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異形  作者: とらとら
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変貌

人は誰しも歪んだ心を持っている。それは、ぽっかり空いた穴のような形なのか、最初から歪なものだったのかは誰にもわからない。

ただ、その心は目には見えない。見えないからこそ、人は穏やかに生きることができる。

誰にも、気づかれず、理解されず、人目に触れず。

その心が目に見えたらどうだろうか、人と違う形のものがあったとして、我々はそれを受け入れることができるのだろうか。

それは、誰にも分からない。


春は、晴れやかなイメージを持っている人が多い。それは、心的にも天候的にもだ。しかし、実際春は、じ刷する人が最も多い。そして、天候も比較的に悪い。

しかし、それでもなぜ人は春に穏やかなイメージを持ち続けるのか。それはやはり、入学や、卒業などいわゆるめでたい日が多いからだろう。

今日は僕の高校の入学式だ。天候はあいにくの雨。いや、予想通りと言ったほうがいいのか。

入学というめでたい日だというのに、僕の足取りは重かった。

玄関の傘をとり、ため息をつく。まったく憂鬱な日が始まる。


学校につくと自分のクラスが書かれている名簿が校門の前に立っていた。名簿の前にはかなり人が多かったが、うまく教員が誘導してくれて、校門の前で立ち尽くすなんてことにはならなかった。

下駄箱で、靴を履き替えようとしたところで、聞き覚えのある声に呼ばれた。



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