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ホレご褒美のキスの時間だ


 箒でちゃちゃと目的地に・・・・

「あ魔王さまだー」

わらわらとゴブリンが寄って来る・・・


 「女子は?」

「魔王様刺したひとがー」

「癒してくれたー」

「くれたー」


 「そうかー」

イベント逃したなー

「じゃあいくねー」

「じゃー」

「じゃー」

「ああ」

「フム」

「不可思議なゴブリンじゃな」

「だよねー」

「あそこ迄知能が高ければ」

「ヒメに襲い掛かってくるよね」

「低ければ洞窟に籠って居るだろうしな」


 其の時大きく・・・・

ネクストイベントに期待してくださいと視界に映し出される


 「イベント次の」

俺は手を上げその場でジャンプ

「?」

「何だ」

「表記された」

「ネクストイベントと」

「あと消えた」

「ゴブリンか?」

ヒメは聞き走り出す


 俺も続く・・・・

「確かに痕跡が突然消えとるの」

「転移?ヒメに気取られる事なく?」

「・・・・」

「子が欲しいと」

「良いの」

「直ぐは」

「決めかねるの」

「婚約で」

「手を打たぬか」

「?」

「否か?」

「俺の利点は」

「ヒメとキスでどうだ?」

「オーケー」

「しよう」

「さあ今すぐに」

「なら」

「首筋をさらせ」

「てこの服だと」

首まで不思議なインナーがその上に服布が多い被さり

手足は甲冑に覆われ


 軽い・・・・・

すこぶる動きやすい・・・・


 「魔術で脱げばよかろう」

「はいはい」

「着脱」

俺は下着姿に・・・・・


 姫は首筋に口を寄せ

「っ」


 歯を立てた・・・・・

黒い炎の文様が左半身に広がり・・・・


 消えた・・・・


 「黒い炎」

「元から見えるのか!」

ヒメの驚いた声


 「?」

「なんだ?」

「見えていたのか」

 

 ヒメはまじまじと見つめ・・・・

「しかし」

「魔術不得意じゃな」

「?」

「はぁー」

「まあ良い」

「ホレご褒美のキスの時間だ」

「わーい♪」


 そしてえらーい長いキスを経験しました・・・・・


 3日ぶっ続けのキス・・・・・

素晴らしい一時だったけどね・・・・・


そして幸せに・・・・・

お読み頂き有難う御座います。

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