始まり。
異世界犯行録書いてるつきのこです。設定思いついたのでとりあえず書いてみました。
この地「サード」に1人の勇者が生まれ落ちた。本来この世界では1人につき使える魔法の属性は1種類までと決まっている。しかし、真の勇者はその制限を無視し全ての属性を使うことが出来るのだ。この力はまさに魔王に打ち勝つための力である。そんな正義の勇者の壮絶な人生を描いた物語が今始まる。
―王宮―
メイド「ホズキ様。魔法のお稽古の時間でございます。」
ホズキ「分かった。今行くよ。」
窓から太陽の眩しい光が指す昼間の大きな王宮のひと部屋に勇者ホズキは小さく返事を返し椅子から立った。
―修練場―
ホズキ「絶対零度の力を持つ氷の精霊よ、今ここに汝の力を放出せよ!ヒョウガ!」
ホズキの手からは氷の力は出てこない。
宮廷魔術師「まだ出ませんか、ホズキ様は光魔法は得意なんですが。それ以外がなかなか上手く行きませんね。」
訓練に付き合って貰っている宮廷魔術師は首をかしげどうするべきか悩んでいる。日が落ちて辺りが暗闇に包まれてくる。
宮廷魔術師「今日はこれにて終わりましょう。」
ホズキ「はい、」
悔しさと魔法が打てない恥ずかしさでホズキは宮廷魔術師の顔を見て返事ができず、小さく声を出した。
宮廷魔術師「そんなに落ち込まないでください。今日出来なければ明日やればいい。明日もダメだったら明後日やればいい。それだけの話です。人生とはそんな毎日毎日の積み重ねでできています。今日を頑張らないものには絶対にやりたいことは出来ません。」
ホズキの顔に再びやる気溢れる表情が浮かんできた。
ホズキ「先生!俺できる気がします!」
宮廷魔術師「はい、これからも頑張りましょう。」
―王の間―
王「勇者よ。まだ光属性以外の魔法が打てないのか。お前は勇者だ18歳には度に旅に出なければ行けない。そのままでは魔王を倒すのは夢のまた夢。そこら辺の魔物に食われて終わるぞ。」
月明かりに照らされたとてつもなく広い王宮の王の間に王の低く威厳に溢れた声が響き渡る。
ホズキ「はい、すいません。絶対に18歳までには覚えます。」
王「うむ。期待しておるぞ。」
王冠の反射光で王の顔が見えない。果たして本当に期待しているのだろうか、それとも、、




