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ep.3 はじまりの予兆

ってことでここから加筆修正をがんがんしていくど。


すでに第4話の内容を一緒に詰め込んだものになってるしな

気が付くと見渡す限り平原が広がり、その中にたった一つの小屋が建った場所にいた。そして、虫の囀り、平原ならではの匂いやそよ風が体に触れたときに感じる少しの肌寒いさ。これらの感覚からすくなくとも視覚、聴覚、嗅覚、触覚の4つは現実のものとかわらない。


4つの感覚をこれだけはっきり感じるなら味覚も感じるのだろうか? いや、それだけじゃない。現実と変わらないかそれ以上に感じ取れる今なら第六感もいずれ感じ取れない方がおかしいか。これなら()()()と戦うことになっても問題なく動くだろう。



それよりも、ステータスの確認が先だな。せっかくユニークスキルを獲得したことだどんな効果があるか気になる



ステーた「勇者様」す


そんな時、まるで最初からその場にいたかのように突然少年が現れたのだ。いきなり現れるものだから反射で殴るところだった。あぶないあぶない



それより、勇者ってなんだろうか。むかし咲人に誘われたゲームにそのように呼ばれた存在がいたような。たしか、魔王を倒すために冒険をする人だったか。世界の平和を守るためだったか。そんな世知辛い生き方をするお人好しのことだったはずだ。そんなやつが現実にいるなら見てみたいものだ。どうして、他人のためにそうまで頑張ろうとするのだろうか。自分の手の届く範囲だけ守ればいい、そもそも守ってもらうだけでなく、その勇者とやらに頼らず己の力で魔王とやらに挑めばよいのではないか


「痛い」


っと、なんと殴っていたようだ。うーむ、まあ俺は悪くないな。急に現れる少年が悪いからな。それよりも勇者という言葉についてだったな。先の言葉にそのような単語があったはずだ。ありがとう。それでは、勇者ケインどうか世界をお救いください〉だったか。この言葉と少年の言ったことを考えるに、俺がその勇者に該当するのではないか。


「酷いじゃないですか勇者様」


ないな。俺がその勇者になった場合。魔王とやらは世界征服を成し遂げてしまう可能性が非常に高い。なにぶん俺は赤の他人を無償で助ける慈善精神は持ち合わせていないものだ。「勇者様、おーい勇者様」



・新実装!! イベント開始

現実世界で残り 00:01


何かが一瞬表示されたような気もしないでもないが「勇者様!!」 若干涙目になりつつある少年があまりにもうるさいので対応するとしよう。


「なんのようだ。」

「ゆうしゃ... あ、やっと返事してくれましたね。僕のなまえh」

「それはどうでもいい。要件だけ伝えてくれ。それとここはどこなのかもな。」

「え、えぇ。わかりましたとは言っても、僕が伝えられることはかなり少なめだすけどね。ここは、勇者様がこの世界の常識などを知るために()()()()()()です。ここで、勇者さまには3つのクエストをこなしてもらいます。


1つ、職業の選択

2つ、武器の選択

3つ、レベルを1から2に上げてもらうことです。これらを終えて始まりの街カカオを転移させてもらいます。


そして、ここはどこなのかは残念ながらお伝えすることができません。先程申したように仮の名称でいいのならチュートリアル平原と呼んでください。他の皆様もそう呼んでおります。」



なるほどな、ここはいわゆる訓練所のようなものか。そして気になる情報が2つあったな。



一つは始まりの街カカオだ。このゲームを始める少し前のことだ


-------


俺の携帯に咲人から、一通のメールが届いたようだ。


ある程度予想が、一応確認しておこう。携帯の画面に電源をつけるとそこには暗に咲人と書かれてあった。なぜ俺が誰からきたかわかるかというと、俺の携帯に入っている連絡先は



1つ、咲人

2つ、咲人の父親

3つ、教師


この3つだけである。まあ、平たく言えば咲人としかほとんど連絡していないってことだな。それもそのはずだ、普通なら両親やら、その他大勢の友人やらの連絡が入っているのだろうが、俺はそもそも親がいない育ての親と言える人はいるが、その人は現在消息不明で連絡の取り用がない。あとはまあ、ぼっちなので咲人以外の友人などいないからな!!


言ってて悲しくなるな…


閑話休題


画面を見るとそこには、咲人と表示され。同時に『これを見たら好きなタイミングで電話してくれ。ゲームの感想を聞きたい。因みに俺は………』と、書かれてある。前半を読み理解した。後半はどうでも良かったので無視することに決めた。


さて、と。無視を決め込むのも一瞬頭に過ったが、さすがにそれをするのは忍びない。IJCというゲームをくれたのは咲人なのだからそこらへんは常識と言えるだろう。とはいえだ、あいつの話は長いんだよな。言っちゃ悪いが一度話が始まると5分以上は拘束されてしまう。それが苦痛かと問われれば全くそんなことはないが、それでも面倒いものは面倒いのだ。まあ、たまに有益な話をしてくれるのでそこはご愛嬌と言えるだろう。今回の場合は有益2割、だるさ8割ってところだろうか。


はあ、そろそろ電話をすることにしよう。


『お、ケン。やっと掛けてきたか』

「ああ」

『ああって、まあ良いや。で、どうよ面白いだろ』

「えっとだな、まだ始めてなかったりする。色々準備をしててなもうそろそろ始めようと思ってたところだ。」

『そうか。俺は今、はじまりの街から一番近いフィールド……カカナ平原のエリアボスを倒した所で、一回落ちたところなんだが約束の時間までにはこっちにこいよ。どうせ、遊ぶなら健斗おまえと一緒に遊びたいからな』

「それもそうだな。俺もゲーム自体が久々で色々とわからない部分が多いと思う。それで...」


あれやこれやと、俺が質問した内容以外の話を咲人がしだしたところで流石に止めた。このまま話をずっと聞いていると体感で1年を軽く超えるだろう。


時計を確認すると10分だったのに驚きを隠せないでいる。



咲人恐るべし。



どうしよ。わからない単語が増えたぞ。うん、このまま聞けば、時間は取られさらに分からない単語が増えるだけの予感がする。それに、わからなすぎて同じ日本語のはずなのにすぐに忘れてしまいそうだ。いまこれを一個一個聞いていくより、遊んでいる過程でちょっとずつ覚えて行った方がいいと言っていたきもすることだ。その方針で遊ぶことにしよう。


だから、ゲーム知識を覚えるのを諦めたわけではない。そう決してないのである。ただ、一つだけ聞かなくてはな


「なあカカナ平原とは、なんだ。始まりの街とは違うのか」

『俺の話聞いてたか、そこも説明しただろう。カカナ平原は、チュートリアル終了後転移させられる街から一番近い戦闘エリアのことだよ。んで、始まりの街と言ったが、正確には始まりの街カカオが正式名称だな』


そうだったか……全く耳に入らなかった。だが、俺は空気が読める男だ


「あ、ああ。そういえばそうだな。しっかり聞いていたぞ。うんうん」


と、一旦話を合わせておくのだった



「それより、宿題はちゃんとやっているのか。お前いつも前日まで溜め込むタイプで次同じことをしたらゲーム没収されるとか言ってたような気がするが」

『って、アアアアアアアアアヤバイィィ。すまんケン、俺用事があったわ』


咲人がいきなり叫んだと思うとなんと用事と書いて逃げていった。


「まあ、俺の知ってる咲人ならそれでもゲームをしてそうだがな」

とはいえ、話が終わるに越したことはない。俺はあっさり受け入れ電話を切った


ピコン


電話が終わった直後。またしてもメールが一通きた。そこには咲人と書かれており。内容は……


『長引かせて悪かったな。また学校で』


そう書かれてあった。


---------



という会話をこのゲームが始める前にしたことを思い出すことになる。始まりの街カカオか、あいつを待たせるわけにも行かないのでさっさとこのチュートリアルを終わらせるに越したことはないな。



そして2つ目は、創られた世界という部分だ。

まるで、このゲームには2つの世界、あるいは複数の世界があるような表現ではないか。それに、ここのことを言ってはいけないときた。運営側が手抜きをして名前をつけてないとい線もあるが、それなら仮の名称として、チュートリアル平原と名付ける必要性がない。初めからそう名づければいいからだ。


そもそもチュートリアル終了後始まりの街に転移すると言われた時点でおかしいのだ。それならば最初から始まりの街でチュートリアルをすればいいものを、一体なぜここでやらせるのだろうか。それもわざわざ世界を創ってまで。いや、この場合はサーバーを作ってまで別の場所でやらせようとするのか不思議でならない。


まあ、考えても仕方ない。いまは職業とやらを選ぶことに集中するとしよう。




------


「さっそくですが、勇者様チュートリアルを始めましょう。レベルを“2()”に上げることで終了となります。まずはステータス確認です。『ステータス』と、唱えてみてください」



少年が言ってるようにステータスの確認をしよう。色々考えてしまったが当初の目的はステータス確認をすることだったからな。それを少年に邪魔をされたわけではないが。そろそろ確認するとしよう


「ステータス」




――――――――――――――――――――――



名前:ケイン レベル0

職業:error

HP    :0

生命   :0

生命   :0

筋力   :0

防御   :0

魔法攻撃 :0

魔法防御 :0

速さ   :0

〈スキル〉

剣術, 好感, 幸運, 熟練度


〈ユニークスキル〉

英雄, レベル0


〈称号〉

ユニークスキル保有者

英雄の道


SP:



――――――――――――――――――――――




ユニークスキル二つある。これって確か詳細とか見れたはずだ。だが、ひとまずはスキルから見ていこう。ほら、ご飯を食べるときでも好きなものを最後までとっておくとかさ。俺はそっちはだから、スキルを確認した後にユニークスキルを確認することにしよう。


----



剣術:

剣に対しての補正を得られる。



好感:

会話や行動での補正を得られる



幸運:

裏ステータス"運"に補正を得られる


熟練度:

行動による補正を得られる


----




物は試しとはよく言った物だ。早速スキルの詳細を見た結果こうだった。続いてユニークスキルと行きたい所だったが。称号を見ることにした。



----


ユニークスキル保有者:

ユニークスキルを保有した者のみ与えられる称号。

※この称号自体に効果は無い。



英雄の道:

ユニークスキル英雄の所有&▪️▪️▪️したもののみ与えられる称号。

強敵との戦闘で補正を得られる。

習得経験値&習得熟練度に補正を得られる。

※英雄とは▪️▪️▪️



----



英雄の道という称号強くないだろうか。ゲームに疎い俺でも分かるくらいだから詳しい人からするともっとやばいかもしれないな。それとも大したことないものなのだろうか。個人的にはいわゆるぶっ壊れと呼ばれるものに該当すると思う


ただ、文字化けの部分が気になる。何か嫌な予感がしなくもないがその時はその時だな。


次はお待ちかねのユニークスキルだ

次回の投稿は

6/7日です。

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