表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

街に着いたのです...が

妄想バリバリで少し恥ずかしくなるような気もしてきます。

歩き続けて1時間ほど経っただろうか。ようやく町のような物が見えてきた。

江戸時代ごろの町並みだろうか?確かにこの頃の生活が普通なら俺の服装や言葉遣いはてゐが言ったように

<外来人>なのだろうな。


優曇華『着きましたね、ココが人里です。紹介する人がいますのでささっと挨拶お願いします。』

   『はやくお団子屋にも行きたいですし』


そこから5分ほど歩いてとある建物の前に着いた。

<寺子屋>か、学校のような物だったか?いまいち覚えてない。


青い人『あれ?優曇華か、さっき帰って行ったのに。何か用事か?』


優曇華『はい、てゐが保護してきたのですが、こちらの方を紹介しようと思いまして。』

青い人『ほう、あのてゐが保護した...か。ん?この方の格好を見るに外来人か!』

また出た、外来人。外来人はこっちの世界では割と有名なのか。


優曇華『はい、外来人の方なのですが、お師匠様とお話をして、結果的にこちらの世界に留まりたいとの

    結論を出したみたいです』

青い人『なるほど。君、幻想郷には沢山の妖怪が住んでいる。君のような普通の人間が無闇やたらとうろう    ろして回って生き残れるほど安全な世界では決してない。なのになぜこの世界に留まりたいと思っ    たんだ?』

青い人『あ、すまない。順序が逆になった。私の名は上白沢慧音。呼び方は自由にしてもらってかまわん』


「わかりました。慧音さん」

「そして、自分がこの世界に留まりたいと思った理由でしたね。答えは単純です、ただ興味が沸いた。

 それだけです」

「この世界をうろつくことの危険性は多少なりとも踏まえてます。先ほど紫さんに会いました。あの人のや ってのけた事は普通の人間には到底できない。あんなのがいる世界が平和なわけが無い」


ただ家に帰るのもいいが、信じてもらえるかわからないが友達に土産話も出来る。昨日電話中に切れた相手にでも話してやろう。こっちの世界からでも通じればいいのだが...


慧音『興味が沸いただけで留まろうとは面白い奴だな。君は』

「褒め言葉として受け取って置きます」


慧音『はっはっは、ますます気に入った。今日は寺子屋の一室を空けておくからそこにでも泊まるといい。

   外から来たばかりなんだ、おそらく無一文だろう。そんなのじゃ泊まるとこすらないからな』

  『その代わり、今から夜まで授業を受けて貰おう。今は生徒が夏休みで暇でな!付き合ってもらうぞ』


「ではこの世界について教えて下さるならば授業を受けましょう」


慧音『おぉ、自分から勉強のテーマを決めるとは感心だな』

ただ単にこれからの為に知りたい事を言っただけなのだが。黙っておくか。


それから3時間ほど幻想郷について休憩を挟みつつ教えて貰った。

この世界を作り、管理しているのは妖怪の賢者こと、八雲紫とのこと。

そして幻想郷に簡単に人が入って来れないように結界で囲んでいる、結界の名前は<博麗大結界>

それを管理してるのは歴代の博麗神社の巫女。今の巫女は博麗霊夢と言うらしい

妖怪の山には立ち入るなと言われた。哨戒任務をしている白狼天狗という種族に見つかれば退去命令、聞かなければ最悪殺されるとか。

ひまわり畑という所には危険な妖怪がいるため、絶対に近づくなとのこと。

人食い妖怪のルーミアというのが森にいるらしい。頭に赤色のリボンがしてあり、髪は金~黄色らしい

下手に近づかなければ問題はないらしいが、万が一食われそうになった時は口先だけでなんとか出来ることもあるらしい。 そこまで知能は良くないのだろうか。


他にも色々話されたが、恐ろしい場所ということは分かった。しかしそれ以上に興味が沸いた。

明日からは忙しくなりそうだな。


慧音『...い?...おい!聞いているのか?まだ授業は終わってないぞ!』

勘弁してくれ...

「少しばかり頭の中で言葉を整理してました。というか外はもう真っ暗ですよ。」


慧音『あ...もうそんな時間だったか。まだまだ他にも話すことはあったがこれにて終わりにしよう。』

  『久々に授業ができて楽しかった、お礼...と言ってはなんだが晩飯も用意させて貰おう』


「ありがたくいただきます。」


30分ほど経った頃、慧音がお盆に色々乗せて持ってきてくれた。

さすが江戸時代頃の生活だ、見事に和食だな。


別に和食が嫌いというわけではないが味は濃いほうが好みだな。


慧音『私も一緒に食べさせて貰おう。続きの話もしたいしな。』

「飯の時に喋るのはマナー違反ですよ、食べ終わったらまた聞かせてもらいます」


慧音『おぉ!そうかそうか!なら寝るまで授業にさせて貰おう!』

oh...しまった。時間を指定すればよかったな。


その後布団を敷いて寝るまで授業を受け続けた。


その晩夢を見た。ものすごく不気味な夢。木に囲まれた場所で血まみれになっている誰か。

誰かがやったというようには周りに人影は無く、ただその人?が倒れているだけの夢。


朝、寝覚めは最悪だ。ひどい夢を見たのだから当然といえば当然だろうが


スタスタスタ...


廊下を歩く音が聞こえる。誰だろう?つい身構えてしまった

スタスタ...スッ


ふすまが開いた。


慧音『・・・何をそんなに身構えているんだ?私は何もお前を取って食いはしないぞ』

あぁそうか慧音だよな。普通に考えればわかるだろうに。変な夢のせいで気が立ってしまっていたか


「いえ、少し嫌な夢を見てしまって」


慧音『そうか。頭でも撫でてやろうか?』

慧音は冗談交じりに言葉を飛ばして来た。


「......そうだな。頼もうか」


慧音『は!?いや、先ほどの言葉は冗d』


「冗談だ」

少し意地が悪かっただろうか。

慧音は顔を真っ赤にして怒っている。いや、照れている?わからんな。


慧音『...教師をおちょくろうとはいい度胸してるじゃないか』

  『今のは本気で焦ったぞ!』

慧音の頭に角が生え、髪が見る見るうちに鮮やかな緑になっていく。

「綺麗だn」


ゴッ!!


次の瞬間には頭突きを食らっていた

山で頭を思い切りぶつけたのよりも痛い気がする


慧音『いきなりお前は何を言い出すんだ!!』

慧音は俺の言葉は一応聞こえていたようで、手心は加えてくれたとの事。


痛い


頭突きしてから照れるとは慧音は不器用なのか。それとも最初から頭突きはするつもりだったんだろうか。とにかく慧音が妖怪であり、友好的な人だということは分かった。妖怪にもいるんだな。希望が見えてきた


というか角は硬いのか?


慧音『何をする!?』

触ってしまった

「いや・・・硬いのかなって。」

ベチッ

今度は軽く頭を叩かれた


朝飯まで出してくれるとは思わなかった。真面目な性格をしているんだろうな。

教師をするだけのことはあるな。

一切こっちと目を合わせてはくれないが。これは嫌われてしまったな


朝9時頃に寺子屋を出発する。あまり長くいても迷惑だろう。

あと10分もせずに出発だというのに向かう場所が決まっていない


「慧音さん、俺は今からどこに向かえばいいのでしょうか?」


慧音『.........博麗神社にでも向かえばいいだろう』

最低限でも喋ってくれただけありがたい。


「わかった。色々とありがとう。昨夜はすまなかった」


慧音『まったくだ。次はただじゃ済まさんぞ』

  『博麗神社までの道のりは分かるか?なんなら護衛をつけたほうが…』


「いや、大丈夫だ。道のりは分かるし、妖怪にやられたらそこまでの男だったと 思ってくれればいい。」

てゐとの約束もあるからそう簡単にくたばってやれんがな。


慧音『はっは、そうか、ならば一人で行って来い。だが無茶はするなよ?』


「はい、お世話になりました」


去り際に慧音が弁当を持たせてくれた。本当に真面目というか優しいというか。

妖怪はもしかしたらそこまで酷いものではないのか?

実は大抵のやつが優しいとか。流石にそれは夢を見すぎか。


会った直後は見た目がどんなでも取り合えず妖怪、そして襲われると思いつつ

警戒心を外に出さないように気をつけないとな。


大体1時間近くは歩いたな。少し休憩するか。

近場の草むらに腰を下ろす


ガサガサッ  ピョコッ


兎だ。

あっ、逃げてしまう。何か手持ちに無かったか・・・。ん?シロツメクサが生えてる。幻想郷にも生えてるんだな。

俺は5本ほど毟らせてもらい、ゆっくり兎に近づく。


「ほーれ、こっちおいでー」

兎が少しずつだがこちらへ寄ってくる。色々考えていたが少し心が安らぐ。


ザシュッ


唐突に目の前が真っ赤に染まった。

本当なら周囲の警戒を真っ先にしなくてはならないはずだが、目の前で兎が死んだことによるショックが大きかった。


「......兎。」


???『兎が食えると思ったらまさかこんな大物まで釣れるとは驚いたものだ』


大物、まさか俺のことか?

こいつ妖怪か。髪が黄色っぽい金髪 髪にリボン。

<ルーミア>ってやつか?


ルーミア?『どうした?怯えて声も出ないか。そうだろうな、人間の天敵人食い妖怪の前だしな。』

     『命乞いぐらいは聞いてやってもいいが、誰に届けてやるわけでもない。』

さて、どうする。これを使うのはまだ流石に早い。まだ使いたい時が来るかもしれない。


ルーミア?『何も言う事がなければ殺して食わせてもらおう』


「まぁ待て。そうだな、お前はルーミア という妖怪で間違いないか?」


ルーミア?『そうだな。私はルーミアだ。しかしなぜ知っている?』


「人里の慧音さんに教えて貰った。」

「そして伝言だが、今から言う人物の何人とコンタクトが取れるか教えてくれ」


<八雲紫> <八意永琳> <因幡てゐ> <上白沢慧音>

優曇華の名前は出す必要もないだろう。そこまで関わってないしな

ルーミア『3人だ。.....というかなぜその名前を知っている。慧音は知っていてもおかしくないだろう。他3人だ』


「少しばかり長くなるが構わないか?」


ルーミア『あぁ、腹は減っているが野兎でも食いながら聞くとしよう』


兎が皮を剥がれて食われていくのは心がやばかったが自分が死ぬよりはましだろう。そう思って心を落ち着ける。


「まず、俺は外来人というものらしいのだが、山で遭難しているところをてゐに 保護された。そのまま永遠亭まで連れて行ってもらい、永琳先生に治療と質問 を受けた。」

「永琳先生と話をしている最中に妖怪の賢者こと八雲紫が出てきた。そこで話を し、色々な助言を貰った。」

「長くなってすまない。最後に伝言を頼む。

慧音が授業する時にくれた紙とペンに手紙を書く。


<てゐ、約束を守れなくてすまなかった。俺が弱いせいでお前を悲しませてしまうかもしれないと思うと正直悔しい が、全て俺のせいだろう。どうか強く生きてくれよ。最高の友達だった>


ルーミアに渡すとそれを目の前で読み始めた


「おいおい、プライバシーも無しかよ」


ルーミア(悲しませる...?こいつとてゐはそれほど親しい仲なのか?約束というものは何だ。

そもそもこいつが永遠亭と本当につながりがあるかどうかすら怪しい。

だがこの内容、そしてさっき話した内容が本当だった場合、

間違いなく私はてゐからの恨みを買うだろう。

てゐが永遠亭に頼み込んで私を倒しに着たら...?あの医者のことだ。

ほぼ間違いなく解剖されるか薬品等の投与の実験に使われるだろう。

それほどの危険を冒してまで食うほどの価値がこいつにはあるだろうか?)


「どうした?そんなに長い内用でもあるまい。殺すなら殺してその手紙を永遠亭 に持っていって欲しい。なんなら 薬を売りに来てる優曇華でもいいが」


ルーミア(優曇華も知っているのか。外来人がそこまでまったく知らないものを嘘で固めきれるとは思えん。口惜しい が食わないでおくか)


ルーミア『気が変わった。お前を食うのはやめておこう。』


やはりこいつの頭はあまりよくないほうのようだな。後先考えることすらできないくらいに頭が悪かったらやばかったが


このピンチをこいつを使わずに切り抜けれただけでも上等だな。


ルーミア『上手くかわせた等と思うなよ。ただ見逃してやるだけだ。』

一応負けるのは悔しいのだな。


そうしてルーミアは森の奥へと消えていった


そこに残った兎だった物の埋葬だけ済ませて先に進むか。


穴を掘り、埋める。そして先ほどのシロツメクサ5本を上に乗せ、10秒ほど目を瞑りその場を去る。本当なら1分ほどしていたいが、そんな無防備なことはできんしな。


そしてしばらく歩いた後、嫌に長い階段とその上にある鳥居を見つけた。


この先どうすればいいのか。ここにいる人に聞いて色々考えていくか。


たしか、博麗霊夢 とか言ったっけな。



第2章 完

次は遅めの投稿かもなのです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ