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最高位神官の美しきハイエルフは女装男子だった!!  作者: モール・ハジメ


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おてんばな姫君(ポリコレ式姫)

ド直球なおてんば姫が登場。

女神アマネア大神殿内礼拝堂(上記省略・・)

アマネア歴3512年12月9日

午前10時50分頃


ダークエルフと人間の上位種であるハイパー人間ヒューマンのハーフであるイルナン王国のパートリシエ・イルンナン・カレーラ姫が素早い足でアマニエリスたちが立っているところまで向かった。


自国の茶色の軍礼服を着ていた姫が大袈裟なお辞儀をした後、獲物を狙う狩人の目と隙のない甘い笑顔を浮かべた。


「多民族国家、イルナン王国の第一王女のパートリシエ・イルンナン・カレーラと申します。偉大な女神アマネアの地上の代理人であるアマニエリス・エーオマー大神官にお会いできて、大変光栄で大変うれしく思います。」


アマニエリスは正直、この姫が苦手だった。先のケータス帝国の王子にキスをされたことが忘れたかったし、最初に見た彼の悲しそうな視線に騙されたと思っていた。その彼の後に来たこの姫が明らかに強奪戦に参加する気満々に見えた。


「こちらこそ、多数な女神アマネア教徒と多数のエルフを国民と受け入れてくださる偉大なイルナン王国の第一王女、パートリシエ・イルンナン・カレーラ殿下に会えて、光栄にございます。」


「パートリと呼んでいただけると幸いです、アマニエリス猊下。」


アマニエリスは敬称を付けたとはいえ、名前で呼ばれたことが驚いた。


「はい、それでは私をアマニエリスと呼んでいただけると助かります。」


「はい、アマニエリス。」


獲物を狙う目が相変わらずだったが、王女は人懐こい笑顔になった。


「では・・・パートリは私と何をしたいと思い、参加したのですか?」


アマニエリスにとって聞かないわけにはいかない質問だった。


「もちろん、アマニエリスを私の妻、生涯の同性パートナーにしたいと思い、参加しました。」


「お気持ちが大変嬉しいのですが・・・我が国では・・・」


「わが王国では可能ですし、イルナン王国式で是非お願いできたらと思っている、アマニエリス。」


「わかりました、でも私はまだ何も決めていませんわ。」


「私はもしもアマニエリスと夫婦になったら、国では男性貴族とも婚姻関係し、子どもを産む予定があるの。あなたと同性のパートナーで王宮に住む。」


「ああ・・・はい・・もうしっかり私のと人生設計プランができておりますね。」


「はい、アマニエリスを一目見てから、そう決めたの。」


「それはそれは、うれしいね。」


「政治抜きな話だが、アマニエリスを生で見るまでそれほど乗り気ではなかったの。でもアマニエリスを見て、気が変わったの。あなたがほしい・・・凄くほしい・・・」


率直な告白でアマニエリスが驚いた。本来なら同性婚に当たらないものの、アマニエリスは対外的に女性になっていたので困ったことになった。


「ありがとうございます。では婚期祝福際開催中にまた話しましょう。」


アマニエリスは驚いていて、動揺していたのでこれしか言えなかった。


「楽しみにしているのよ・・・アマニエリス・・・」


アマニエリスは一瞬、その人懐こい笑顔が可愛いと思った。


「では後ほど、パートリ。」


「後ほど、アマニエリス。」


それからイルナン王国の第一王女は再び前に立っていた3人に向けて大袈裟なお辞儀をし、自分の立っていた位置へ戻った。


アマニエリスは彼女のことを苦手と思わなくなった。但し、万が一自分は女装男子であることがばれたら、大変なことになるのではと不安に駆られた。

一番不安になったのは自分はどんなに女性的に見えても、男性であることに変わりなく、神聖魔法の常識を覆すこと存在であることも。。。そして自分自身が男性が好きであることを自覚したこと。


「マラック・・・」


アマニエリスは思わずつぶやいた。そして一瞬、ヴァンパイアのロスカンの時よりずっと強い性的衝動に駆られたことに気付いた。頭の中に自分と魔族の王子が大きなベッドで激しいセックスをしているイメージが明確に浮かんだ。


「大丈夫か?少し休むか?アマニエリス。」


伯父である国王カイゼンは聞いてきた。父親であるカイテンもアマニエリスを心配そうに見ていた。


「大丈夫です。。申し訳ございません。」


カイゼンがカイテンにまた目で合図し、要人の謁見を続くように促した。


礼拝堂に集まった全員が注目していた。小国や地域、部族の王族と貴族は別として、この大陸の7つの大勢力のうち、2つがまだ残っていた。大陸南部のサーラン王国の王子、レストス・サーランと大陸の東にあるレイマン平原の中央にある獣人連合国、オステア共和国の第20代大統領、ジュアン・テレスコンだけがまだ呼ばれていなかった。最後に呼ばれた者はエルフ連合国家、エリテリア宗教国にとって、もっとも地位が低い国になるからだった。


サーラン王国、衰退している国と言っても過言ではない。以前はドマーゴン公国と並んで、大陸の頂点を争う兵力、ケータス帝国と肩を並べる経済力を誇っていたが国内にある複数のダンジョンが相次ぐ閉鎖になったため、状況が一変した。大陸にある10大ダンジョンのうち、サーラン王国内にある5つが魔力枯渇で閉鎖されたため、冒険者と商人の出入りが激減した。大ダンジョンでは今運営していたのはベロメナン・ダンジョンのみでこの大陸の大小にかかわらずダンジョンの大半はサーラン王国にあった。残りはエリテリア宗教国10大ダンジョンの一つ、エレオネア・ダンジョン、ケータス帝国のシーミヤー・ダンジョン、魔王領にあるセクレア・ダンジョンだけだった。


オステア共和国、様々な獣人の巨大な連合国家。獰猛さ、狡猾さ、兵力、土と風魔法の強力な使い手を多数控えていた新興国であった。中級レベルの3つのダンジョン、鉱物資源が豊富な土地、農業に適した広大な土地も持っていたが、まだケータス帝国、エリテリア宗教国とイルナン王国には負けていた。


宰相であるカイテンが再び前に出た。次の要人を呼んだ。


「オステア連合共和国、第20代大統領、ジュアン・テレスコン閣下。」


その発表を聞いて、サーラン王国の王子、レストス・サーランが深いため息をした。

ライオン獣人であるジュアン・テレスコン大統領が歩き出した。



礼拝堂にいる全員はまだ知らなかった。東の大陸アーモレアの大国、アーモレア連邦合衆国の魔法科学飛行戦艦で第7飛行艦隊の旗艦であるパイーゾン号はエイーストン海を渡って、エリテリア宗教国の首都エリアステス市へと向かっていた。
















挨拶が続くが・・・更にお呼びでない者たちも参加する気配。

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