立場の高いやつに媚びるのは社会人。
「はぁ?お前国立校行くの!?」
「成り行きでな。俺も好きで行くわけじゃない。正直受験勉強しなくて楽って位だ」
「…ったく羨ましいなあ君は。でもさ、そこってすごい頭良くないとダメなんだろ?」
「みたいだな、なんで俺なんかが行けたのか分からないレベル。」
友達の智也とこんな軽口を叩いて楽しんでられるのも今の内、か…さて、勉強頑張りますかね…。
_____
「じゃーなー」
「おう。」
これでもう俺達は高校で会うことは無いんだ。それを実感した。明日は入学式だ。俺は折角だから仲のいい友達と遊んでいた。
あ、準備してねぇ。ゲーム機全部一旦仕舞おう。
「いやー、ついに明日だね。」
「あぁ、そうだな。てゆーかお前不安とか無いの?俺より男らしいの?」
「ううん、あるよ。誰が行くかも分からないし、全国から人が集まる。そんなところだし。でも私は秋斗がいる。だからいいの。」
「あっそ。じゃーな。」
俺がいる。か…そんなこと考えてなかった。
_____
「__________で、__________校長より。」
あ、終わった。寝てたけどまぁ、いいよね。
…さて、クラスに戻って…ん?なんだあの箱。皆開けようとしてるみたいだけど…
「なんだよこれ!開かないじゃん!」
「おいおいやめとけ。中身は一ヶ月後に分かるって言われただろ?」
そんなこと言われてたんだ。初耳。…てかお前ら爆発するかもしんないぞ。僕知らない。
「はい着席ー!」
!?この俺に気配を悟らせないとは…っ!貴様、さては!先生だな!
「はいはい皆部屋の鍵配るよー!」
皆が鍵を受け取る。ひったくるように受け取るヤツ。普通に受け取るヤツ。少し構えすぎな奴。それぞれだな。
ま、俺も受け取って今日は寝ようかな…
_____二週間後_____
「二条!今日もゴミ捨て頼むわー」
「ったく。しょーがねーなー…今度やれよ?」
「わーったわーった!」
パシられてた。てか誰だよこの大量のミルクティーのペットボトル。上手いけどさ。飲み過ぎだろ…注意してやろうかな。
_____翌日_____
さて、休み時間だ。今はミルクティー野郎を探す…!
あ、あいつ確か…家が資産家の…そうだ!澤村知佳だ。あいつクラスで浮いてるからな。あいつがミルクティー犯人か!まぁ、可哀想だから見逃してやるか。コーラ買って帰ろ。
_____二週間後_____
今日は箱が開けられる日だ。一時間目から班決めって書いてある。ぬーん。このクラス52人もいるからなぁ。一学年一クラスだからいじめられたら最後だね。とりあえず妖艶な雰囲気の澤村。大和撫子な大和さん。そして咲希。この3人と俺とか天国ですわぁ…
「はい着席ー!」
担任の坂間先生。今日も元気だな…
「今日から三日間!班決めをします!」
は?三日間?
「その箱の中には指輪が三つ!あります。それを集める。高得点者順に部屋と班が決まります!」
え?俺負け確やん。
「因みに指輪の得点は決まってます!そして!ボーナスとして姫3人の指輪を一日目に集めた男子生徒はボーナス100点!女子生徒も王子の指輪集めれば同様。」
はぁ…っておわ!もう皆動いてるし!俺も姫から指輪貰わないと…
「ねぇ」
「ん?なんだ咲希か…どうした?」
「指輪。交換しない?」
「俺で良ければ。」
「ありがと!あ、私、姫だから!」
「おう。…っええええええ!?」
向こうを見ると大和さんと澤村さんのところに人が群がってる。
あいつらが残りの姫か…。
「もう三人中二人は分かってる!ゆ、指輪を!」
「いらない。まぁ、チャンスはあげるよ。おい、お前!」
「お、俺?」
なんだあいつ。腹立つなぁ…
「そう。指輪あげるかもしれないから私は主催の大会に今から参加しなさい。」
「やだね。お前から指輪なんて貰う気はない。」
決まった…!