パパの「むしり」料理と、黄金のトンテキ
今日の夕飯作りまで志願したパパ(38歳)。
ママの怒りを完全に鎮めるため、そして冬の外で冷え切った体を温めるため、パパがキッチンに立ちます。
男の料理は「包丁を極力使わない」のが鉄則!?
パパ流のパワフルな献立で、6人家族の夕食タイムが始まります。
PM 5:30 調理開始:パパ、むしる
「よし、今日はパパが腕を振るうぞ!」
まだ少し鼻水をすすりながらも、パパはエプロンを締める。
まずは副菜。パパはまな板も包丁も出さない。
ボウルの上に、立派なキャベツを構えた。
「陽葵、見てろよ。これがワイルドな料理だ」
バリッ! バリバリッ!!
握力に任せてキャベツを豪快にむしり取るパパ。
「パパ、それだと大きすぎない?」と長女・陽葵(9歳)が心配そうに見守る。
さらに、カニカマを手に取り、
シュシュシュッ!
と親指で細かくむしり、キャベツの山へ投入。仕上げにゴマを「これでもか!」と振りかけ、豪快に手で混ぜ合わせる。
「はい、『キャベツとカニカマのワイルドサラダ』完成!」
「おぉ〜、なんか美味しそう!」と、つまみ食いに来た三女・結菜(4歳)が満足げに頷く。
PM 5:45 メインディッシュ:豚バラトンテキの誘惑
次に、厚切りの豚バラ肉が登場。
フライパンで焼き始めると、脂の焼ける香ばしい匂いがリビング中に広がった。
「パパ、いい匂い!」
2歳の颯太が鼻をクンクンさせながら寄ってくる。
パパは甘辛いタレを絡め、肉を黄金色に焼き上げる。冬の冷えた体に、このガッツリした肉料理は最高の特効薬だ。
PM 6:00 仕上げ:オニオンコンソメスープの温もり
最後に、じっくり炒めた玉ねぎの甘みが溶け出した「オニオンコンソメスープ」。
「外で凍えてたからな……温かいスープだけは譲れないんだ」
パパの魂の叫びがこもったスープが、家族全員のマグカップに注がれた。
PM 6:30 実食:ママの判定
食卓に並んだ「トンテキ」「ワイルドサラダ」「スープ」。
家族6人が席に着く。
ママ(33歳)が、パパがむしった大きなキャベツを一口食べる。
「……うん。包丁で切るより、断面がギザギザしてるから味がよく染みてるわね。美味しい」
「やったぜ!」
パパは小さくガッツポーズ。
「パパのトンテキ、最高!」と次女・澪(7歳)がご飯をおかわりし、長男・颯太はスープを「ふーふー」しながら一生懸命飲んでいる。
平和な、いつもの賑やかな夕食風景。
……が、パパは気づいた。
「……あ。しまった。フライパンもボウルも、全部油ギトギトだ……」
そう、この後パパは皿洗いが待っている。
鍋にフライパン無駄に使ったボール達
みんなが使った食器とコップ
家族6人分の洗い物、毎日やってるママに感謝しかない




