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俺たちの探索は出だしは順調に進んでいった。



大和たちは「不明な木の枝」を見つけた。

大和たちは「不明な葉」を見つけた。

大和たちは「不明な花」を見つけた。

大和たちは「不明な草」を見つけた。

大和たちは「不明な木の実」を見つけた。

大和たちは「不明な石」を見つけた。

大和たちは「不明な花」を見つけた。

大和たちは「不明な木の実」を見つけた。

真中は【食物鑑定】を使った。・・・食用可。酸っぱい。

大和たちは「不明な草」を見つけた。


モンスター(大ムカデ)が現れた。

大和はモンスター(大ムカデ)に【自滅】スキルを使った。

モンスター(大ムカデ)は動きが鈍っている。

大和の攻撃。モンスターを倒した。

大和たちは「大ムカデの死体」を手に入れた。


大和たちは「不明な石」を見つけた。

大和たちは「不明な花」を見つけた。

大和たちは「不明な草の根」を見つけた。

真中は【食物鑑定】を使った。・・・加熱後は食用可。ほのかに甘い。

大和たちは「不明な草の実」を見つけた。

真中は【食物鑑定】を使った。・・・食用不可。消化できない。

大和たちは「不明な草の実」を見つけた。

真中は【食物鑑定】を使った。。・・・茹でると食用可。ほのかに甘い。

大和たちは「不明な花」を見つけた。


モンスター(大猪)が現れた。

大和はモンスター(大猪)に【自滅】スキルを使った。

モンスター(大猪)は動きが鈍っている。

大和の攻撃。モンスターを倒した。

大和たちは「大猪の死体」を手に入れた。

【食物鑑定】。・・・加熱後食用可。旨味たっぷり。





探索は順調だ。色々と見つけたし、モンスターも倒した。特に最後に倒した大猪は大物だ。だが大物過ぎて運ぶのは無理だろう。みんなに声を掛ける。



「これは運ぶのは無理だね。ここらで休憩にしよう。」


「お腹が空いてきましたし、さっそく解体して食べてみましょう。」




飯田さんは見た目も口調もお嬢様風だけど、一番逞しい。




「ジュルリ。」



ソフィアさん。涎垂れてます。解体も済んでいないのに気が早くない!?

ソフィアさんは夕べも得体の知れない木の実を食べ散らかしていたし、どうやら食いしん坊のようだ。




「大和は火起こし。」



真中さんはナチュラルに人を使う。



「薪なら私でも集められるから一緒にやろう。」



佐藤さんはナチュラルに優しい。



「佐藤さんと一緒なら喜んで!」



佐藤さんと薪拾い。楽しいなぁ。




俺と佐藤さんが薪を集めて火を起こしている間に三人が大猪を捌いてくれていた。



「内臓が無いぞう。」


「はいはい。」



真中さんのダジャレを聞き流す。



「肉ガイッパイ詰マッテテオ得ダネ。」


「ホルモンが食べられないということでもありますが、食べられる部分が多くて解体も簡単なので総合的にはお得ですね。」



モンスターに内臓は無く、その部分も肉が詰まっているからお得だ。どうやって生命活動をしているのかは謎。



「ですが、こんなに多いと食べきれなくて勿体ないですね。保存方法を考える必要がありそうです。」



飯田さんの意見は最もだ。だがそれについては考えがある。



「将来的にはなんだけど、佐藤さんのホームを拡張していったら一部屋の温度調整を0℃以下にして冷凍室を造ればいいんじゃないかと思っているんだ。」


「温度も自由に設定できるのですか?」


「うん。元々それ狙いで温調機能を設定したんだ。施設の拡張でMPが必要だけど、湿度も調整できるから乾燥室も可能だよ。」


「そうなんですね。これは美咲さんに頑張って貰わないといけませんね。」


「頑張るって言ってもMPが貯まるの待つしかないんだけどね。」




大猪の肉の調理を開始した。

猪の腹肉を切り出してナイフで木を削って作った棒に差し、塩を振ってから直火で炙り焼きにする。

そして焼けた肉に齧り付く。




「美味い!!これ、美味いよ!!」



美味かった!思わず叫んでしまった。俺に続いて佐藤さんが食べた。



「本当だ!美味しい!」


「でしょ!みんなも食べなよ!」



真中さん、ソフィアさん、飯田さんも一斉に食べる。



「ウマウマ。」


「ウマウマ?ウマイダネ!ウマウマ!」


「これはこれで美味しいですが、栄養バランス的にも野菜は欲しいですね。」




真中さんの【食物鑑定】があるから野菜もそのうち見つかるだろう。

それよりも今はこの肉を堪能しよう。ウマウマ。



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