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短編集

と或るオーパーツへの挑戦

作者: 天野大地

 どもたちたのしくあそみどりゆたかなひろかたわらで


ちいぎるメイドとデカ過ぎるメイドの

ふたはなしていた。

 


 小さ過ぎるメイドがす。

「オーパーツってっているか? 列王れお!」

姿すがたおさないのだが

年齢ねんれいにそぐわぬしんちていた。


いたことるかな?」

 デカ過ぎるメイド列王はぽややんであった。

現代げんだいほんではようや結婚けっこんゆるされるかというころえるが

あかかかえて慈母じぼほほみをかべていた。


 小さ過ぎるメイドはにもめずつづける。

だいわないぶつ

おおむかしなのに

ちゅうせんみたいなけいったりでんが有ったりな!


で! すいしょうどくなんてのも有る!」


「ふうん?」

 列王がぽややんとかえす。


「どうやってこうしたのか?

ひょうめんなめらかで

顎関節がくかんせつかれていてぴったりとうという!

 もうひとつ!

がんって知っているか?」

 小さ過ぎるメイドはニヤリと笑む。


「あー、素手すでげきだけで

いわきゅうたいにするしゅぎょう?」

 列王はぽややんだがれはもうすらすらとそらんじる。

「其れまんのネタじゃなかった?」


「……

え ?」

 小さ過ぎるメイドはほうけてしまった。


が、列王はかまわずぽややんと続ける。

「『バキ』っていうの! ちい知っているよね?」


「……『バキ』なんぞよりまえからわれていなかったか?」

 小さ過ぎるメイドちいはあきらかに狼狽うろたえていた。


「うーん? おれ調しらべたわけじゃないけど」

 列王は断言だんげんはせずやんわりだが。


「ふっ……はははははw!

 創作フィクションだったとしても!

しんけて実現じつげんしてやろうっ!」

ちいの自信は見るからにガタガタだった。


「岩を打撃でなにかにするの?

無理むりしなくても……!」

 列王は苦笑にがわらいしつつめようとするが。


じゅつとは!

無理むり難題なんだいを実現するじゅつである!」

ちいは意地いじだけで言っているようだった。



 ――数日すうじつ


 何かをしようとはしたが

かたちわったとはがたおおきないし

広場にった。


「どうったのw?」

 列王はいやではなくじゅんすいく。


「……

 無理はするもんじゃないんだよ?」

 ちいはましがおこたえる。


「あはははは♪

 ちいも可愛かわいいなあ♡」

 列王はいつくしむがおだった。


「可愛い言うな!」

ちいは反発はんぱつするが。


今迄作いままでつくったものだって

オーパーツに成るんじゃないw? ココでは!」

 今更いまさらの様だが

()()異世いせかい

ちいはかみけペン、文字もじきぬ風呂ふろ石鹸せっけん

発酵はっこうパン、がっ武器ぶき、武術、ほう

等々(などなど)ひろめていた。


「今更だけど。

本当ほんとうに。 有難ありがとうね」

 列王はみんなぶんとばかりにれいを言う。


「……うるせえわ!」

 ちいはねて

なおにはれなかったが。

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― 新着の感想 ―
[良い点] バキねたですね。絵師の先生の師匠だって聞きました。たしか、列海王異世界にいくという漫画もあった気がします。 [一言] 読ませていただき、ありがとうございました。
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