スライムよ永遠に栄えよ
「スライムゼリーはいかがー」
「一袋たったの100円だよー」
威勢よく鉢巻まいたおっさんが屋台で・・・・
良く晴れた昼街中で・・・・・
俺は意味無くぶらつく・・・・
「一つ」
コインを渡す
「へい」
「確かに」
愛想よく袋が手渡され
受け取り・・・・
歩きながら袋開け
スライムゼリーを食べ始める・・・
美味しいく腹持ちも栄養も・・・
噛めば粘液が口中に広がり・・・・
正にヘブン・・・・
「此れで一週間は持つ」
いやースライム最高♪
喫茶店を除けば・・・・・
カップルが一つのスライムを啜っている・・・
「仲の宜しい事で」
うらやまな・・・・・
俺の名はガウス
クラスは盗賊
職業は冒険者
種族混ざりものな
普通の一般人
スライムゼリーを食べつつ
歩くと・・・・
規則正しい足音と・・・・
子供の泣き声と足音・・・・・・
そしてよわよわしい足音・・・・・
奴隷狩りかな・・・・
確かスラムあったし・・・・・
町は一通り周り把握はした・・・・
スラムで一仕事と思ってたんだがなぁーと・・・・
どこだろなーと気になり見に行こうと・・・・
スライムゼリーを全て食べる・・・
「奴隷なんて」
ローブの女が奴隷騎士にしがみ付き
何だあの女
ステータスを確かめる
名レイナ
クラス魔術師
レベル30
職業無し
「可哀そうでしょ」
「こんな悲劇」
奴隷が可哀そう?
キチガイか?・・・・・
確かに所有物さ・・・
けど衣食住は用意され・・・・
様々な物が主より与えられる・・・・
普通さ。所有物大切にするよな・・・・
しかも今回名高き賢王の国じゃねえか・・・・・
其処の子ヨ・・・・
キチガイの所為で哀れな・・・・
あーあ泣きまくりジャン・・・
奴隷騎士何とかしようと哀れな・・・・
元凶どうかしないと・・・・
何時までも・・・・・
「チィ」
俺は舌打ちを・・・
レイナは此方に駆け寄り
「貴方・・・」
喋るレイナを見えないよう蹴り飛ばし・・・・
その場を去る・・・・
「神よ彼呪いを」
レイナちいさちいさな呪いの言葉
「神ね」
小さく呟く・・・・・
「教会で依頼受けるかね」
ギルドよか綺麗な姉ちゃん多いしね・・・・
聖女は顔が見えないが其れでも十分幸せをもたらすし・・・
お読み頂き有難う御座います。




