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Fin.

 私が「大日本リーグ-大連戦記-」の第1部を投稿したのは2011年3月1日のことでした。それからもう1年になるのですね。3月の11日には地震があって、電気がどうとか放射能がどうという話は今も続いていますが今回のお話は今日限りでとりあえず終了となります。ランキングに載るような作品ではありませんでしたが読者はまったくのゼロではなかったわけで、それまでろくに小説など書いたことがなかった私の拙い文章を読んでくださった読者の皆様には深く感謝しています。多少の暇つぶしにはなったでしょうか。


 さて、今回の「バトルシップスよもやま話」はそのタイトルの如く番外編のようなものです。だからこそ一つ一つに対する説明がないとバラバラな文章が脈絡もなく垂れ流されているだけにしか見えなくなります。これは私の構成ミスが9割なのですがそれは置いて、今更ながら簡単な解説をしてみます。


 まず「大連オフニュース」と「大連キャンプ情報」に関してはまさにその通りです。プロ野球は選手たちのプレー以外にも楽しむ部分がいくつもあります。それは例えば選手の人事に関して、新外国人に対する期待、新人たちの船出などです。そういった部分を実際の新聞や雑誌の報道を参考にして書いてみました。第14部や第29部も変則的ですがその類ですね。


 第6部の「バトルシップスについて」、第15部「首脳陣の横顔」、第19部と第20部の「大連監督列伝」は本編ではそれとなく触れられる事も稀にあった部分であるチームの歴史や構成に関しての設定を書き連ねたものです。本編執筆中にぼんやりと設定していたものをオフシーズンにはっきりした形にしたものなので本編を良く見ると変なところがあるかもしれませんが、ここにある記述が作中のリアルです。こういう設定を作るのは好きなのでサクサク進みました。


 第7部「リアルレポートトライアウト」に至っては小説に関係のないリアルで起こった出来事に関する文章です。第22部もリアルレポートですがこっちは小説と関係あります。今日突如投稿した「試合の進め方」もそれです。この辺はあえて公開しなくてもいい情報と言われるとそれは当たりなのですが、書きたかったので書きました。


 かなり飛び飛びに掲載された「V戦士インタビュー」などのインタビューものに関しては、正直やっちゃった感があります。選手たちの設定に関して色々出してみたのですが本当に苦労しました。こういうのは苦手と改めて分かったのが収穫、とか強がってみます。本当はもっと多く、棚橋とか赤坂とか清水とか黄直哉とかやりたかったのですが力不足で断念。


 そして珍種は第23部から第28部にある「特別SS船上のスタジアム」などという普通の形式の(というのも何ですが)小説です。それまでの新聞記事風とかではない、まさに小説風の小説も書いてみたかったので書きました。これも本当は後2つほどネタがあったのですがやっぱり断念。書くこと自体はインタビューほど苦痛ではなく、むしろ面白かったのですが記事やインタビューを書きながらこっちもという余力がなかったのが原因です。


 ちなみにネタは「温泉旅館に泊まったベテラン選手たちが騒動に巻き込まれる」てのと「秋季キャンプに参加した外国人2人が大暴れ」みたいな感じの話でしたが、まあ今更こんな話してもねえ。


 さて、今後に関してはすでにサッカーの話を考えていて、ある程度は執筆までも終えています。これは3月1日に投稿される予定です。その他にも伝奇的な話とかここにおいては正統派のファンタジー世界に転生する話とか色々考えていますが、これらの物語は日の目を見るかは分かりません。いずれにしても特別SSのように小説らしい形式で頑張ってみようと思っています。


 最後に、大連バトルシップスについての物語はその足を止めますが本編の校正作業は続きます。今読み返してみるとほとんど毎日よくもまあ書いてきたものだと自分に感心していますが、それゆえにその場の勢いで書き散らかした意味不明な文章や無茶苦茶なデータも多く見られます。例えば本文には「棚橋のタイムリーヒットで」と書かれていたのにスコアを見ると「棚橋(3-0)」とその試合でヒットが出なかったかのような記載がなされていたり。そういう部分を暇なときに修正していますが、3月中には終わると思います。


 私にとってこの物語とこれを書くために費やした時間は宝物とまでは言いませんが、普段は押入れの中にしまっていて時々触れて懐かしみたい小石のようなものです。冷静に考えてつまらないものと言われても反論は出来ませんが、それでも自分にとってはかけがえのない体験でしたから。単純に楽しかったし。それではまた、インターネット上のどこかでお会いしましょう。いざさらば。

2月29日、4年に一度の閏年だしいい時期に終わる事が出来た

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