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朝から焼きうどんを重いと言う人もいたが、俺はそうは思わない。朝に強い俺はステーキでもいける。美味しかったよ。七菜さんにいつもありがとう。
さて、今日は何をしようか。
今日の分の飴は昨日の夕方卸してしまったし、雨が降っているので卵も牛乳も取りに行く気がしない。街に行って買い物か、売れる商材探しかな。
考え事をしていると焼きうどんを木の皿に載せた華さんが近寄ってきた。
「オハオハ。ヤマトッチ、お隣良い?」
「おはよう。勿論いいよ。」
「昨日も何だかんだで忙しくて何も見られなかったねー。」
「そうだね。一日一回みんなで集まってみようって一昨日決めたばかりなのに、ごめんね。」
「ヤマトッチが謝ることではないのでは?何だかんだ昨日も一番働いているし、ご苦労様です。きっとヤマトッチは元の世界ならブラック企業に勤めていたことでしょう。予言。」
「うわー。嫌な予言。じゃあ異世界に来れてブラック企業に勤める未来から逃れられてラッキーだったのかな。」
「ふっふっふっ。ブラック異世界でブラックサバイバル生活だから逃げられていないのだよ。」
「もうお先真っ暗だね。」
「でも救いの女神が現れるでしょう。キノコ食べる?」
「もしかして女神様!?って、俺はもう食べたからいいよ。しょっぼい女神だね。」
「ごめんよー。こんな世界ではあげれるものが無いんよー。もう他には無駄肉の付いた体くらいしか無いんよー。」
「体って。華さんの魅力は他の所でしょう。」
「ほう。ヤマトッチはどんな所に魅力を感じてるのか聞きたいな。」
「うーん。トークとか?」
「疑問形!やっぱり私魅力無いんや!」
「ソンナコトナイヨー。冗談はさておき、もしかして雪さんや七菜さんと結託して俺を落としに来ている?」
「あははー。バレたかー。3人じゃなくて5人で結託してるよー。」
「5人って、美咲さんとソフィアさん?」
「そうそう。昨日で一気に女子が増えたからみんな危機感を覚えてるんよ。」
「俺は美咲さん一筋だよ。」
「そこに私たちも含めて欲しかった。まあ、分かってるんだけどね。でも中村さんとか高橋さんとかに興味ありそうだったから、ミサミサ含めてちょっと不安になってるんよね。」
「中村さんと高橋さんのスキルは面白いなぁと思ったけど、それとこれとは違うよ。」
「ほら、高橋さんは男子に人気でしょう。ミサミサと同じAランクだから不安なんよ。逆に中村さんは私と同じCランクだからヤマトッチがゲテモノ好きでも不安なんよ。」
「何そのランク?」
「クラスの女子18人を男子からの人気順に6人ずつA・B・Cランクに分けるという私的ランク付け。Aランクのミサミサを好きと公言するヤマトッチは面食いかと思わせておいて、BランクのアマノンよりもCランクの私に優しいし、掴みどころがないんよね。実際の所どうゆう女子が好みなの?」
「普通だよ。綺麗だったり可愛い女子が好き。話して楽しい人には魅かれる。身近である方が情が湧く。優しい人には好感を覚える。有能な人を尊敬し傍に置きたくなる。ボディラインが綺麗な方が魅力的。普通の人はそれらの総合評価で人を好きになるでしょう?好みというその中でどれが優先かだろうけど、これってのはなくて総合評価だよ。普通でしょう?」
「確かにそれが普通かも知れないけど、つらつらと説明できるところが普通じゃない。」
「それも自覚している。俺って理屈っぽいんだよね。」
「我々はそこも込みで好きですので。特にナナナナーは話が合うようで。」
「ありがとう。」
「ちょっと話し過ぎたかなぁ。この後ソフィアとミサミサも攻勢をかけるので付き合ってね。」
「了解。」
雪さんと手を繋いだの、七菜さんと一緒に新作メニューを作ったのも、華さんとのトークも、どれも楽しかったから俺的に得しかない。楽しみにしておこう。




