるモノが見つかるかは、それぞれ。
私が求めたモノ、それが何かは、自分でも未だに判らない。
一人になる事なのか、異国を旅する事だったのか、未だに判らないが、した事に対し、後悔は少ない。
それで、全てが終わったとしても、後悔する事は無かったと言える。
この経験に対して、大冒険だと言う人もいる、凄い経験をして来たと言う人もいる、それでも、私には、当たり前に生きて、旅して、行動する事しかしていない。
ロマンスも、危険も、求めて見たが、自分の性には遇わなかった?
ロマンスを求める、誰かを好きになる、今一自分に自信が無い、好きになると行った事が解らなくなっていた。
危険な冒険、死より生きる事の方が楽しくなっていた、あえて死ぬような事に足を踏み込む事には二の足を踏んだ。
あえて危険に飛びこむ事よりも、また、旅がしてみたいといった欲求が勝った。
あえて海外
国内旅行をする方が良いと言う人には、私は無理に海外を勧める事は出来ない。
冒険心が無いのでは無く、向いてはいないのだろう。
それに、国内も良い。
だが、私は、海外に行きたかった、この体が十分に動く間に。
今は不自由する事は無いが、動かなくなってから行くよりは、動ける内に行きたかった。
海外に出たい、行ってみたい人は、幻滅してしまう事が多い。
興奮して失敗する事も多いが、常識の違いと行った壁にぶつかる。
乗り越えられた人が、また旅する事が出来る。
私は壁が無かったのかと言えば、壁と言うよりは障害物の様な感覚だったのだろう。
高く無い代わりに、幾つもバラバラに先を塞ぐと言った感じだろう。
迷路の様に感じていたのかもしれない。
ツアーなどでは、ドアの向こう、策の向こうと言ったモノなのかもしれない。
テレビで見る世界は、嵌め殺しの窓。
行った人の話は、壁の向こうから聞こえる物音。
トルコは中東の穀倉地帯
小麦の生産が多い、だからか、パンがおいしい。
日本の様に、総菜パンと言ったモノは余り見ないが、純粋に美味しい。
都会のど真ん中であっても、薪の窯がある。
専門の職人が居る。
何処であっても、焼きたてのパンが売っている、ドネルケバブも有る。
だが、麺の類は一切ない。
不思議だが、余り麺にするには、小麦が向いてはいないのだろう。
参考になれば幸いです。