インターバル?
おまけ・言い訳・人物紹介
夕焼けばかりが眩しくて
あの日の影を忘れてた
共にいる友と歩く道
友の分だけ影は伸びる
楽しいことだけ増えてった
悲しい分だけ忘れたい
今じゃ楽しいことは語るけど
悲しいことは思い出す
両手を広げて追いかけた
肩を窄めて恵まれた
大きなものがほしくても
小さなものしか奪えない
隣の消しゴム使ったら
後からジュースをねだられた
あいつにジュースをおごったら
真夜中涙で返された
空の青さに気づくのは
窓辺に席替えされたとき
空の曇りに気づくのは
教壇の前に座るとき
点を稼いで振り返り
後を追われて嫌になる
点が低くて見上げれば
追いつけないとあきらめる
あいつの想いは募ってく
オレへの気持ちは離れてく
昔を思えばつらいけど
帰りたいのはその昔
※帰宅部を象徴する詩と思ってください。
僕が未熟なせいもありますが、作品の時間の流れを軽く説明したいと思います。
帰宅部は相葉洋子、石田ケンイチが卒業するまでが、一連の流れとなります。一話ごとに一年経っています。
これから発表される作品は外伝が二話、本編(最終話)で計三話となります。
外伝は相葉洋子が三年の時に起きた事件です。ここだけは本編との時間間隔を無視していただけると助かります。
(まあ、読んで分かるようにはしてるつもりなんですが、ちょっと自信がw)
以前、発表されたインターバルは本編とも外伝とも繋がるので、あえて分けて発表しました。
正直に言うと、元は外伝が先にできて、最後に相葉洋子の話がまとめてできていました。
WEB小説の特性を利用して、全ての話をちゃんと時間順に描きたいと思って、このような流れに変更されています。
と、ついでですが、改めて人物紹介やっときます。
相葉洋子(三年生)……本編主人公。三年生の時点で帰宅部内にとどまらず、校内中に恐れられる女帝。ケンイチとは複雑な感情のまま、友人として落ち着いている。
茂野(二年)……外伝1主人公。相葉に一目惚れし、ケンイチに騙され、気付けばケンイチの舎弟的位置にいる。不幸な青春野郎。騙されたことに関しては、今ではどうでもよくなってるらしい。
愛美(二年)……外伝2主人公。相葉の舎弟(妹?)。茂野と逆の立場なワケだが、別に対立しあってるわけでもない。口ゲンカ仲間ではあるが、茂野のことが気になってはいる。というか、どうしようもなく好きなのだが、茂野の告白や、普段からの相葉への態度も見ているので、踏ん切りがつかないでいる。
メイ(二年)……外伝1・2のヒロイン。そして、本編でも裏ヒロインになるという活躍ぶりを見せることになる。人を惹きつける魅力があるが自覚が無く、人間トラブルを引き起こすことが多い。たまに合同写真を撮るときに、「君、もうちょっと前に来て」というシーンがあるが、彼女の場合、写真をとるたびに言われる。老若男女問わず、どうしても気になってしまう子というやつである。
迫下(二年)……トラブルメーカーになれないトラブルメーカー。でも、波乱はコイツが持ってくる。外伝1でも、えらい言われようと扱いだが、そういう星の元に生まれたとしか言い様がないほど、どうしようもないのである。気に入った女性は自分の自慢話で口説く、嘘体験談で自己アピールして周囲が退く、めげない。入学早々、同学年に囲まれてるのを、茂野が助けたことで、彼について回っている。茂野曰く「助けなきゃよかった……」苦労してるようである。
石田ケンイチ(三年)……本編・外伝の影の主人公。柴田亜美の漫画に「完全無欠の少年は欠点だらけの大人になる。でも、欠点は克服できるから、人間は面白い」ケンイチは欠点に気付き始めた少年である。彼の現在に至るまでの紆余曲折が本編で語られることは無い。だが、同年代や後輩は彼が「大人」に見えるであろう。それすら、彼の苦悩の内なのに。相葉との関係については、彼女は「内」で処理したが、対して彼は「外」で処理している。それが後にどう影響するか。
言い訳とか本来するもんじゃないですよねえ……反省。06/07/19にちょっと構成変えました。携帯で見づらいそうなので。