外の世界。
―原生林―
ホズキ「それにしてもここの魔物は大きいですね。」
見える限りのいちばん大きいサイズの魔物は街の民家ひとつ分に相当するレベルの大きさだ。
ダリア「確かに大きいですがここ原生林の魔物は比較的穏やかな非好戦的な魔物が多いですよ。」
ダリアの言う通りなんども巨大な魔物の前を通っているが少し見られる程度で襲われる気配は一向にない。
アネモ「皆さん!止まってください!」
ダリア&ホズキ「!?」
アネモの合図ともにホズキたちの目の前に街の民家よりも圧倒的に大きなサイズのトカゲが落ちてきた。
ホズキ「こいつ、、城から出た時に見えたやつだ、もしかして俺たちは気づかないうちにこいつの縄張りに入っていたか、」
ダリア「アネモさん!ナワバリからでれば追われませんか?」
アネモ「いや、こいつはかなり好戦的な魔物。ナワバリから出ても恐らく追われます。倒すか、追い込んで向こうから逃させるしか方法は無いでしょう。」
確かにそのトカゲの目はナワバリにはいられた怒りよりも、獲物が罠に入ってきて嬉しいという感情が読み取れる。これはアネモの言う通り逃げるのは無謀だろう。
ダリア「戦います!皆さん武器を出してください!」
アネモ「ホズキ様は初めての魔物との実践でございますが練習と同じように落ち着いて対処してください、」
アネモの声は少し震え、怯えている。まだ未熟な俺を少しでも安心させようと強がっているのだろう。
ホズキ「行くゾ!こんな所で死んでたまるか!」
そう言って俺はトカゲの元へ走り切りかかった。




