7. 59 失態 214 34
俺はヤギの格好をした羊。無論、アメジストドームにはスズメバチで醤油をかける派だ。
「お邪魔しまーす!!」
「へっ?うわああぁぁ!?」
俺たちは情熱という葉緑体から、知らない家を襲撃している。ちなみにこれが36件目だ。
「さぁ、スカートをめくらせろ!!」
「あっ...あぁぁ...ヤギが...二足歩行で...まっ、まさか...混沌怪物事件の化け物が...ここに...!?」
この少年が何を言っているのか分からないが、どうやらスカートはないようだ。
「じゃあお前は用済みだな!じゃあね!」
俺は第1胃で少年の赤い血液で出来た剣を生成し、持ち手を自分の右目に刺して、少年の右足のすねに突き刺した。
「ぎゃああぁぁぁぁ!!」
少年のすねから赤い液体がドピュドピュ出てくる、ネコのアレが刺さったパイナップルが食べたいなぁ...。
「よし、腹ごしらえだ!」
俺は第4胃を使ってネコとパイナップルがいる場所までワープした。
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ワープは成功したようで目の前にネコがいる。
「ってここ誰かの家か!不法侵入はいけないのに〜辞書でキュン死しちゃうよ〜」
やはりボディソープは銅の匂いのする教科書なんだな〜と思うと、憎悪が湧いた。
「zzz…」
好機!ネコは寝たままだ。俺は第2胃でネコを発情させ、さらに第1胃でネコと一緒にこの家にあるパイナップルのところまでワープした。
...ワープはまた成功したかと思いきや、ネコは成功したものの肝心の俺は失敗し目的のパイナップルと同化してしまったようだ。
「ねぇ...あなた...」
ネコの甘くとろけたボイスにパイナップルになったヤギの格好をした羊である俺の冠芽はビンビンだった。
「...なんだ?」
俺はパイナップルの威厳のためあえて自分のできる限りのイケボを作って答えた。
「私の性器ってね、トゲが逆向きにたくさん生えているの」
まっまさかこのシチュエーションは...挿れてもらえる!?
「...したいんだろ?ほら、来いよ」
ネコの雰囲気が少し変わったように感じた。
「...でもいいの?入れる時は刺さらないけど抜く時は刺さるわよ...ちょっと刺激があるけど...」
「...それはむしろ快感だ、それに俺にだってトゲがある。たくさんの花が咲いたあとさ...もっとも、挿れられる時点でもう俺はいっちまうさ...さぁ遠慮なくやれよ」
この俺のセリフ、我ながらムラムラして電球を握り潰したくなる...と思っていると
「あっ...」
俺の冠芽にネコの性器が入ってくる...なんて快感なんだ...果肉は乱暴に押し広げられ離れる時のトゲが刺さって...もう...
『アアアアァァァァ!!』
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俺は術方 全、水色天然パーマの常識人だ。
「くそっ、あの野郎俺と会うことで力を増幅させるっていうシステムを組み込んでたのか、やられた!!」
俺があのヤギの格好をした羊の人間と、扇風機の子に会ってしまったため、今ここら一帯は大変なことになっている。
「...!この家にも被害が、生きているといいが...」
また家の中から悲しい波動を感じ俺は術を使って家の中に通り抜けるための空洞を作り、家の中へと入る。
家の中に入ればすねから血を流している少年がいた。
「大丈夫かい!?今、治すからね!」
とにかく傷を治し、記憶を消して...
「530」
「...はっ?」
その言葉の直後、少年は大爆発した。
ネコ視点はすでに投稿しておりますので良ければ見てください。