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アルの説明

全くお祝いの席だというのに野蛮な奴らです。

まあそれは置いておきまして。

あれらの目的は恐らく、殿下を狙ったと見せかけヘイダルの王族方の権威を貶めることでしょう。

なぜそれで貶められるのか、ですか?それは、ヘイダルとアインが同じ民族だからです。

はい?ええとつまりですね、あの者たちは姿かたちがヘイダル人と同じです。例えばあの襲撃者がわざと我々に捕らえられ「シェヘラザード女王の命令だ」と言ったらどうなるでしょう。はい、確かに陛下は反対なされるでしょうが、私たちが納得するような証明をできるでしょうか。見分けのつかない私たちに対してヘイダル人でないことを証明するのは困難なのです。ヘイダル人であることの証明は容易いでしょうが。


ではあの場にいらっしゃったヘサーム王子に殺害された場合を考えてみましょう。はい、さすが殿下です。同じことが起こりますね。

しかもこちらの方が性質たちが悪い。口封じに殺したと言われかねない状況です。あの場に殿下がいらしたのですから猶更言い逃れができません。


きっとそうでしょうね。彼らは捨て駒に過ぎない。命を捨てる覚悟で来たのでしょう。あんな幼い子にさえ死を強要するなんて反吐が出ます。


パーティーはですね、まあ、今回はリュエル様の癇癪に救われたと申しますか、御来賓の方々もリュエル様のことはご存知ですので、早くはありましたがご用意したお部屋へご案内し終わりとなりました。襲撃のことは皆さんお気づきではないようです。申し訳なくも私もその一人なのですが…。

次からキルヴィ視点に戻ります。

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