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「不明」~始まりの物語~(序章) ep2

前書きの部分は、最初のエピソードに書かれています。

そちらを参照してください。

 咲楽は確かに、あの世に着いたと実感をしていた。しかし、そこに広がっていた景色はまったく別世界のような景色があたり一面に広がっていた。草原が太陽の光で照らされており、風がどこか心地よく感じられるような、なつかしい体感を味わった。草原の奥には、きらびやかな豪華な城があった。城からここにいる地点まで遠いはずが、それでも城の大きさがはっきりとあった。咲楽は「ひとまず、あそこに見える城に向かおうか…」と決めた。咲楽は重たい足をなんとか振り絞って城に向かって歩き始めた。咲楽はこの世界が今まで住んでいた世界と違うことを感じながら、ただ単に城に向かっていた。すると、城に向かう道中、突如盗賊らしき人達が咲楽の行く道を阻んできた。盗賊の一人が「おい!命が惜しければ、大人しく金を出すんだ!」と厳つい大声で金銭を要求をしてきた。咲楽は急な出来事に混乱してしまい体が震え始めた。初めての経験のあまり、どう対処していいのかわからずパニックになってしまう。咲楽は無意識に「え?…私は、そんなの持っていませんよ…」咲楽のその弱々しい声が、余計に盗賊たちの行動に火に油を注いでしまった。盗賊が「なら、おまえを葬り去ってやるわ!!」と持っていたナイフを彼女に向けて振り上げた。彼女は恐怖のあまり足がすくんでしまい、もうダメだと諦めていたその時、「そこの盗賊たちよ!今すぐそこにいる彼女を解放せよ!」どこからか、たくましい女騎士らしき声が響いてきた。盗賊たちは声の主がまさかと思い見てみたら、盗賊たちは絶望に陥ってしまった。咲楽は声がする方に目を向けると、そこには白色を基調とした、高貴な女性騎士らしき人物が盗賊たちを見ていた。その騎士は、どことなくオーラが出ており、見たものを圧巻させるような力強い印象を放っていた。しかし咲楽は、騎士であるはずの人物がなぜ鎧などの防具を着ていないか不思議に思った。女騎士は「この弱々しい一人の女性を、男二人で襲い掛かるとは、さてはお前達、弱いだろ」。盗賊達は「うるさい!…お前には関係が無いだろ!大体、お前は何者だ!」と弱い犬ほどよく吠えるを具現化をした口調で女騎士に向かって言い放った。女騎士は強者の余裕を見せながら「我が名は、イデルナ王国の女王シロである!貴様のような下等生物は死がお似合いだ!」。咲楽は女騎士だと思っていた人が、なんとこの世界の女王だったという事実に驚きが隠せていなかった。シロは「では、我が名の下で貴様を葬りやってやる!!」と盗賊達を即刻土に還らせてあげた。咲楽はこの一連の出来事に理解が追い付いていなく、ただ単に助かったの気持ちで精一杯だった。シロは咲楽の方に体を向けて「大丈夫だったか?ケガとか無い?」とさっきまでの力強い印象から優しい女性みたいに変わっていた。咲楽はシロに感謝をし「先ほどはありがとうございました、あなたは本当にこの国の女王なんですか?」と恐々聞いてみた。シロは何かを察し「ええそうよ、私はイデルナ王国の女王シロですよ」と改めて自己紹介をした。シロはある考えを巡らせ「よかったら私の城に来てみない?そこで詳しく話を聴かせてもらえないかしら、もちろん私の部屋でね♡…」と何か企みのある口調で伝えてきたが、咲楽はそんな深く考えずに「ええ、もちろんです」とすぐに返事をした。咲楽は今は助かったことに感謝をして、これからどうするかは城についてから決めることにした。一方、シロは彼女を助ける名目で城に連れていくのが目的であるが、実はシロには隠された目的があった。

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