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リカちゃんの災難  作者: つちまろ
9/9

リカちゃんの誤算(2)

うわばばばば…



口を開いたらそんな言葉しか出なさそうで、私は口をぎゅっと結んだ。


リョ、リョウくんだ…うわばばば…むっちゃかっこいい、いけめーん…

つらい、かっこよすぎてつらい目がつぶれるなんだこれ同じ人間なのか…



脳内では台風に吹かれて舞いあがった私がブツブツ呟きながら飛んでる。



リョウくんでこれって、メインヒーローの瀬戸内アラタだとどうなるの、私、どうなっちゃうの…!?



リョウくんは、文化系キャラの名に相応しく黒ぶちの眼鏡をかけたクールキャラだ。

髪の毛の色は水色だが、実写版は青がかった黒髪になるようだ。


目は釣り目で一重。

唇は薄く、でもやわr(自粛)


むっちゃイケメン。


これからホームルーム中に行われる委員決めでは図書委員に立候補する。

休み時間は席で静かに本を読んでおり、リョウくんとの学校イベントは殆どが図書館。


もちろんそのイベントの中にはリカが受ける災厄が含まれている。

図書館で辞書が上から降ってきて足を折って入院したりなんかする。


なんでこのゲームは所々現実的なんだろう…



デートの時の服装はピュアもしくはカジュアル系がお好み。

場所は水族館、博物館、植物園等、静かそうな所を選べばOK。

好感度が上がると、遊園地やゲーセン等、嫌いそうな所でも付き合ってくれる。


むっちゃイケメン。



高感度マックス時のお化け屋敷でのイベントは垂涎ものだった。

お化け屋敷に手乗りで入ったものの、怯えたリカが無我夢中で暴れ、慌てたリョウくんがリカを落とさないように引き寄せ、気づくと頬~唇の間あたりに抱きついてしまうのだ。



飛びながらむっちゃイケメンテライケメンヤバスと叫ぶ脳内リカを放っておき、私はリョウくんから目をそらした。



「どどどどうしよう、こ、攻略したくなってきた…」



ぽそっと呟いた声をみっちゃんが聞きつけ、怪訝な顔をしていることには気づかずに。




その後、攻略キャラ他2人には遭遇することなく無事にホームルームを終え、みっちゃんタクシーに乗って帰宅した。


クラス一緒だと思ってたけど、違うんだな―。なんて考えながら。



ちなみにライバルキャラのあと2人には会った。

会ったというか、なっちが連れてきた。

各攻略キャラの相手となるライバルキャラはこうです。


・北野カイ(運動系)― 日向ナツミ

・内海リョウ(文化系)― 相沢シズカ

・瀬戸内アラタ(メイン)― 浮島アキ



シズカちゃんは、まさに静かなお嬢様。

身体が弱く、儚げな笑顔が庇護欲を誘う。

リョウくんのお家とは家同士の付き合いがあり、婚約者のような立ち位置にいる。



アキちゃんは、普通の女の子。

容姿も運動も勉強も平均クラスだが、アラタくんを一途に思い続け、サポートする。

ちょっとストーカーちっくに見える一面もあるが、良い子。

前世の二次創作では、アキちゃんはよくヤンデレにされていた。

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