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あなたはこのパーティーに居るべきではない。もっと輝ける場所に行って欲しい

ラモン・ケイン 27歳 職業はテイマー。


テイマーという職業は動物や虫などの生き物を1種類使役し、それぞれの特性を活かして戦闘や生活に役立てる職業である……ラモン・ケインという男を除いて……



最近俺はこのパーティーに必要のない存在だと感じてきた。


このパーティーは初心者として冒険者登録をした少年少女達にギルドから依頼され、ソロで地道に活動していた俺が面倒を見るために結成した「若獅子の牙」という最近A+ランクに昇格したパーティーだ。


A+ランクとはAランクの中でも突出したパーティーに送られる特別ランクだ。これより上はSランクという歴史的な偉業を成し遂げた伝説のパーティーにしか与えられないランクだけだ。現在Sランクパーティーは悪神と呼ばれる存在を倒した「神を討つ奴隷」だけだ。


そんなパーティーの一員である俺がなぜこんなことを考えているというと、パーティーメンバーの俺以外の3人が優秀すぎて足を引っ張りすぎていると感じるからだよ。


剣士のハリーは1人でもSランクモンスターを討伐でき、国からも表彰されるほどの強さ。タイマンならこの国でも3本の指に入るんじゃないか


魔導師のネルは魔法学校を卒業して冒険者になったという異色の経歴の持ち主。実力は魔法学校での知識を駆使しモンスターに合わせた魔法をレアスキルの無詠唱で放てる天才。


そして僧侶のバージ…

こいつは回復魔法の腕なら間違いなく世界最高峰だ。

死んでさえいなければどんな重症でも必ず回復させてしまう。世界でも数人しか使えない最上級魔法を制限付きだが使用でき、その上魔力の回復速度が尋常ではない。1時間寝れば本当に全回復しやがる。


こんな完璧なメンバーに自分の力では戦えない俺はいてはならない。


明日の朝イチに3人にパーティーを抜けると話させてもらおう。


……抜けたら何しようかな






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