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プロローグ

始めまして、小森えると申します。


このたび小説を書く事にしましたが連載が不定期になる事はご了承下さい。


完全趣味でこんな感じの物語書きたいなと思い立ち書く事にしました!


読んで頂けると幸いです。

「...ここは何処だ?」


ふと、目覚めると全てが白い もやのかかった空間に居た。


俺は何故この空間に居るのか理解が出来なかった、そもそも自分が何者であるのかすら覚えていない。


今の自分が高校入るぐらいの黒髪中肉中背の男である事だけは何となく理解出来た。


「あっ!!やっと目を覚ましましたね♪」


声のする方を向くと金髪ショートヘアで白いワンピースを着た女の子が立っていた。


「君は誰?ここは何処で俺は何故ここに居るんだ?」


「それと自分自身の事を全く覚えてないのだが、俺の素性について何か知っていれば教えて欲しい」


俺が何も分からず軽く混乱している姿を見て、女の子はその事実を思い出したかのように話し出した。


「そうですね!最初から説明しなきゃいけないですね♪」


「まず私は<天使見習い>のアイリスと言いますね♪」


「ここは<下界>と<天界>の狭間の空間で名称は...覚えてませんね♪」


「君は亡くなってここに居る訳だけど、詳しい情報は...う~んと、う~んと」


天使見習いは唸りながら手に持った本をめくり始めた。


(見習い天使?頼りない感じするな...)


「死んだって事はこれから天国か地獄に行くのかい?」


「あっ...天界っていうぐらいだから天国に行けるって事だよな?」


自分が死んだ事実よりこの先行く所を気にするあたり、俺はあっさりとした性格なのかもしれない。


「いえ、天国には行きません」


「じゃあ、地獄に?」


「いえ、地獄にも行きません」


「という事はこの空間にずっと居る事になるって話かな?」


(良く分からん展開になってきたな...)


「異世界で暮らして頂く手はずになっているのですが...あっ!ありましたね♪」


「どうやら神様もビックリな残念な死に方をされたようなので天界に送らずに別の人生を歩んで貰おうという神様の粋な計らいですね♪」


「ちなみに記憶が欠落しているのは元の体から魂だけ引き継がれて他は再構築されているからですね♪」


「なんだよ、残念な死に方って」


「それ以上詳しい事は書かれてませんね!♪(キリッ」


「まあいいや、それで異世界に行くのは理解したけど異世界に飛ばされるのにまさか手ぶらで行けって事は無いよな?」


「えーとですね...本来であれば物凄いスキルや技をお渡しする所なんですがまだ天使見習いなので、そういう事はまだ出来ないんですよね......」


「ふーん、まあ終わった人生もう一度始めれるだけでも儲けもんだから別に良いけど」


「いえいえ、流石に何も無いのは申し訳ないので神様に駄々をこねて一つだけアイテムを貰ってきましたね♪」


そう言い放ち、どことなく現れた刀と思わしき物を俺に手渡ししてきた。


「神様に駄々をこねるってすげーな...ありがとう大事にするよ」


その刀を一回り見渡したが、その外装は紅蓮に染まっていた。


「一応言っておきますけど、それ<神様コレクション>通称<神コレ>の一つらしいんですよね!♪」


「へーもの凄い業物だったりするんだ」


「いえ、異世界で拾ったから大事にしてたってだけみたいですね♪」


「性能的には異世界では普通みたいですね♪(ニッコリ」


「そーなんだ、貰う物貰ったしその異世界とやらにそろそろ行きたいんだけど?」


「はい分かりました、異世界に行かれても私どもで何かしらサポート致しますのでご安心くださいね♪」


「了解、宜しく頼むわ~」


返事をした瞬間、体が光の粒に変わり意識がどんどん遠のいていった。


この時、天使見習いのサポートするという言葉を甘く考えていた。

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。


2016/07/25

※一部修正を加えました

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