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元魔王、下着を買いに行く

リエラと食事を済ませて部屋に戻った。


あとは風呂に入って寝るだけなので、先に風呂に入るように伝えたら風呂が何か分からないと言われた。今までは自分の体は浄化魔法で綺麗にしていたらしく、風呂というものに入ったことはないらしい。


仕方ないので今日はリエラと一緒に風呂に入ることにした。あの豊満なボディが見れると思うと少しワクワクする。


リエラと私は脱衣所で服を脱いだ。すると私はびっくりする事に気づいた。


リエラが下着をつけていない…


リエラは元々、鎧を装備していて先端が浮き出ることは無かったので気づかなかった。普通に鎧だけ着て上下は何もつけていないようだ。


魔王には人間のように下着をつけるという習慣がないのは納得いくけど、今後人間たちの元で暮らしていくのだから、目立たないようにしないといけない。


「リエラ、明日は買い物に行くよ」


「分かりました!何を買いに行くのですか?」


「まだ内緒」


私がそう言うと、リエラは少し不思議そうにした。下着を買いに行くと言ってもよく分からさそうだからそのままにした。


その後、リエラと入浴を済ませた。髪や体の洗い方などを一通り教えたあと湯船に入った。ついでにフォークやスプーンなどの使い方を教えてあげた。あとリエラの豊満ボディを目に焼き付けておいた。


入浴が済んだので着替えてベッドに入った。リエラには宿の客人用の服を着せた。1人用のベッドで狭いけど二人で寝ることにした。リエラは床でいいと言ったけど、さすがに床で寝かせるわけにはいかないので同じベッドで寝た。誰かと一緒に寝るのは久しぶりだった。



朝になって役所に向かう。昨日やり残した手続きなどを済ませるだけなのでリエラには宿で待ってもらうことにした。


役所に向かって手続きを済ませると、カイルさんがいる奥の部屋に連れていかれた。


「サナ様、こちらを差し上げます」


カイルさんはそう言って手帳みたいなものを差し出した。


「こちらは銀行の通帳でございます。サナ様は異世界からいらしたのでまだ住所がありませんね。なので、王国直々に依頼して口座を作っておきました。そこに今回の討伐報酬の合計である金貨15万枚が入っております」


なんということだ。思った何倍も早く報酬が渡された。今日は生活に必要な分だけのお金を先に支払って貰えないか聞こうとしたのに、その必要が無くなった。


私は報酬を受け取った後、カイルさんと役所の人達にお礼を言って役所を出た。そして、銀行に行って金貨10枚を引き出して宿に戻った。


「おかえりなさいませ!お待ちしておりました!」


部屋でリエラが出迎えてくれた。私を待っている間、外を眺めて待っていたらしい。とりあえず、魔王討伐後にやらないといけなかった手続きを全て済ますことができたのでリエラと買い物に行くことにした。


財布や日用品、そして何よりもリエラの下着を買わないと鎧なしで外に連れていくことすらできない。

一旦リエラには鎧を着るように指示して王国の商店街に行ってみることにした。


商店街を歩いてみると色々あった。リエラは食べ物に興味があるようだったけど、まずは下着を買わないといけないので我慢させた。 飲食店が集まるところを抜けると、小売店が沢山あった。女性用の衣服が売っている店を見つけたのでそこに入ってみた。


店の中には色々な衣類があった。服も足りていないので買っていくつもりだけど、ひとまずはリエラの下着。 店員に話しかけてサイズを測ってもらうようにお願いした。


しばらくするとサイズを測り終わったリエラが試着室から出てきた。店員にサイズは80と伝えられたけど、元の世界とは表記の仕方が違うので分からなかった。だけど、サイズ80のブラジャーはかなり大きかった。ついでに私のサイズも測ってもらった。私のはサイズ30らしい。数値だけならリエラの半分にも届かない。なんか悔しかったけど、衣服を選ぶのが楽しいのでそんなこともすぐに忘れた。


お互いサイズを測り終えたので上下セットの下着を3着ずつ買った。私のは1組銀貨3枚程の安価なものにした。リエラのは1組銀貨9枚の高級なものにした。自分のメイドが安い下着をつけてたらテンション上がらないからね。二人で合計銀貨36枚。銀貨は10枚で金貨1枚分の価値になるので金貨3.6枚分使った。


思ったよりお金を使ってしまったのでほかの衣服は安めのものにしておいた。そして、今日出かけたのは下着を買うためでもあるけど、もうひとつ重要なものを買うためでもある。それはリエラのメイド服である。下着の会計をする時に、特注ができる服屋がないか店員に聞いたところ、数個先の店がやっているらしいのでそこに行ってみることにした。


歩いてみるとすぐに店に着いた。店員に要件を伝えるとすぐに注文を受け入れてくれた。紙に絵を書いてどのような仕上がりにして欲しいか伝えてから金額の見積もりを行うという感じだった。金額は1着金貨10枚だった。フリフリをつけて欲しいとか素材は1番質のいいものにして欲しいとか色々注文してたら高くなってしまった。かなり高いけどメイドオタクの私には全く痛くなかった。何よりお金は今のところめちゃくちゃあるから妥協はしない。


とりあえず長袖と半袖3着ずつ注文した。合計金貨60枚の大きな買い物だったので貸付けを受けて払うかどうか聞かれたが、ドヤ顔で一括払いと伝えて店を退店した。納品は2週間後らしいので完成が楽しみだ。お金も忘れずに用意しとかないと。


ついでに財布や日用品を買って、帰りにリエラが気になっていた飲食店街に寄ってみることにした。何を食べたいか聞くと、リエラは肉が食べたいと答えた。なのでその辺にある串焼きの肉を買って帰った。


宿に帰る途中、リエラが魔王城にいた頃はどのような食事をしていたのか聞いた。どうやら、召喚魔法を使ってオークやワイバーンなどの魔物を召喚して狩ってそのまま食べていたらしい。リエラは1000年間ひとりで食事をしていたそうだ。そのことを説明している時のリエラは少し寂しそうな目をしていた。1000年も1人で過ごしていたのを聞いて私も少し悲しい気持ちになった。


リエラが今までに過ごしてきた間に何があったかを聞いた方が良いのだろうか。今はお互いまだこの生活に慣れていないのでもう少し時間が経ったら聞いてみることにしよう。

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