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リカちゃんの災難  作者: つちまろ
1/9

巨大化って、まじ?

初めて投稿します。よろしくお願いします。




「――――――――あ、あれ?」



相模リカ、中学3年生。――10日前に卒業したから、高校1年生と言っておこう。

4月5日の入学式にはずっと憧れだった赤羽高校の制服が着れる…これはそんな矢先の出来事。


ちなみに赤羽高校の制服は有名デザイナーのソン・コヌシが手掛けたスーパー可愛いブレザーだ。



リカは、前述のセリフを言ったまま、「れ」の口を開いたままで自分の手のひらを見つめた。

――うん、いつもの手のひら…


そして周りを見回した。

リカの目に映った物、それは愛犬のゴマ(マルチーズ・1歳)、愛用のスリッパ、さっきまで着ていたもこもこパジャマ。


――うん、いつもの光景…でもなんか、でかくない?



そう、でかいのだ。

巨大化した、と言っても過言ではない。


ゴマは先日卒業記念で友達と行った動物園で見たライオンよりも、ゾウよりもでかい。

スリッパは158cmのリカが2人縦に並べるくらい、長い。

もこもこパジャマにおいては、砂丘みたいに見える。



もう一度部屋を見回す。でかい。何もかも、でかい。

ベッドなんて自力じゃ登れない、壁と化してる。

お気に入りのドレッサーも、全貌が見えないくらいそびえ立ってる。



「――――――――あ、あれ?」


本日二回目のセリフを言い、ほっぺをつねる。痛い。


「ゆ、夢じゃない……夢じゃ、ない…!?」




「え、何が起きたの?さっきまで何してたっけ…?」



今日は幼馴染と図書館に行く約束をしていたため、朝目が覚めてすぐに起き上がってルームスリッパを履いた。

ゴマが物音を聞きつけて半分開きっぱなしのドアから駆け寄ってきた。

「おはようゴマちゃん」と言いながら、目をつぶって大きなあくびをして…



目を開いたら、なぜかリカ以外のすべての物が、巨大化していた。





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