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美咲さんの【ホームへの扉】まで戻ると、扉が開いていた。俺の帰りを待ってくれていたようだ。



「ただいまー。」


「「「おかえりなさい。」」」


「周囲を探索して木の実が生っている木に【マーキング】してきたよ。あとはミミズのモンスターを見つけて倒したけど、捨ててきた。食べられる物を見つけるためには鑑定系のスキルが必要かもしれないね。」



俺はもうボーナスポイントが10ポイントしか残っていないので鑑定系のスキル取得は難しそうだ。真中さんと飯田さんがまだスキルを取得していないので、どちらかが取ってくれるとありがたいところだ。



「スキルは考え中。」


「スキルは重要ですからね。私も考えていたところです。」



真中さんも飯田さんもまだ取得するスキルは決めていないようだ。




「よく考えて取った方が良いけど、明日の日の出までに決めないとボーナスポイントが消えるって説明があったよね。だから今日中には決める必要がある。俺はボーナスポイントを計算するスキルがあるから相談に乗るよ。何か取りたい物はある?」


「うー。悩ましい。まだ待って。」



真中さんはまだ方針も決まっていないようだ。飯田さんは何やら考えがある様子。



「私はサバイバルに必須の物資調達を考えていました。水と塩は欲しいと思っています。」


「何だか飯田さんってサバイバル知識豊富?」


「いえ、全く。常識の範囲での知識しかありません。」


「そうかな。詳しそうだけど。まあいいや。物を作る創造系のスキルなら一つ良いアイデアがあるんだ。【創造スキル取得ポイント軽減】っていうスキルで、自身が取得する創造スキルの必要ボーナスポイントが半減するっていうスキル。消費ボーナスポイントは20ポイント。重複取得が可能で効果も重ね掛けできる。」



俺も創造スキルの取得は考えていた。これから森でサバイバルだからね。結局他を優先してとらなかったが、考えてあったスキルを披露した。



「20ポイントで半減ですか。100ポイントが80ポイントになりますが、必要ポイント半減なら80ポイントが倍の160ポイント相当に増えることになるのですね。二つ重ねて取ると、残り60が4倍になり240ポイント相当。三つなら40の8倍の320ポイントですね。それ以上は損をしそうですから、取るなら三つが良さそうですね。」


「但し、創造スキル以外も取りたいなら大損をするけどね。」


「そうですね。創造スキル特化ならお得ということですか。美咲さんは居住空間を作るスキルがありますから、私は物資の創造スキルを取るということにしましょう。」




飯田さんは【創造スキル取得ポイント軽減】を三つ取得した後、【創造スキル迷彩服】と【創造スキルシューズ】を取得した。



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スキル名:創造スキル取得ポイント軽減

発動条件:常時発動。

発動対象:自身。

スキル効果:自身が取得する創造スキルの必要ボーナスポイントが半減する。

      このスキルは重複して取得でき、効果も重ね掛けられる。

消費リソース:なし。

消費ボーナスポイント:20

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スキル名:創造スキル迷彩服

発動条件:スキル名を発声後、種類、サイズを発声。

発動対象:自身。

スキル効果:自身の目の前に迷彩服を創造する。

      種類は長袖シャツ、長袖上着、ズボン、靴下、手袋。

      サイズはXXS~XXLで指定する。

消費リソース:MP(40ポイント/1着)。

消費ボーナスポイント:30

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スキル名:創造スキルシューズ

発動条件:スキル名を発声後、種類とサイズを発声する。

発動対象:自身。

スキル効果:自身の目の前にブーツを創造する。

      種類はローカットトレッキングシューズ、

      ハイカットトレッキングシューズ、防水ブーツ、

      スノーブーツ、軽量スニーカー。

      サイズは足の長さ(cm)で指定する。

消費リソース:MP(40ポイント/1足)。

消費ボーナスポイント:20

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飯田さんはスキルを取得すると早速、迷彩ズボンとハイカットトレッキングシューズを作成して着替えた。

艶やか黒髪のロングにお嬢様風の上品な顔立ちに、上がブレザーの制服、下には迷彩ズボンとトレッキングシューズ。見た目が酷い。だが無駄のない選択だ。飯田さんは見た目も口調もお嬢様風なのに何だか逞しいな。



「これで森での探索もできますね。実は先ほどの女子だけの話し合いで、私と大和さんの二人で少し探索してみることになりました。すみませんがお付き合いください。」


「え?そうなの?飯田さんと二人だけ?」


「はい。よろしくお願いします。」


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