焚き火と星空と、6人家族の冬キャンプ物語
冬の澄んだ空気の中、3泊4日の大家族キャンプ!
38歳のパパにとっては、大量のギアと格闘する「大移動」ですが、子供たちにとっては最高の冒険ですね。ペット達は暖かい暖房の効いたお家でお留守番。
それでは、6人家族の冬キャンプ奮闘記
【1日目:設営という名の格闘技】
パパの車は、石油ストーブとツールームテントで視界ゼロの状態。
「パパ、私、足の上にオムツの袋が乗ってるんだけど」と長女・陽葵(9歳)が冷静に指摘する中、キャンプ場に到着。
設営中、2歳の颯太は「虫かご」を持って、いないはずの虫を探して走り回り、三女・結菜(4歳)はペグを「妖精の杖」にして隠してしまう。パパが泣きそうになりながら設営を終えた頃、ママ(33歳)が石油ストーブを点火。「あったか〜い!」と次女・澪(7歳)が飛びつく。初日の夜は、冷えた体に染みるバーベキュー。マシュマロを焼きながら、冬の夜が始まった。
【2日目:水族館と、ぬくぬくの鍋】
朝食は、薪ストーブの上で焼いたふわふわのパンケーキ。
車で40分の水族館へ向かうと、昨日のトカゲたちの影響か、子供たちは大水槽よりも爬虫類コーナーに釘付け。「ルリちゃんより大きいトカゲがいる!」と大興奮。
夕方、キャンプ場に戻ると冷え込みが厳しくなってきた。
今夜はお鍋。石油ストーブの上でコトコト煮込んだ鶏団子鍋を、テントの中で家族身を寄せ合って食べる。
「お家のいちごちゃんたち、今頃バスキングしてるかなぁ」
なんて、留守番中のペットたちを思い出すのもこの家族らしい。
【3日目:交流と、黄金の露天風呂】
この日は移動なしののんびりデイ。
子供たちは、隣のサイトのお兄ちゃん・お姉ちゃんとすぐに仲良くなった。
「ねえ、折り紙教えて!」「縄跳び、誰が一番長く飛べるか勝負!」
4人がキャンプ場を縦横無尽に走り回る間、パパとママは久しぶりに二人でゆっくりコーヒーを飲む……はずが、颯太が「ポップコーン作りたい!」と騒ぎ出し、結局バタバタに。
夕方、待ちに待った露天風呂へ。
キンと冷えた空気の中、熱い湯船に浸かる贅沢。
「パパ、お空に星がいっぱいだよ!」
結菜が指差す先には、都会では見られない満天の星。お風呂上がり、テントに戻って食べた焼きそばは、どんな高級料理より美味しかった。
【4日目:撤収の嵐】
最終日の朝。チャーハンで冷蔵庫の余り物を一掃し、そこからが本番の「バタバタお片付け」!
「陽葵、そこのポール持って! 澪、シュラフ畳んで!」
ママの指揮のもと、子供たちも総出で動く。2歳の颯太だけは、最後まで虫かごに「冬の思い出」という名の枯れ葉を詰め込んでいた。
【エピローグ:焚き火の時間】
思い返せば、3日目の夜の焚き火が一番静かな時間だった。
パインパインと爆ぜる薪の音。
「パパ、またみんなでキャンプ来ようね。今度は豆も連れてこれるかな?」
陽葵が焚き火を見つめながら呟く。
「豆は冬眠しちゃうから、また暖かい時だな」
パパがそう答えると、結菜と澪もパパの膝に潜り込んできた。
2時間かけて帰宅し、玄関を開けると「メー!メー!」とキンカチョウのメーちゃんがお出迎え。
暖かいケージの中で、ルリもいちごちゃんもラッキーも、いつも通りそこにいる。
「やっぱり、我が家が一番落ち着くね」
ママの言葉に、パパは腰をさすりながら大きく頷いた。
オムツ1袋を使い切った、最高に騒がしくて温かい3泊4日が幕を閉じた。




