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大連オフニュース12月・新年1月(適宜更新)

12月2日 主力選手交換 近堂・北と呉清元・草原がトレード


 大連の近堂貴久内野手(29)北甲大投手(32)と台南の呉清元外野手(33)草原輝喜投手(24)の交換トレードが成立したと2日、両球団から発表された。二遊間と中継ぎの強化を目指していた台南と安定した長打力のある野手を求めていた大連の利害が一致した。


 近堂内野手は大洋大から大連に入団して1年目からセカンドの定位置を確保。高い打撃力でも知られ、今季は規定打席に届かなかったものの打率.280本塁打8打点37の成績を上げ、チームの東洋一に貢献した。北投手はバランスのいいリリーフで、今季は10試合に登板して防御率3.18で勝敗はなし。大日本シリーズでも登板した。


 交換相手の呉清元外野手は台南第三高から地元である台南に入団。パンチ力のある打撃と勝負強さで知られ、今季は打率.248本塁打19打点74だった。大連ではアンジェロが抜けたレフトの後釜として起用する方針。草原投手は左腕から繰り出される伸びやかなストレートが武器。今季は2試合登板で2敗と結果を残せなかったが潜在能力は確か。大連では先発候補として期待している。


 同日、大連の球団事務所で行われた記者会見において近堂内野手は「大連で今季東洋一になったのは野球人生としてはいい区切りだと思う。自分の売りである打撃と守備で台南でも力になりたい」とコメント。北投手は「大連は本当に素晴らしいチームでしたが、自分にとっては新たなチャンスなので今はワクワクしている。台南では自分が投げる事で勝利に貢献したい」と語った。




12月4日 白・染が武者修行へ 山田は復帰


 4日、大連の白厳承投手(20)と染恒規外野手(19)が、来季から遼東リーグに所属する営口メカニカルローズに移籍すると発表された。営口球団は大連と親密な関係で結ばれており、大上徳博内野手(24)などもかつて在籍していた。同時に今季営口でプレーした山田秀雄内野手(20)が大連に復帰すると発表された。




12月5日 高遼二が光州へ移籍


 大連は5日、高遼二外野手(27)が光州へ移籍すると発表した。高外野手は今季40試合出場で打率.174に終わったが、高い守備力に定評がある。外野手の高齢化が顕著な光州が高外野手を求め、大連が了承した形。高外野手は「昨日初めて聞いた話だったので少し驚いたが、新たな挑戦にはいい機会だと思う。光州には小金井大智さんや朴芳一さんなど実力のある外野手が多いので、多くの事を学びたい。」とコメントした。




12月6日 戦力外の3選手獲得


 大連は6日、前広島の早島聡史投手(32)、元名古屋の樋渡和泉投手(22)、前釜山の姜順国内野手(26)の3選手を獲得したと発表した。早島投手は球威のあるストレートとスライダー、パームなど多彩な変化球が武器の中継ぎタイプ。樋渡投手は怪我の影響で昨年退団し、今年は無所属でリハビリとトレーニングを続けてカムバックした右腕で身体能力が高い好素材。姜内野手は怪我が多いものの俊足が武器の実力派。




12月12日 登録名変更 フェリックス→アマラウ


 大連は12日、フェリックス・アマラウ内野手(20)の登録名をフェリックスからアマラウに変更すると発表した。アマラウ内野手は今季1年目ながら15試合に出場して打率.313と活躍した。同郷の先輩パウロにちなんで名前を登録名としていたが、来季以降は「パウロ2世」ではなく独立したアマラウ内野手として一軍を狙う。




12月21日 新外国人ベロス内野手獲得


 大連は21日、新外国人としてアメリカ・サンアントニオからアート・ベロス内野手(32)を獲得したと発表した。ベロス内野手は右投右打で、178cm95kgのがっしりした体格が特徴。器用さとパンチ力を併せ持つバッティングに加えて内野ならどこでも守れるという万能性の高い守備力に定評がある。大連は来季のセカンド候補として期待している。




1月1日 大連福袋販売決定


 本日から大連バトルシップス新春福袋がオフィシャルショップである「ポートオブDBS」で販売される。福袋は3種類あり、価格はもっとも小さいサイズのものは2390円。「V2を目指す」「応援ありがとう」という気持ちを込めたと言う。特製のバッグの中にはメガホン、バルシスくん人形、セーラーTシャツなどの応援グッズが山盛り。1000袋限定で、福袋がなくなり次第販売終了となる。




1月9日 新たなる船出 竹松らルーキーが入寮


 大連の新人選手11人が9日、大連市内にある球団寮「九竜寮」に入寮した。


 ドラフト1位指名の竹松龍徳投手(18)(黒水高)は「ここから始まるんだなという気持ち。練習でしっかり力をつけて早く一軍のマウンドに立ちたい」と気持ちを新たにした。2位の周海健捕手(22)(吉林産業大)は愛読書であるプラトン・アリストテレスらの哲学書を持参して入寮。「大学(の寮)より広くてよりいっそう野球に集中できそう。目標は開幕一軍なのでしっかりと頑張りたい」と大連での活躍を誓った。




1月25日 沖縄春季キャンプのメンバー発表


 大連の2月1日から始まる沖縄春季キャンプの一軍メンバーが発表された。


 周海健、星野風太郎、金海泰州といった大社のルーキーたちと並んで、2年目の汐風有希や昨年の優勝を引き寄せるホームランを放った李健太郎らが初の一軍スタートとなった。また、今年で40歳になる林葉輔が一軍でスタートする一方で張尊、黄直哉、立石篤志といったベテランは二軍スタートとなった。一軍メンバーは以下の通り。


投手

汐風、赤坂、小松原、瑞穂、吉野、比山、野藤、池田、星野、趙雅憲、石風呂、金海、アーウィン、フローデセン、松浦、草原、譚秋雲、王貞成、早島、平野


捕手

清水、金重男、周海健、中西


内野手

柳中平、ベロス、ドラグノフ、森茂、棚橋、古池、大上、パウロ


外野手

呉清元、星渡、水内、林、宮畑、河剛紀、岩下、李健太郎




1月27日 新外国人のアーウィンとベロス 大連到着


 27日、大連の新外国人ダニエル・アーウィン投手(27)とアート・ベロス内野手(32)が大連に到着して入団記者会見を行った。


 アメリカから空路はるばるユーラシアへ降り立った2人の助っ人。連覇に向かうチームに新たなる風を巻き起こす事が出来るか。


 アーウィン投手は筋肉質のがっしりした肉体から繰り出される最速98マイル(約158キロ)のストレートが武器で、セットアッパーとして期待されている。「大連は昨年優勝したチームで投手陣のレベルが高い事は知っている。その上でチームにとって欠かせない戦力になれると確信している」と自信を見せた。


 野獣を仕留めんとするハンターのように鋭い目つきと輪郭を覆うように生やした髭がワイルドさを醸し出し、野球以外でもファンがつきそうな美形だ。「顔に関しては良く言われたらそれは嬉しいし、それでファンが出来るとしたら光栄。それよりも本業での活躍が大事。60試合登板で防御率は最低でも2点台が目標」とシャープな顔つきを一層引き締めた。


 一方ベロス内野手は外国人選手としてはやや小柄ながらでっぷりした体格で腕っ節には自信がある。また、記者会見で「守備位置は監督にお任せする。内野ならどのポジションもこなせる」とアピールしたように、バランスの取れた実力を有するユーティリティープレイヤーだ。


 腹が出ていてオーバーウェイトに見える体型についても「ノープロブレム。今の体格がベストコンディション」と意に介さなかった。さすがのラテンアメリカ気質、見た目通り陽気な男である。しかし野球に対しては純粋。「大連には成功するために来た。ファミリーのためにも頑張りたい」と言い切って会見を締めくくった。

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