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【プロットタイプ】早熟した歪み

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/10/14

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

感想欄閉じてるオメーが言うなよ。

みたいな話なんですが、

私の得意分野的小説ってなんだと思う?


ラブコメは苦手なんだけどさぁ。

――私さぁ、なんつーの、ドタバタコメディが好きなんだよ。どっちかが馬鹿やって、叱られるとか、そういう話が好きなんだよ。

その言葉はある意味、此奴の縮図であり、いつもはひた隠しにしている本音なのだと思う。


早熟した人間ほど、過去に出来なかった憧れがある人間ほど、歳を食った時に取り返そうとするものである。とは何かの拍子に浮かぶことである。

例えば学生時代モテなかった人間が、今ときの若い者に恋愛しようとか。大学に行けなかったから、歳とってでも学び直したいとか。そういうものであろう。

そう言った極端な例を持ち出す事に、極端であるからこそ、浮き彫りになるものである。対極であるからそ、其れに通じる何かとは常に存在する。

そうした意味で、彼奴は、鏡花は、早熟させられた人間なのだろう。


「今度三人で川の字で寝よーよ。つか、どっか旅行行こうよ」

何を思い立ったかは知らないが、突然、そんな事を言い出した。俺と諭羅、鏡花の丁度三人で、丁度書店で、旅先のガイドブックを漁っている時のことであった。

忘れちゃいけない。俺達は既に成人を迎え、俺と鏡花は書類の上では結婚している間柄である。其れを倫理観に厳しい諭羅が許すとは思えない。

「あのね、自分の立場分かってる?」

「有給は残ってるし、きりたんぽぽが一人で心配なら連れてきて良いよ」

「そうじゃないよ。もう……」

意見した諭羅は罰が悪そうにそっぽを向いて、僅かに距離を置いた。どれだけ正論を唱えたところで、巧妙に交わして自分の意見をごり押すのが目に見えたのだろう。

勝てない勝負、辛くも勝利するものに、興味は無いのだろう。

「俺と夫婦で、其れに『間男』の存在である自分がいるのが嫌ってだけだろ」

「言い方!! 鏡花の間男になったつもりも、結果もないよ」

「だから、きりたんぽぽ連れておいで。って言ったんじゃん」

それで解消されると思ってるんだろう。

「あ、新刊見てくるね」

そうして蟠りを残したまま、さっさと俺達を置いてこの場を後にした。

「甘えてんだよ」

「知ってる」

「ただ早々にお前が勝負を降りたから、これ以上話す事はないと踏んだんだろ」

新刊なんて、どうでも良いのだ。自分にとって一番『良い』と思った結果を求めて行動する。其れを相手に気付かれずにやるのがあの女なのだ。

「あのさ、私達、鏡花の過去って知らないじゃない? 軽くは聞いたけど。根暗とか友達いないとか」

「友人はいんだろ。お前も含めて。それに高校までなら知ってるし、それから後のことは」

「……そうじゃないよ。もっと遡って、幼稚園、小学生、中学生のとき」

諭羅は目の前にあった旅行ガイドブックを捲りながら、淡々と言った。

「京都って、修学旅行の聖地じゃない? まぁ班行動したり、皆で同じ部屋に居座ったり、共同生活するんだけどさ。その時に、あの鏡花が『楽しかったからまた皆でお泊まり会しよーよ』とか言う?」

「言わない」

正確に言うと、『言ってる姿が浮かばない』。もっとこう当たり障りのない『楽しかったー』『また来たい』と言った会話を返すだろう。そして其れは。

「そこまで深い仲の人間じゃないから。言われた所で相手は言い淀むと踏むから。だからお前に対して甘えてんだよ」

陰口叩かないって、倫理観的におかしいって指摘してくれるからって。

「知ってるって。でも本当はそういう仲の友人と、そういう事がしたかったんじゃない?って。

中学生ってまだ親の庇護下にあるじゃない? 同い年の子と旅行とか行けないし、其れはホテル側も承諾しない。出来ることと言えば友人宅での寝泊まりかも知れない。けれども出来なかった。

だから今になって炸裂させてるだけじゃないって」

そう言って、またガイドブックを棚に戻した。どうやら鏡花の元へ行くつもりらしい。

「お前、鏡花の事なんだと思ってる?」

「なんだろ。珍獣?」

「俺の答え取るなよ」

「でもまぁ、馬鹿でも愚かでもないんじゃない? 別の意味では馬鹿だけど。早熟してしまった故の歪みってのは、感じるよね」

私の話に登場する子って、自分で言うのもなんだけど、

らしくない。子が多いじゃない?

年相応じゃないってかさ。

子供なのに異様に聡明とか、大人なのに馬鹿やるとか。


そういうのが多いのって、私がそうした歪さを抱えてるからなのかなって。

子供の頃に甘えられなかったから、大人になって幼児退行する。みたいな。

そんな子達が、割と多い。


だから前の先生の話でも、

『怒られるのは子供の特権なんだから』

って言ってる場面あるし。

『今のうちしか皆許してくれないから、もっと無鉄砲で良いんだよ』みたいな。


だから本来、コメディ書くならドタバタコメディになるんですよ。

前にコメディ書いたけど、馬鹿やって叱られて、『あ、やべ……』、『お前また変なことやっとるん?』みたいな。

しかもこれ、普通は女性が叱る側なのに、女性が馬鹿やって弾性に叱られる方で書いてるからね。

ただ漫画の方が映えるからやらないだけで。

空気感が小説だと伝わらないから。


だってそういうドタバタコメディって、どれだけ相手が馬鹿やっても見捨てないで居てくれるじゃない?

見捨てたらシリアスド直球だからさぁ。

そうした安心感はやっぱあるよね。


だからたまに、

『……ラノベっぽいのは得意じゃない。なんか気が付いたらこういう心理戦仕掛けてる。

でもイカサマ方面の方には振り切らない』

みたいに読みながら考えるんですが。

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