ブックマークが500減りました ~恐怖のブクマ剥がれスパイラル~
ブックマーク。
なろうに投稿する多くの作者が、ブックマークの増減に一喜一憂していることと思います。
一つ増えただけでも「よーし! 頑張って続きを書くぞ!」とモチベーションの一助となったり、一つブクマが剥がれただけでも、結構ガッカリしてしまう、一日暗い気分になってしまう、そんな方も多いのではないでしょうか。
そんなブックマークが500剥がれた。
これを聞いた人の反応は様々だと思います。
「お気の毒に⋯⋯」という人もいれば、「長谷川凸蔵はなんか調子乗ってたからざまぁぁぁぁ」と感じる人もいる? かもしれません。
心境だけで言えば、そりゃあ「キッツいなぁ」ってな感じですが、これもなかなか経験できることではないし、何かのネタになるだろう、もしかしたら今後誰かの役に立つかもしれない、ということで考えたことを書いていきます。
本来は連載中の別のエッセイに書こうかな、とも思ったのですが、これは単独で扱った方がいいかな? となんとなく思い、別にします。
まずはどのような経緯で私の作品にブックマークが付き、そして剥がれていったのか。
その経緯を書いていきます。
この、ブックマークが500剥がれた作品とは
「騙されてSクラス冒険者になった田舎者、めちゃくちゃ適性があった ~農閑期の英雄~」
という作品です。
この作品がどのように書かれたのかについては、別のエッセイに詳細は記載したので、ここでは簡単に流れを。
この作品は25000字ほど、現在の序章にあたる部分を投稿し、一度完結させました。
完結一覧に乗ったところ、そこそこのブクマや評価、その上レビューを頂き、ハイファンタジーの日間ランキングの61位に乗りました。
そこからも多くの方にご支援頂き、最高でハイファンタジーの日間2位、総合の3位となりました。
その後、次第に順位は下がって行きましたが、ランキング圏内にいる間はまだまだブックマークは増えていました。
正直、ランキングに載った時点では、一切続きなど考えていなかったのですが、せっかくだし、と続きを書くことにしました。
まずは閑話を3つほど投稿し、急いでプロットを書き、過去編となる零章を書きました。
頂いた感想を信じる限り、閑話はそこそこ好評、零章は賛否両論ありました。
しかし、ここで完全に筆が止まります。
何もない状態から、閑話だけで三話13500文字ほど、零章で八話三万文字弱。
話数にして11話、文字にして41000字、それを10日間で仕上げる、ということに完全に疲弊してしまいました。
プロット作成プラス一日4000字の十日間、毎日更新が当たり前で筆の早い人なら、何てことないのかもしれませんが、私にはこれ以上の継続は無理でした。
実際この間、ほとんど寝れませんでした。
ランキング・ハイのような状態でした。
考えてみてください。
ついこの間まで、一話投稿してもほとんど読まれず、ブクマが一つでも付けば「おおーやった!」と思っていた人間の作品が、一時間ごとに20、30とブクマが付くのが普通になるのです。
それがランキングに載る、ということなのです(もちろんジャンルによりますが)。
その未体験の状態により、脳内から快楽物質が半端なく出ていたのだと思います。
ちょっと寝ると目が覚め、今自作がどうなっているのか気になり、仕事もあまり手が付かず、すぐにスマホを見てしまう、そんな状態でした。
これじゃ、いかん、という焦りと、続きはきちんと考えたい、と思いしばらく時間を置くことにしました。
その間にランキングからは消え、寂しい気持ちとともに少しほっとしたのを覚えています。
この時点でのブックマークは、4830ほどでした。
その後、新章のプロットを考えました。
その結果思ったのは「これ、めちゃくちゃ長くなりそう⋯⋯10万字は必要になるかも?」といった感じでした。
実はこの時の見積りも相当甘く、書いている現在、とても10万字では無理そうな状況です。
で、実際書いてみるとまぁ筆が進まない。
おそらく無理をした反動と、時間を開けたことにより「しっかりしたもの書かなきゃ!」という思いが半々だと思います。
本当は、現在の章全て書ききってから投稿したかったのですが、そんなの待っていたら何か月かかるかわからない、と思い、とりあえず書き直しはないだろうと思った二話を投稿しました。
ランキングから落ちたあとは、ブックマークが剥がれる、という話はいろいろ見ていたので、まぁ多少剥がれてもしょうがないと思いながら一日にその二話を投稿すると⋯⋯
ブクマが80剥げました。
で、現在新章として書いている部分の話数が17話80000字ほど、期間にしておよそ四か月です。
現在のブクマがおよそ4300なので、500ほど剥がれた、という次第です。
それではここで、「ブクマが増える」ということについて考えていきます。
ブクマの増加に必要なもの、それは「常に一定以上の新規読者の参入がある」ということです。
何を当たり前のことを、とお思いでしょう。
そう、当たり前なのです。
ただ、もう一つの「ブクマが剥がれる」、これは個別に剥がした人に「なんで剥がしたんですか?」と聞かないとわかりませんが、理由は予想はできます。
「話の内容がつまらなくなった、または望んだ展開じゃなくなった」
「更新が遅い」
などいろいろあると思いますが、簡単に言ってしまうと
「付いているブクマは、いつ剥がれてもおかしくない」
ということです。
いつ剥がれてもおかしくないわけですから、当たり前ですがブクマ数が多いほど、剥がれる可能性も高い、と言えます。
一度つけたらいちいち剥がさない、という人もいるでしょうが、簡単に剥がす人もいる、それは表面上はわかりません。
実際ランキングが下がり始めた直後は、投稿してすぐはブクマが剥がれ、それに増加が追いついて追い抜く、といった感じでした。
つまりブクマが多いことがブクマ剥がれを起こすのであれば、剥がれる以上に新規読者の参入が必要、となります。
では、新規読者が作品を読みにくる「ルート」を考えてみます。
「小説家になろう」内からのルート。
新着一覧。
完結一覧。
レビュー。
日間ランキング。
月間ランキング。
四半期ランキング。
年間ランキング。
累計ランキング。
他作品からの誘導など。
検索を駆使して作品を探す(通称スコッパー)
「小説家になろう」外からのルート。
SNSなどを経由して。
書籍化した作品で、書籍を購入した人が続きを見に来る。
コミカライズした作品で、原作に興味をもって。
アニメ化やゲーム、パチスロなどの映像化した作品で、原作に興味をもって。
など。
ざっと思いつく範囲でこんな感じでしょうか。
で、私の作品をここに当てはめた場合、現在新規読者が来るのは
新着一覧
ほぼ、これのみだと思います。
つまり、新着一覧からの新規読者だけだと、4000を超えるブクマのブクマ剥がしを支えられない、ということになります。
もちろん、読者の方が「これとこれ、どっち読もうかな?」みたいに悩んだ時に、ブクマが多い方が有利、というのはあるでしょうが、それほど劇的に新規の方が来る、という感じはしていません。
ちなみに、2019年9月22日に最新話を投稿し、23日23:30現在、投稿前4326ブクマだったのが、4319ブクマになってます。
さすがに80も剥がれなくなりましたが、それでも確実に剥がれています。
で、ここで思うのは、よく作品を途中で書かなくなる、通称エタ。
読者からすれば「せっかく追っていた作品なのに、続きが書かれなくなって残念だ」
その気持ちはとてもわかります。
人気作であればあるほど、そう思う人は多いでしょう。
でも、その作品が、新規読者が来るルートが限られている場合、書けば書くほどブクマが剥がれるのです。
もちろん、上で書いた、他作品から強力に読者を誘導できるような、多数のファンを抱えている有名作家や、累計やなろう外ルートからの新規読者獲得にたどり着いた作品であれば、この限りではありません。
でも、なろう外ルートであっても書籍がいまいち振るわなかったり、結果打ち切りなどになってしまうと、新規読者ルートは閉ざされてしまいます。
そこでこの「ブクマ剥がれスパイラル」とも言える状況になった時に、どうするか、という選択が訪れます。
そして、私の場合。
正直、別作品を書いて、それが人気がでたら誘導する、ということも考えました。
別作品の構想も、実際幾つかあります。
でも、それをやった場合、特にその別作品が万が一「農閑期」以上に人気が出た場合。
私は、もう「農閑期」の続きを書かないだろうな、と思いました。
ランキングに載っていたころほど、作品に対しての感想はありません。
でも、それでも更新すれば、底辺作者として活動していたころには、考えられなかったほどのPVを頂きます。
「いちいち感想書かないけど、読んでるよ」
そんな声を頂いている気がしてます。
そして少ないとはいえ頂いている感想も、本当に嬉しく、力を頂けます。
それになにより、「まだ続き書きたいなぁ」と思っています。
実際、現在の最新話付近の数話の出来は満足しています(読者の方にとってどうか、はわかりませんが⋯⋯)。
というわけで、私の今の気持ちでいえば、まだまだ続きを書いてみよう、が結論となります。
ただ、もし、同じようなことで悩んでいる人がいて、別の選択をしたとしても仕方ない、冒頭にも書いたようにそれくらい「キッツイなあ」というのも本音です。
でも今でもブクマして、この作品を読んでくれる人に
「ブクマし続けて良かった!」
そんな作品を書ければなぁ、と思います。
まぁ、いつまでそう思えるのかはわかりませんが⋯⋯。
思ったよりこのエッセイも長くなってしまったので、ここら辺で続きを書く作業にもどります。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
下にリンク貼りますので、良かったら小説も読んでみてください、では。




